平成30年を振り返って
今年も、今日一日を残す亥のみとなりました。例年通り、歳末の需要期で、慌ただしく迎える大晦日となりそうです。仕事に取りかかる前の少しの時間、今年一年を振り返って見たいと思います。
●今年最後の日の出。いつもは、日の出時間にはおせんべいを焼いていますが、大晦日は、自宅3階の窓から見ることができます。
最初に脳裏に浮かぶのは、5月に生まれて初めて体験した入院と加療です。およそ3週間の長きに渡り、仕事が出来なくなるという経験は、小規模事業主にとってインパクト大で、会社の運営について見直しに取り組まざるを得ないエポックでした。常々、ある程度の想定はしてはいましたが、いざ直面してみると、やはり対応に苦慮することも多く、幾多の課題を残す結果となりました。そんな中で状況を救ってくれたのは、インターネット環境を含むITツールです。幸い、今回治療が必要だったのが、片目だけだけでしたので、日常生活で制限される事象が少なく、仕事に関わる様々のデータ類の入手、病院会社間のコミュニケーションもある程度取れました。少なくとも、取引先やWeb予約くださっていたお客さまへのご迷惑は、最低限に抑えることができました。
とはいえ、今回は、診断から入院まで1日の猶予がありましたので、最小限の対応が可能でしたが、これが、即日のことであったらお手上げです。今年の事態を教訓に、バックアップ体制を作る必要性を痛感しています。
2点目は、今年一年を表す文字として選ばれたことにも象徴される「災」です。7月に西日本を襲った豪雨災害。広島県に住む学生時代の友人が被災し、家を失うという事態に遭遇してしまいました。年齢が一歳上なので、来年定年退職を迎える直前という時期で、気の毒としか言いようがありませんでした。当然、彼の人生のロードマップが毀損され、リタイア直前にこれからの人生について、見直しを余儀なくされることになるでしょう。今でも交流が続く、当時から仲の良かった友人数人で相談し、見舞金を贈りました。潤沢と言うわけにはいかず、当座の手当くらいにしかならない額ですので、後のほとんどは、自助になるのは予想されることです。幸い、彼自身や家族の身に危害が及ぶことはありませんでしたので、元気であれば道は開けると信じて、応援して行こうと思ってはおります。大災害が起きる度、自分自身に起きたらと考えてきましたが、身近に起きたことで、益々リアリティをもって受け止める機会となりました。
ここまではネガティブな事態を、今後にどう生かすかという話しでしたが、残りは前向きなお話です。
今年初めからオファーを受けていた、大手流通イオンショッピングセンター橋本駅前店との取引きが、初夏から始まりました。風林堂の立地は、市内の南端に位置にあります。平成19年の合併で、とても広くなった相模原市にあっては、物理的商圏が市の四分の一程度をカバーするに限られていましたが、今回の取引きで、市北部の皆様へのアピールができるようになり、取引開始から順調に売り上げをいただいております。来年以降の展開についても期待が持てる状況なので、積極的に取り組んで参りたいと思っています。
もう一点、こちらは降って湧いたような話題でしたが、11月の初め、地元のテレビ局、TVK(テレビ神奈川)の番組取材とオンエアがあり、その好影響が長く続いているということです。オンエア当時このブログにも書きましたが、ローカル局とはいえ、さすがにテレビ番組の力は大きく、放映から二週間余りは、番組を見てのご来店。あるいは、店までの経路を教えて欲しいという問い合せが多数続き、慌ただしい日々が続きました。このブログや、風林堂ホームページのアクセスも飛躍的にアップしました。こうした繋がりを持って下さったであろう新規のお客様が、年末の時期に、再びギフト購入にいらして下さっているようで、例年の年の瀬とは、少し違った様相になっているのも感じております。
大晦日、始業前のひととき、ざっと振り返ってみましたが、この他にも大小様々の取組みをして参りました。来年に向けて、いくつかのプランも温め、実現に向け動き出したいと思っております。あと一日、お客様をお迎えし、一年を締めくくりたいと思います。
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