年末に思うこと
2014年もあと一日を残すだけとなりました。個人的に振り返ってみると、仕事に没頭し、ある程度の結果が残せた一年だと思っております。特に、夏から初秋以降は、お休みをほとんど費やさねばならないくらいの仕事量となり、厳しいながらも充実していたと思います。その一方で、趣味や余暇を削らなくてはならない状況には、ややストレスもありますが、50代男としては喜ばしいことと、ポジティブに受け止めるべきでしょう。
この結果を、先日の総選挙で大勝した、与党政府の政策の恩恵と受け止めるべきか、あるいは自分と会社の努力の結果と受け止めるべきか、その両方なのか、確たる分析が出来るわけもありません。しかし、常々思っているのは、小規模事業者の場合、経営状況の優劣は、基本的に経営者の努力がすべてではないかということです。勿論、好不況がまともに反映される企業もあるとは思いますが、対象とする顧客や市場が限定される小企業の場合、世の中の大きな流れ、例えば全体の個人消費が数パーセント増えたというような状況が、自身の売り上げに即反映されるということは、考えにくいのではないでしょうか?(だからトリクルダウン説には否定的です) 効率的な市場においては、競争力に長けた企業が成長し、そうでない企業は退出を余儀なくされるというのが大原則であり、私たちもそれから逃れられる訳はありません。
一方、私たち小事業者にとって、インターネットの普及に伴い、市場が劇的に広がったことは大きな恩恵です。この無限のマーケットに向け、自社のサービスや商品への支持をいかに獲得し、売り上げに結びつけるか、経営者達は常に考え努力すれば、自ずと結果は付いてくるのではないでしょうか。 「伽藍を出てフリーなマーケットへ」が、これからの経営スタイルだと確信しております。
新年には新商品の投入と、新規の商談が決まっています。新しい年が着実なステップアップに繋がるよう、気持ちを引き締めて最後の一日を過ごそうと思います。
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