2016年3月11日 (金)

映画鑑賞

週に一度のお休みを、映画館で過ごすことが多い私です。個人事業に近い形態でビジネスをしていますので、定休日といっても、丸々休めることは滅多になく、自由になる時間は、お休みの半分くらいでしょうか。必然的に、長時間を消費するリクレーションはできませんので、短い時間で満足度の高い手段を選ばなくてはなりません。こうしてたどり着いたのが、劇場通いです。

昨日のお休みも、近くのシネコンに足を向けました。08年リーマンショックによる、金融パニック前を描いた社会派ものです。テーマが大好物で、公開前から凄く期待していました。

Big_short

金融の「いろは」くらい知ってますよ~。予備知識なんて不要だね~と、たかをくくっておりましたが、お恥ずかしや、半分くらいしか理解できませんでした。それどころか、洪水のように押し寄せる難解金融用語と、複雑怪奇な取引きの流れを咀嚼しようとするのに精一杯で、映画を楽しむどころではなく、何だかぐったりしてしまいました。

ご周知のように、リーマンショックは、08年に米国で起きた資産バブル崩壊による金融危機に端を発した、世界的な恐慌です。登場する金融アイテムは、有名なサブプライムローンへの投資と、それらを債券化した商品群です。私は、この基礎知識の部分で早くも躓きました。債券の焦げ付きを見越して空売りを仕掛け、利益を上げる取引きとはどんなものなのか、皆目検討が付きませんでした。

私の投資に関するリテラシーでは、株取引においては空売りという取引きが有り、相場の下げ局面においても、利益を得られる仕組みが存在するということは、何となく知っておりましたが、さて、債券の場合はどうすればよいのか、皆目検討が付きません。どうやら、CDSというデリバティブ取引が、それを可能にしたらしいです。

鑑賞後帰宅してから、「MBS」「CDO」「CDS」等の仕組みを復習して、やっと少し理解できました。h一つ知識が増えましたが、さて、これから自分の人生に於いて、役立つのかどうかは、まだ解りません。

邦題は「マネーショート」と付いておりますが、我々日本人が直訳すると「資金が不足」という意味に取れてしまううのではないでしょうか。事業の資金繰り担当には、怖い用語ですね。しかし、金融取引きのおける用語の「ショート(short)」は、所謂「売りポジション」のことを差し、映画の原題も「Big short」となっていて、「大きな売りポジション」というのが意味するところですので、若干違和感がありますね。

2016年2月26日 (金)

新電力

長い間議論を経て、遂に今年4月より、電力が自由化されることになりました。日本の社会インフラが未熟だったころには、既存の大手が市場を独占する代わり、安定供給が約束されていたメリットが大きかったようですが、エネルギーの需給見通しや、寡占の弊害が指摘され久しいなど、いろいろな理由から、電力供給事業にも市場原理を導入することが、理にかなっているという判断だと思いますので、個人的にも歓迎したいです。

Photo

このことに関して特に記憶に残っているのが、311震災後福島原発が停止し、首都圏への電力供給が危ぶまれたとう理由で、長きに渡り計画停電が実施されたことです。その後の報道等を注視してみると、今回新参入した新電力と同じ企業が、当時から大きな自家発電設備を有し、かなりの余力があったというお話し。東電は、いろいろな理由を付けて、これらの企業から電力を買い入れることをせず、末端の顧客に不便を強いたという構図であったと、個人的には思っております。また、あの惨事を目の当たりにし、国民や企業の多くが自発的に節電に取組み、需要も抑制されていたことも分かっています。専門家視点からは反論もあるとは思いますが、あのときの混乱を思うと、毎月しっかり対価を払って、高い公共意識で対応した消費者として釈然としなかったというのは、多くの皆様に共通の認識であったと思われます。

また、その後、コストの安い原発の代わりに、発電に占める化石燃料の割合が大きくなったという理由から、電気料金が数度にわたり値上げされました。他に選択肢が無い以上、黙って受け入れるしか無い状況を苦々しく思っていたのも思い出されます。

こういったことを顧みてみれば、自由化による市場原理の導入は、消費者にとってはメリットが大きいと思います。これからの推移を見ながら、対応を探って行きたいと考えております。ただ、重要なライフラインのひとつである電力が、過度な競争の弊害で、供給が途切れることはあっては困りますので、勘案する材料にしたいと思います。

