小劇場でヨーロッパ映画
昨日、SNS繋がり映画仲間の集まりがあり、久しぶりに都心に出かけました。会合(飲み会)は夕方なので、毎回その前に、一部メンバー3人で、昼食と映画鑑賞するのをルーティーンにしています。今回も同様に小劇場に行きました。「コット、はじまりの夏」2022年アイルランドの作品です。原題は「THE QUIET GIRL 」(静かな少女)。1981年のアイルランド農村を舞台に、9才の少女が体験するひと夏を描いた、とても静かな作品です。超絶良かったです。このところ、配信を含めて、なかなか良作に当たらないな~と思っていましたが、昨日は久しぶりに「じ~~ん」とさせてもらいました。登場する人物たちの会話が極端に少なく、カットが短く、説明的なシークエンスもほとんどないので、物語の背景や主人公の心情にすんなり入り込むのが若干難しいのですが(状況設定は至ってシンプルなのですが)主人公のコットが、慣れない家に馴染んでいくのに平行するように、見ている私たちに共感が湧き出てきて、いつしかコットのこころに寄り添う、あるいは、重ね合わせているのに気付きます。そして、見終えたときには、その演出の意図がぐっと心に迫ってくるのです。2010年生まれという主演の女の子の可憐さ、少ないセリフのなかで、微妙なこころの動き醸す演技も自然で、驚かされます。こういうタイプの作品に、高評価の映画賞を与える欧州の映画環境はとてもエライ!と思うのでありました。
都内某所で集まる、映画好きの面々はこちら。元々「大人のシネマファン倶楽部」というグループが母体ので、おじさんばかりですが、年齢、職業、住む場所はばらけています。
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