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2010年3月21日 (日)

春のお彼岸

 おはようございます。相模原手焼きせんべい風林堂酒井浩です。

 昨夜は凄い風が吹きましたね。その名の通り元々「原っぱ」の多い相模原市は、空っ風も多いとも伝えられていますが、昨夜の強風には驚きました。 今朝にはすっかり治まっていましたので、連休中にお出かけの方は、一安心ではないでしょうか?皆さまお住まいのところではいかがですか?

 今日3月21日は彼岸の中日、暦で言い換えれば「春分の日」です。 ご先祖の仏様がいらっしゃるご家庭では、ご供養をされると思いますが、彼岸の謂われ等について、なかなか含蓄のある掲載をネット上より見つけましたので、ご紹介したいと思います。


●お彼岸とは

お彼岸は年二回、三月の春分の日と九月の秋分の日を「中日」として、その前後三日ずつを合わせた一週間を「彼岸」といいます。

 お彼岸という言葉は古代インド語の「パーラミター」を「到彼岸」と訳したことに由来します。極楽浄土という理想の郷(悟りの世界)を意味しており、 迷いや苦悩に満ちたこの世の「比岸」(しがん)に対して理想の彼方のところ(彼)をさす言葉です。仏教では悟りをひらいた人は彼岸にたどり着く事ができる とされています。

お彼岸にはお仏壇やお墓を美しく整え、花や水、故人の好物をお供えし、線香や灯明をあげて供養します。なお、彼岸の行事は、インドにも中国にもない 日本独特の行事です。

●お彼岸中の心得

 Ie070923 彼岸の入りには、ご家庭のお仏壇の中やまわりをいつもよりていねいに掃除して新しい水や花、それに、故人の好物、季節の果物や五目寿司やおはぎ、彼岸団子 などをお供えします。
   お彼岸には、お盆のときのような儀式としてのしきたりはありませんが、人間の原点ともいえる行事です。お彼岸の間は毎日、朝晩、お仏壇に灯明やお線香をあげて礼拝し、お供え物を絶やさないようご供養してください。

●お彼岸の供え物

  お彼岸のお供えになくてはならないものが、ぼた餅やおはぎです。
どちらももち米を蒸したものを丸めてそれに甘く煮た小豆をからめたものです。
 両者のちがいは、春彼岸には牡丹の花をかたどって丸く大きめに、秋彼岸には、萩の花をかたどってこぶりで長めに丸めてつくり、春は「ぼた餅」、秋は「おは ぎ」とよんだといわれます。日本人の季節関する繊細さが美しく表現された言葉ですね。

●お彼岸の夕日Hgn_yuuhi

   春分、秋分の日は、ご存じのように、昼と夜の長さが同じになって、太陽は真西へと沈みます。
この日をはさんで前後一週間が「お彼岸」です。だから「お彼岸の中日」の夕日には功徳があり、その彼方には極楽浄土があるといわれます。
お彼岸にはご先祖様のご供養とともに、ご自分の浄土への願いも込めて、春分、秋分の日には、ご家族そろって西日の沈む彼方に向かい、胸の中で念仏をとなえ てみたらいかがですか。夕日の向こうには、極楽があることをこころに描いて。


 いかがでしょう?ほとんどが他の方の記述から頂戴した受け売りですが、本来日本人が持っていた美徳を表わす、いい内容だと思いませんか? 年に数回でも、先祖や血族に思いを巡らせ、感謝を捧げ、今ある自分自身を省みる機会になれば、有意義かも知れませんね。

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