設備投資資金
来年春頃に向け、新しい商談を進めております。まとまると、年商に占める割合がそこそこに大きくなる取引きなので、平行して製造の環境を更新することも検討しています。
設備投資と言えば気になるのが資金です。早速地元の金融機関に相談を持ちかけたところ、今期の決算がまあまあだったこともあり、融資OKという快い返事をもらえました。地域密着の信用金庫なので、中小企業向けの割と良い条件を提示してくれ、有りがたいなと思っていました。
その後、機械屋さんとの見積りや仕様の交渉をしている間に、こんどは地元の商工会議所の告知で、政府系金融機関の資金融資があることを知ります。これは何と、返済期間中36ヵ月分は、金利の70%を市が補助してくれるという好条件。元の金利は、先の信金とほぼ同じなのですが、これは大きな差です。
どちらを使うべきか明らかなのですが、心情的には民間の信金を優先したいと思うところもあり、ちょっとした葛藤に陥る訳です。いえ、勿論人情より実を取ることになるのは間違いないと思いますが、もう少し高い目線から見れば、これは明らかに所謂民業圧迫の例と思えます。こういった例は他にも有り、民需活用で景気浮揚という政府のかけ声とは、若干違う現実もあるのではなかろうかと、ふと思ってしまうのです。
(勿論、民間金融機関と連携した、行政の補助制度も別には存在し、既に利用もしております。念のため)
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