« 2025年4月 | メイン | 2025年6月 »

2025年5月

2025年5月25日 (日)

木曽路

4月末日でお店を締め、納品先も限定的になりましたので、せんべいを作るペースが大分落ちて、自由に使える時間が増えてきました。好きな映画鑑賞の機会が増えたり、写真撮影に出かけるチャンスも増えてきそうです。

今回は、久しぶりに旧中山道、木曽の宿場を訪ねてみました。有名な馬籠宿と妻籠宿を結ぶ旧道。馬籠峠を越えるハイキング道を徒歩で散策。新緑の山路を堪能してきました。地元の観光情報によると、馬篭から妻籠に戻るほうが楽だとのことで、妻籠宿の駐車場にクルマを止めてバスで馬籠宿まで行き、歩くことにしました。約3時間のコースと案内されていましたが、途中で写真を撮りながらなので、プラス1時間、およそ4時間かけての行程となりました。昼過ぎに馬篭に着き、夕方妻籠に付くようなスケジュールを立てたので、昼間は賑わう宿場も17時過ぎにはほとんど人影が無く、静かな佇まいを見ることができ満足でした。峠道では、多くのハイカーと行き交いましたが、ほとんどが外国人。それもほぼ白人の方々。観光地で多く見られる中国系のアジア人は極少数でした。物販店が多く、新築された建物も多い馬篭には多くの日本人観光客がいましたので何となく、楽しみ方の違いを垣間見るようでした。

初めて訪れた東日本大震災の後で泊めて頂いた旅館「藤乙」さんは営業を終えられているようで、残念ながらお尋ねすることは叶いませんでした。前回のブログ記事

Photo馬籠峠を目指して歩き出し、程なく出会った爽やかな風景。新緑の楓が大好きです(^^)

Photo_2 峠越えの道に、何度か出くわす集落。放置された木車にも郷愁を覚えます。

Photo_3 峠道の中程にある休憩所。100年は経ったと思われる旧い建物には、外国からの旅人が大勢。山水を引いた木桶に落ちる波紋と、二十日大根の赤が鮮やかでした。

_1 馬籠峠の中程にある休憩所。今にも崩れそうな旧い農家の家。土間から続く広い板張りの部屋には囲炉裏も。

2

2_317時過ぎの宿場は人も少なく、まるで本当に江戸時代に戻ったようでした。


2025年5月23日 (金)

小劇場で2作 「Flow」「HERE」

昨日は小劇場で2本鑑賞しました。どちらも、今まで見たことの無い、チャレンジングな作りの作品で、見応えありました。

Flow2_3
一本目はアニメーション作品「Flow」。ファンタジックなロードムービー。作ったのは、ラトビアの気鋭監督。といっても、世界地図ですぐ指し示すことができるひとは少数でしょう。私も同じ。同じ国で作られた映画作品も見たことありません。ポスター中央の黒猫が主人公で、他に登場するのは数種の動物のみ。日本のアニメやディズニーアニメのようにひとの言葉を話したりしないので、全編セリフ無しです。設定説明もゼロ。だから、ずっと想像力を求められます。終始脳ミソフル回転なのであります。しかし、時間と共にと動物たちそれぞれのキャラクターが見えてくるのに気付きます。素晴しい描写力です。アニメをあまり見ないのでエラソーには語れないのですが、CGのビジュアルとしては、風景描写及び色づかい、光の使い方が大変美しい。そして、主役の猫の動きがスーパーリアルで、おそらく日常的に猫の生態に接していらっしゃる方なら、私よりもっと驚かれると思います。アメリカ製CGのように、毛並みまで再現している訳ではないですが、それは何のネガティブでもありません。物語は、大洪水のあと人間がいなくなった世界で、生き残るため旅立つ主人公猫と、道連れとなる数種の動物たちが遭遇する出来事を描くもの。意思を通わせられない違う種の動物たちが、運命を共にする旅路でどのように振る舞うのかが見どころです。ふと、ノアの方舟か、バベルの塔の物語がよぎりました。各国のアニメ映画賞を多く受賞しているのも納得。大人(だけ)が鑑賞を許されるアニメ作品としてオススメします。