2016年2月 7日 (日)

2015年の映画その3

前回の続き。2015年私のオススメ映画ご紹介の最終回です。

●人生スイッチ / アルゼンチンの作品。短編をまとめたオムニバス形式ですが、全部が大人のブラックユーモアです。納められた話しは、現実にはあり得ない(最近流行りの使い方でなく、本来の意味の)展開ばかりで、半ばあきれながらも、しかしどこか納得してしまうセンスがありました。ゲラゲラ笑うとうより、苦笑に次ぐ苦笑・・という感じでしょうか。日本で、南米の作品を見る機会はほとんどありませんから、見つけてきた配給会社には拍手です。

●キングスマン/ 「英国王」で、オスカーに輝いたコリン・ファース主演の、スパイアクションです。ファースという俳優を知っている方なら、この設定がいかに珍しいかお分りと思いますが、これがなかなかにハマっていたので、びっくりです。純粋なエンタメ作品なので、シンプルなストーリーと、よく練られたアクションをお腹いっぱい堪能しました。タランティーノや、ティム・バートンのテイストもちらほら。続編・・見たいですが・・。

●ヴィンセントが教えてくれたこと/ ビル・マーレイという役者をご存じでしょうか?旧くは、80年代に大ヒットした「ゴーストバスターズ」の主役を務めたコメディ俳優です。もう、おじいさんと言ってよい年になった彼の久々の主演作です。とぼけたキャラ演じさせたら全米一(多分)の才能を遺憾なく発揮し、この人、これをやるために役者になったのじゃなかろうか・・と思わせるハマりっぷりです。アメリカのエンタメ作品らしく、解りやすいね・・と軽く見ていたら、終盤の見せ場では、図らずもグッとさせられました。

●ハッピーエンドの選び方/ イスラエルの作品。舞台は老人ホーム。登場人物、ほぼ全て老人。テーマは尊厳死。このような、ともすれば重苦しくなりがちなシチュエーションとテーマを、ユーモア溢れる作りで楽しく見せてくれる良作でした。老いた後、回復の見込みが無い病に冒され、自ら死を望んだとき、家族はどのようにその願いを叶えてあげることができるか。主人公は、それに応える発明をすrのです。長寿は素晴しいことですが、いずれ誰かの助け無しに生を全うできなくなったとき、自分ならどうするだろうと、考えざるを得ない現実を見せてくれました。


さて、いかがでしたでしょうか? 毎年、年頭には年間50本を目指していますが、なかなか達成はできません。劇場に行かなくても、動画配信やメデイアをレンタルするなど、映画を見る機会は他にもありますが、やはり劇場まで出向き、大きなスクリーンで気合いを入れて望むというスタイルが好きです。暗いシアターの椅子に身を沈め、ひととき日常を忘れ、泣いたり笑ったり、考えたり。帰り道で反芻する時間も含めて、私には楽しい時間です。今年も、良い作品に出逢えることを楽しみにしています。

2016年1月30日 (土)

2015年の映画その2

前回の続きです。2015年に劇場鑑賞し、面白かったと思えた作品をいくつか揚げてみます。

●パレードへようこそ/ 1984年にイギリスであった実話の映画化。国営炭坑閉鎖に抗議する炭坑夫を、LGBT(性的マイノリティー)のグループが支援しようと活動することで起きる様々なエピソードが良い味で描かれました。ストーリー結末共に、ある程度読みやすい流れではあるのですが、逆にそこがすとんと腑に落ち、快感でした。

●マッドマックス 怒りのデス・ロード/   80年代大ヒットしたシリーズ、久しぶりの続編。主役のマックスは、メル・ギブソンから、トム・ハーディーに変わって、さあどうなの?と思いましたが、全く杞憂でした。これはまた、シリーズ化期待できそうです。大規模戦争の後、弱肉強食の荒んだ世界観や、自動車バイクのアクションも、現代の映像技術でパワーアップして、見応え十分。

●おみおくりの作法/ 多分、私がこれまで見てきた映画の中で、もっとも地味なトーンの作品ではなかろうかと思いました。イギリスのとある街。身よりもなく寂しく死んでいったひとの、葬儀や後始末を執り行う仕事をしている中年で独身の冴えない公務員が主役。前半は退屈さに耐えるのが大変でしたがが、物語半ばで起きる事件を期に、ぐっと面白くなってくる作りが秀逸でした。意外性のあるエンディングには、賛否有りそうですが、全体として非常に高い評価です。

