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2017年10月14日 (土)

「健康食品では病気は治らない、好転反応もない」

最近、消費者庁が、巷に流通する健康食品について、購入や摂取につてい、注意を促すパンフレットを発行したそうです。Photo_2健康食品の問題点をとてもわかりやすく、解説しているようです。

消費者が陥りやすい問題5点を挙げていますが、とりあえずこれらの答えは「すべてNo」だそうです。健康でありたいという願いは、誰にもあると思いますので、食品を摂取することが、その一助になるのであれば、試してみたいという気持ちは、理解できます。そういった、消費者の期待に訴えかける広告に、気をつけるようにというのが、概略です。

Q&Aの、最初に書かれていますが、「健康維持の基本は、栄養バランスのとれた食事、適度な運動、十分な休養です。この3つに代わる健康食は有りません」という一文に集約されていると思いました。

http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/food_safety/pdf/food_safety_171002_0001.pdf

詳しくは、公開されているパンフレットや、関連解説記事をお読みいただくとして、こういった問題点は、販売する側に、消費者の誤解を利用して売り込みたいという意図があるところではないでしょうか?

メディアで良く目にする健康食品のCMには、効果があったという利用者(著名人であることが多い)の経験談を伝えるという手法がよく使われますね。広告は、「景品表示法」で、規制されていて、所謂「商品に実際より良く見せかける表示」を入れることができません。これを回避するため、効能を伝えるのではなく、経験談に置き換えているということなのでしょう。でも、良く見る著名人や、年齢の割に美しくて若々しいモデルが、「これを摂取したら(使ったら)、とても元気に(若々しく)なりました」と言われると、それを、効果の例として認識してしまうのが人の認知バイアスです。(すべての方に効果を保証するものではありませんと、小さく但し書きされていますね)

日本は、自由な市場主義の国ですから、法を守っていればどんなものを売っても良いはずですが、こういった騙しに近い商品は、「見えざる手」の力だけでは、排除できないということでしょう。役所の対応もにも、理解できます。

健康食品すべてに、全く効果が無いわけではないと思いますが、健康になりたいと思って、購入、摂取した食品に、効果が無かったり、健康被害に繋がったりしては、意味がありません。賢い消費者となって、自分の身とお財布は自分で守るという以外に、対応策はないでしょう。

助けになる情報も公開されています。国立健康・栄養研究所のデータベース 読みやすいHPとは言えませんが、成分についての情報が詳しく記載されています。

Photo

以前読んだ、消費者が陥りやすい心理や、市場の歪みを解説している書物です。自己防衛のために、かなり為になりますね。

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