「Flow」 原題Straume 2024年 ラトビア・フランス・ベルギー合作

Here_3
二本目はゼメキス監督とトム・ハンクスが組んだ。こちらもチャレンジングなファンタジック作品「HERE」。アメリカのある家のリビングルームに固定したカメラで、その場所(HERE)で起きた事柄を、恐竜が走り回る太古の昔、氷河期、植物の時代から哺乳類の時代。ネイティブアメリカンが支配した人間の時代、その後、移民に取って代られ、南北戦争直後に家が建ち、そこに住んだ様々な人との人生を、画面をコラージュするように、時間を行き来しながら多層的に描いてゆく不思議な作りでした。(説明が難しい)ある意味SFなのですが、それを感じさせない、幾世代にも渡る命のドラマであり、人生の様々な要素が織込まれた壮大なストーリーとでも表現しましょうか。メインキャストは、トム・ハンクスとロビン・ライトの夫婦なのですが、二人ともティーンエイジャーから老年代までを実際に演じていると言うから驚きです。テクノロジーのなせる技ですが、生半可な技術ではないのは容易に解ります。エンドシークエンスを見終えた後、どっと沸き起こる不思議な感情と共に、「あぁ、これもバック・トゥ・ザフューチャーか」という思いに至りました。そんな感想について、映画好きの人たちと意見を交えたいなぁと思わせてくれる作品です。

「HERE」2024年 アメリカ

あつぎのえいがかんkikiにて


2025年5月18日 (日)

動画配信の映画で大泣きする

7

有名な韓国映画を動画配信で観ました。「7番房の奇跡」。詳しい内容は入れずに見たので、主人公の父親が投獄されるあたりまでは、あざとい演技演出と受け入れがたい状況設定に、こりゃダメかな~と、ちょっと引いていたのですが、ストーリーが進むにつれて次第に入り込み、終盤、親娘二人だけの長いシークエンスでは、もう大泣きしてしまいました。これは反則だよね~。劇場で観てたらヤバかった(^^) ちなみに、最近は、映画やドラマを見て大いに泣くことを、「号泣」と称しますが、それは声を上げておいおい泣くことなので私は使わないようにしています。そんな人は映画館で見たこと無いしw。後で調べてみると、リメイクも何本か作られているようです。親子愛テーマは古今東西普遍なので、あらゆる国籍民族を超えて感動を呼ぶのでしょう。知的障害のあるパパ役の役者さん上手。育ての親の課長さん役渋い。娘役は愛らし過ぎ。大衆受けするテーマ及び作りと言ってしまえばそうかも知れないですが、映画とは、多くの客を楽しませるのを本質とするなら、王道なのなか~という感想でした。
 
「7番房の奇跡」 Miracle in Cell No. 7 2013年韓国

2025年5月 1日 (木)

閉店しました

風林堂の直売店舗は、4月末日を持ちまして閉店致しました。小田急相模原商店街から移転し、通算30年を超える長い期間のご愛顧、ありがとうございました。閉店までの営業最終時期には、大変多くのご来店をいただき、閉店を惜しむ声を多く頂戴しました。感謝に堪えません。

直売は終了致しますが、一部商品は、相模原市内の特約販売所にてお取り扱いを継続致しますので、ご利用頂けますと幸いです。詳しくは、弊社ホームページでご確認ください。また、オーダーメード「ぷりんたぶるせんべい」も同様に受注継続致します。

Dsc_0366

Dsc_0365

Dsc_0364

Dsc_0368


0120

フォトアルバム
Powered by Six Apart

風林堂サイト

Facebook

Analytics

  • Analytics

手焼きせんべい処相模原風林堂のおせんべい日記

サイト内検索