仕事の道具「FreeHand」
今日の気温予想は、関東地方で35℃以上のこの夏3度目の猛暑日だそうです。
盆休みもそろそろ終わりに近づき、立秋は過ぎていますが、夏の勢いは衰えませんね。
今日は、私の仕事に使う道具を紹介させて頂きます。 仕事の道具といっても、おせんべい作りのものではなく、パソコン用のアプリケーションです。 おせんべいの表面にイラストや文字をプリントできる「ぷりんたぶるせんべい」には、そのデザインをお客様からご指定いただくことがほとんどなのですが、まれに、手書きのイメージを頂戴したり、お客さまのイメージをお伝えいただき、100%こちらでデザインするケースもあります。 その際のデザインや広告チラシなどの印刷用の原稿制作などに私が使っているのが、Macromedia社の「FreeHand」というアプリケーションです。
同社は、Web用のオーサリングソフト、DirectorやFlash、HTMLエディターDreamWeaverで、有名ですが、ベクターグラフィックスソフトFreeHandはその歴史も長く、Adobe Illustratorと双璧を張っていました。 ただ、米国では、ユーザー数が2つのソフトで、ほぼ同じ数のシェアを持っていたようですが、日本ではIllustratorのユーザーが圧倒的に多く、FreeHandユーザーは、アマチュアレベルでは、ほとんど見かけません。 2005年頃、Adobe社が、Macrodedia社を買収したことにより、FreeHandはVer,11で新規開発を終了することになり、新しいバージョンは発表されないことになりました。 個人的にはとても残念ですが、私レベルのユーザーには、現在愛用しているVer,9でも十分すぎる機能なので、当分は使い続けるつもりです。
心配なのは、PCの環境が変わり、OSがアップグレードしたときに、対応されなくなることです。
Adobe社のアプリケーションのインターフェイスが苦手な私は、FreeHandの直感的な使い勝手が手になじんでいますので、今後の乗り換えはとても億劫です。 しかし、救われるのはIlustratorには、解説書が山ほどあるので、以前のように本探しで苦労することは避けられそうです。
あのロングテール商法のAmazonで検索しても、FreeHandの解説本は数冊しかなく、それも、元々の販売元アルダス社が扱っていたVer,3時代も含めてなので、いかに日陰の身かが推し量られます(笑)
←希少なマニュアル本
もともと、グラフィック系のソフトは、Mac用しかなかった時代が長く、FreeHandやIllustraterがWindowsに移植されたのはそんなに古い話ではありません。当時はWinユーザーには高機能グラフィックソフトの選択肢はほとんどなく、今は天国のようです。
わたしも、Ver,7からのユーザーなので、付き合ったのは後半のみですが、企業の思惑で老舗ソフトが消えてゆくのには、複雑な思いがあります。
●海外にはこんなサイトもfreehandsource.com
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