相模原漫画の大家「市村章さん」
おはようございます。手焼きせんべい風林堂 酒井浩です。
数日続いた雨模様の空が、今朝は久しぶりに晴れ上がりました。早春と言うより真冬のような気温ですが、気持ちの良い青空には心も晴れてきますね。
今日は10年来いろいろお世話になっている、地元相模原在住のベテラン漫画家で、色々なメディアで長く活躍されている市村章さんを紹介したいと思います。
氏は長野県のご出身。多摩美術大学で油絵を専攻され、卒業後日活撮影所美術部入社、映画の美術の仕事を経て、漫画家に転身。 ほとんどの大人漫画週刊誌に長く連載を持たれ、後に路線変更、風刺漫画を主な仕事に。朝日新聞、日刊ゲンダイを舞台に作品を掲載、週刊東洋経済では「政治笑」の連載を25年余り続け現在も継続中。長いキャリアを誇る大ベテランです。
市内の相模台にある、ご自宅兼アトリエにはたびたびおじゃまさせていただき、いつも楽しいお話を聞かせていただいています。
写真は、デスクでお仕事中の風景。回りには膨大な資料や、作画のツール、かつて熱中されたという趣味の遺産などが所狭しと並べられていて、それはまるで創造ワンダーランドです。
ご覧のように原画の制作は肉筆でなさっていますが、最近は着色をPCでされることも多いようで、ベテラン漫画家の仕事場も電子化が進んでいるようです。
昨年夏には先述の、週刊東洋経済過去の掲載分をまとめた「政治笑1984→2010」を出版され、ありがたいことに私も一冊頂戴しました。
風林堂のHPに掲載している「さがみっぱらのむかしばなし」は、氏のイラストを使わせてもらっていますし、リアルの店舗にも大きな絵を飾らせてもらっています。
現在東洋経済新報社のサイトで、「漫画で読み解く石橋湛山」という連載開始、久々の長編作品に挑んでおられます。
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