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2026年2月27日 (金)

パックンの正論

毎朝視聴している、テレビ東京の情報番組「テレ東BIZ」。経済のトレンドを上手にまとめてくれるので、いろいろなシーンでヒントをもらっています。お笑い芸人で、高学歴と豊富な知識をベースにしたコメンテイターとしても大活躍している「パックンマックン」の、パトリック・ハーランさんが担当しているコーナーがあります。その名も「パックンの眼」。アメリカの今を紹介しながら、日本人の私たちにも示唆を与えてく入れるテーマに、毎回興味を惹かれます。

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今日の話題は「時間とお金 貰うならどっち?」というもの。アメリカ人に行ったアンケートで、①1週間分のサラリーをもらう。 ②1週間の有給休暇をもらう。欲しいのはどっち?という内容に沿ったものでした。結果は②が多かったということで、理由も何となくイメージできますが、パックンの分析が鋭いものでした。1週間のサラリーは年収の50分の1=2% 1週間の有給は、普通のビジネスマンには、年休2週間ほどの2分の1=50% どっちが価値があるか一目瞭然。なるほど~と感心しました。なかなか、そういった計算に思い至るひとは少ないのではないでしょか。

ここからが本題です。休暇に価値があると考える人が多いのは、所謂ワークライフバランスが大事という、最近の価値観に沿うものです。しかしアメリカの現実では、ビジネスマンの3割近くが休日に副業をして、収入増を図っているとの調査結果も披露されました。休みは欲しいけど、現実には収入が大事ということらしいです。パックンは言います。若いうちにワークライフバランスを重視しすぎて、余暇をふんだんに取ると、一生働かなくてはならない。アメリカで老後心配なく過ごすには、2億円の蓄えが必要だ。だから、若いうちはがむしゃらに働いて手取りの2割を投資に回そう! S&Pまたはオルカン市場に投資すれば、30年で8倍になるから老後資金は賄える! 個人投資家としても有名なパックンらしい主張だと思いました。私も同感です。

Sp今の投資家には常識となったアメリカ市場のこの値動きですが、翻ってこの期間の日本市場状況を見てみれば、バブル期に付けた最高値を抜くのに30年以上かかっています。ひと昔前の日本人投資家、ほぼ国内市場への投資が主だったころ、新聞の市況を見ながら株屋さんに電話で売買の指示をしている先輩方の姿をよく見ていました。この間アマチュアの投資家が、安定的なリターンを得ることが難しかったことは想像に難くありません。かくいう私も、過去にはたくさんの授業料を払ってきました。その後、インターネットが一般に広まり、多くの情報を得ることで投資家のリテラシーも高まりました。やがて、ネット証券の登場で環境も変わり、様々な市場や銘柄への投資が可能となり、今の状況になっているのだと思います。

効率的市場仮説という用語をご存じでしょうか。「株価には、その時点で入手できる情報がすでにすべて反映されている」という考え方です。有体に言うと「うまい話は、もう株価に入っている」つまり、市場に於いて、自分だけが他人を出し抜いて儲けることは簡単ではないという根拠となっている説です。実際に、ファンドマネージャーの勝敗はほぼ50%に近いとも言われていますから、プロでも常勝は難しい訳です。だからこそ、アマチュア投資家は「インデックス市場への投資が有効」という結論になるわけで、数年前から実施されている「NISA」でも、世界株市場やアメリカ市場へのインデックス投資が大きな割合を占めているのも、参加者が合理的なスタンスになっている証拠だと思います。

私がこの考え方を知ったのは、その多くの著書をフォローしている作家、橘玲氏の「臆病者のための株入門」という新書を読んでからです。発売は2006年とのことですが、私が手にしたのはもう少し後。願わくば、30歳代のときに出会っていたら、もう少し違った資産形成ができただろうと思う、投資についての大きい示唆が書かれています。おそらく、パックンを含む多くのアマチュア投資家が拠り所にする考え方が網羅されていたのではないかと思っています。本は、随分前に息子に譲ったので手元にないですが、30歳代前半の息子夫婦が、将来に向けての役立ててもらえることを願っていますが。

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