●チャイルド44 森に消えた子供たち/  1950年代旧ソ連。連続子ども猟奇殺人事件がタイトル。犯人捜しや謎解きより、全体主義国家の、相互不信に根ざした人間関係。自己保身、権力争いなどがグロテスクに描かれ、終始暗鬱なトーンですが、フィクションなので、終盤のカタルシスがきっちり用意されているところが救いです。決して楽しい映画とは言えませんが、国民すべてを「平等」にしようとする人工国家の暗部を見るという機会でもありました。

あと1回続きます。


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2016年1月11日 (月)

2015年の映画

昨年大晦日にもごちゃごちゃ書きましたが、2015年は、通年忙しく過ごしてきました。製造販売する小規模企業の宿命で、忙しいと製造現場に張り付くことになり、事務仕事や、個人的にこなさなければいけない雑事を、お休みの日に充てるという循環となります。当然、「余暇」が削られることになります。というわけで、昨年は映画館通いも、ぐっと少なくなり、数えてみると月に2本ペース。最も通っていたころと比べると、半分弱になってしまいました。

見逃して、凄く後悔している作品も多く、そういった作品は、得てして、後になってもメディア販売が見送られたり、配信されそうにないものが多いので、道楽とはいえ、若干のストレスになりますね。

以下、劇場鑑賞した作品の一覧です。

サンバ フランス
アメリカン・スナイパー アメリカ
フォックスキャッチャー アメリカ
アメリカン・ドリーマー 理想の代償 アメリカ
わたしに会うまでの1600キロ アメリカ
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) アメリカ
パレードへようこそ イギリス
セッション アメリカ
龍三と七人の子分たち 日本
ゼロの未来 イギリス・フランス・ルーマニア
マッドマックス 怒りのデス・ロード アメリカ
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン アメリカ
ターミネーター:新起動/ジェニシス アメリカ
おみおくりの作法 イギリス・イタリア
ヴィンセントが教えてくれたこと アメリカ
パパが遺した物語 アメリカ
チャイルド44 森に消えた子供たち アメリカ
人生スイッチ アルゼンチン・スペイン
キングスマン イギリス
ミケランジェロ・プロジェクト アメリカ
エベレスト 3D アメリカ・イギリス
シャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった2人 ノルウェー・デンマーク・イタリア
ハッピーエンドの選び方 イスラエル
1001グラム ハカリしれない愛のこと ノルウェー ドイツ フランス

面白かったと思える作品をいくつか揚げてみます。

●フォックス・キャッチャー / あまり話題にならず、興行的にも成功したとは言えないかもしれません。当然で、実際に起きた殺人事件を描いた、とても重苦しい作品で、決して楽しくはありません。しかし、主役3人を演じた俳優の役作りがすばらしく、事件を知らなかった私には、まるでドキュメンタリーのように見られました。何とも収まりの悪いというか、もやもやした雰囲気が好みです。

●アメリカン・ドリーマー 理想の代償 / こちらも、あまり話題にはならず、ひっそり始まりひっそり終った感じ。80年代のアメリカ、オイルビジネスに携わる、移民で野心家の若き起業家夫婦の挑戦と苦難が描かれます。新作スターウォーズ、X-Wingの辣腕パイロットを演じている、オスカー・アイザックと、大物女優の風格ジェシカ・チャステインが夫婦役。経営者の死活と、ビジネスの裏側がテーマで、私にはシンパシー大でした。

●わたしに会うまでの1600キロ / 大好きな、フォックス・サーチライト・ピクチャーズの制作。人生再出発のため、1600キロに及ぶパシフィッククレストレイルを踏破した女性の自叙伝を映画化した作品。手つかずの自然の脅威に身を置き、孤独に耐え、ひたすら自分とだけ対話していく長い旅。都市生活をしているとおよそ考えられない、人の声を何日も聞かないというシチュエーションは、以前少しだけかじった、単独の山歩きを思い起こして、共感しました。

続きは次回に。

2016年1月 1日 (金)

賀詞

16

2015年12月31日 (木)

