« DNAの本 | メイン | 行動経済学の本より »

2021年4月 4日 (日)

映画感想文「ノマドランド」

SNSに投稿した短いものの転載ですが、久しぶりの映画の感想文。

年始めてスクリーンでの鑑賞。何というか、久しぶり映画に圧倒されるというか、しばらくボーゼンとする感覚です。すごいスペクタクルがあるとか、ストーリーが秀逸であるとか、心揺さぶられるとかというのでは全くないのですが、考えさせられることが あまりに多くて頭の整理がつかないです。ジャーナリストのジェシカ・ブルーダが、ワーキャンパーの取材を元に書いた『ノマド 漂流する高齢労働者たち』をベースに作っているのでしょう。本の主人公リンダ・メイも、実名で登場しています。(演者についてはエンドロールを見て驚愕します)公的年金の不足による「定年の消滅」によって一生は働かざるを得ない人々。家賃高騰で稼ぎの半分が住居費に消える国。望む望まないにかかわらず、ハウスレス人生を選ぶしか無い高齢の人々。「ノマド」として生きる人物達が、全員白人であること。超大国アメリカのいろいろな影をテーマにしているのですが、登場人物達を見つめる視線の暖かさがとても心地よいです。広大な国土の移民が作り上げた国と、狭い島国で大多数が同じ民族で構成される我が国との違いを実感する機会にもなります。
毎日仕事に追われ、自由になる時間が少ない皆さんに是非見てもらいたい。登場人物が語るセリフの一言一言が、心に染み入ること間違いなしです。


Photo
2021年4月1日 TOHOシネマズ海老名にて

映画通のFacebookフレンドが、この作品について、同じ監督が撮ったザ・ライダー(2017)が、傑作でそれを観た主演&プロデュースのフランシス・マクドーマンドが抜擢したのだという話しを教えてくれたので、そちらも是非鑑賞したいと熱望しているとろです。


0120

手焼きせんべい風林堂のホームページ せんべい印刷「ぷりんたぶるせんべい」
●店長酒井浩の私的興味事を中心に書いているブログ相模原徒然
●おせんべいに印刷「ぷりんたぶるせんべい」へのご注文お問い合わせ先
疫病退散アマビエせんべい

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

フォトアルバム
Powered by Six Apart

風林堂サイト

Facebook

Analytics

  • Analytics

手焼きせんべい処相模原風林堂のおせんべい日記

サイト内検索