1年のしめくくりに寄せて

2015年も最期の1日を残すのみになりました。年末年始が、かき入れ時のおせんべい屋は、勿論まだお休みではありません。今年は、年末にイレギュラーな大仕事が舞い込んだため、生産の計画が大きく狂い、年末ギリギリまで、そして新年2日からも工場の仕事に携わることになりそうです。製造と販売を一環で行う仕事ですから、商品が無くなっては商いになりませんので、対応せねばなりません。大変ですが、ありがたいことだと思っております。

1015 2015年最後の日の出

そんな大晦日に、今年1年を振り返ってみますと、一言、仕事に追われ、とても忙しく過ごしてきたというのが感想です。春先より始まった、大口の商品供給が、予想通りの生産増加をもたらしました。また、3年前に導入した、カラー印刷対応の「ぷりんたぶるせんべい」が、3期連続受注増の増産となり、期末には、好決算にて締めくくることができました。ビジネスの前線では、時に、需要に応えられないケースも起きていましたので、秋に設備投資によるプリンターの追加導入に踏み切りました。その効果で、今年の後半からは供給能力が上がり、大口需要への対応と、作業時間の短縮にも繋がりました。

しかし、対応すべき来年に向けての経営課題も見えておりますので、それらを改善することで、更に安定した運転に努めたいと考えております。

◆◆◆

数年前に始めたFacrbookで交流させていただいている友人がおります。知り合った当時は、人材マッチングを行う会社の社長をなさっていましたが、曲折を経て、現在シナリオライターに転職されています。その経緯もドラマなのですが、お仕事として携わったミュージカル作品の内容について書いてみたいと思います。

タイトルは「WAYOUT」。キャスティングは、全員がスーツを纏ったビジネスマンという、ミュージカルとしては異色の設定です。

Wayout謝金漬けで、財政破綻目前の日本を、正体不明の外国が、国ごと買収(MBO)しようとしている。そして、ここに至った責任を、国や企業のリーダーに押しつけ、彼らを庶民の代表者が、公開裁判で裁くことになった。というのが大まかなストーリーです。いかにもハードなビジネスシーン活躍されていた、元会社経営者らしい視点ですよね。

テーマや締めは、裁く側と裁かれる側、同じ日本人同士がいがみ合うことをやめ、共に未来に向けやり直そうという、心熱くなるもので、何度か観劇するたびに楽しませてもらいました。

ストーリーの半ば、公開裁判の場に立たされる若き経営者が登場するシークエンスがあります。裁くのはその企業で働いていた社員。労使の対立が、感情の対立になり、強い言葉での応酬となります。その場面で、双方が絡んで歌うのが「360時間」という曲です。

●本気だという、必死だという、でも本当にそうか?
ならばなぜやらなかった、やりきるまでやらなかった。

■必死にやってるさ、今月は360時間働いた、誰のための360時間、何のための360時間
考えるな、その先を考えるな、おれたちはそうやって必死にやってる。

●ひと月360時間?それがどうした。1日にしたら12時間たった半分だ。
俺たちが遊んでばかりいると思うな。会社経営したその日から、恐怖クラブに入会さ。
永久会員退会不可能、500時間は仕事して、遊んでいるときも眠ってる時も、仕事のことが離れない。本気なら、必死なら、そのくらいやってみろ。恐怖クラブへようこそ♪ 

こんな内容です。どうでしょう。私は小規模ながら、会社経営者なので「恐怖クラブに入会さ」というフレーズと、その後に続く歌詞の内容に、強い共感を持ちました。明日、1ヵ月後、1年後そして10年後のことを考えながら、今、何を為すべきか常に考え続ける。同時に、目の前の課題克服にも取り組まなくてはならない。ライバル企業には脅かされ、明日も順調である保証はどこにもなく、小さなミスが、取り返しのつかない命取りになることもある。頼れるのは自分自身のみ。「恐怖クラブ」の会員規約とは、こういったものかもしれません。

そんな大変な思いを抱えながら、なぜ会社を切り盛りする立場にいるのか。それは、いうまでもなく、それ以上のリターンがあるからです。究極の自己実現がそこにあるからです。そして、その恐怖に打ち勝つには、自分自身に投資し、多くの経験値を得て、人脈を作り、リーダーとしての人的資源を高めることが必須だと思っています。

「恐怖クラブ」に身を置く、リアルなスリルと、充実感。こんな思いを確認する機会を得た今年。盤石な経営を目指すため、昨日より今日が成長した自分でありたいと思う1年の締めくくりです。

最後に、私が最も好きな先人の言葉を紹介します。

「他人と比較して、他人が自分より優れていたとしても、それは恥ではない。しかし、去年の自分より今年の自分が優れていないのは立派な恥だ。」

言葉の主は、イギリス人の銀行家、あるいは探検家と2つの説がありますが、心に留めて置くべき名言と思いませんか。


YouTube: Biz-tainment THEATER「WAYOUT 2015」

2015年12月24日 (木)

お正月準備中

12月も後半になり、そろそろ新年の準備をする時期になりました。

今年も、お正月らしく、おめでたいイメージの商品を作りました。来年は申年。少しひょうきんで、愛らしいポーズの猿のイラストを見つけて、配しました。

小さいサイズを100箱、大きいサイズを50箱限定で作ります。小さいほうは、市内のアンテナショップ「sagamix」でも扱ってもらいますので、相模大野近くのお客様のお目にとまることもあるでしょう。

Gs16s

Gs16l

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2015年12月13日 (日)

社会問題と書物

 定期購読している有料メルマガ、今月初めに配信された内容が、画像の本を解説したものでした。後藤健二さん湯川遥菜さんの事件が起きた際、マスコミの会見で注目された、同社大学教授で、日本で唯一のムスリムのイスラーム法学者、田中考さんの著作です。 

Photo_5ISISが主張するイスラーム原義と、“正統派”のムスリムおよび西欧の価値観がなぜ相容れないのかが書かれているそうで、●イスラームとヒューマニズムは両立できない。●イスラームにはテロを批判する論理がない。●死や不幸は神の意思として受け入れる」という信仰。●サラフィー主義では、自由や平等、人権、デモクラシーなどの近代的な価値を認めない、等々。


 世の中の仕組みや、原理を教えてくれる書物を読むのが好きな私には、とてもエキサイティングで、ゾクゾクしました。まるまる1冊読む時間とリテラシーが足りない自分には、ありがたい内容です。 一方、フランスや中東で起きているテロリズム。ISISと西欧との対立を解消することが、いかに困難かも思い知らされます。日々語られる、ISISと諸国の戦いへの報道や解説が、いかに表面的で偏っているかもよく分かります。 

 また、田中氏の考えるイスラームの世界観とは「この世界は過去から未来へと連続するものではなく、神が一瞬ごとに創造しているのだという。私たちはすべて、「過去」の記憶を持たされてこの瞬間に生まれ、そして消えていくのだ。」というものだそうです。

 これを受けて、メルマガの著者は、以下のように結んでいます「ムハンマドは6世紀後半から7世紀前半のひとで、進化論や分子遺伝学、相対性理論や量子力学はもちろん万有引力の法則すら知らなかった。いくら宗教的天才とはいえ、むかしのひと考えたこと(それも、たたかいのなかで味方を叱咤激励するためのとっさの言葉)を現代社会に通用するように“論理的に”語ろうとすれば、このような思考の迷宮にはまりこむのは当然に思えるが・・・。

2015年12月 6日 (日)

地元チームを応援2

先月末のラグビー観戦に引き続いて、昨日は女子サッカーチームの応援に行って参りました。

なでしこリーグ2部に所属する「ノジマステラ」。チームは、シーズンを終え2部リーグの2位となり、1部との入れ替え戦です。相手は、元代表選手も所属する、大阪高槻。試合会場は、前回同様徒歩圏にある、麻溝競技場(ギオンスタジアム)です。

1_2

ホーム&アウェイの2試合の初戦。結果で一部への昇格ができるとあり、注目の1戦。多くの観客や、サポーターが来ていました。女子サッカーの試合を生で見るのは初めてでしたが、選手の声も聞き取れる間近での観戦は、やはり良いものですね。

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試合は、前半終了して2対0と劣勢でしたが、後半20分過ぎに1点を返し、終了間際アディショナルタイムに同点に追いつくというエキサイティングな結果で、引き分けとなりました。次節に期待です。

近所に、スポーツイベントの中心となるスタジアムがあって、応援できる地元チームがある喜びを満喫した一日となりました。

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