2015年7月 5日 (日)

創業セール

風林堂が今の場所に移転開業してから、今年の6月で11年を経過しました。十年一昔といいますが、本当にあっという間でした。全く新規のロケーションに移転開業するのは、日々冒険の連続でしたが、何とか継続していられるのを有りがたく思っております。これも、風林堂のおせんべいを支持してくださるお客様あってのことですので、感謝に堪えません。

そんな気持ちを表すため、毎年同じ時期に行っている感謝セールを、今年も行うことにしました。開店以来増やしてきた、お客様の名簿を使い、優待の案内を差し上げています。今年は、近所の郵便局に勧められ、DMハガキを、くじ付きの「かもめーる」にしました。後で、当選の可能性があるハガキは、捨てられにくいというアドバイスです。なるほど、確かに普通のDMより、プラスアルファの訴求力ありそうです。

約1ヵ月続く対象期間。多くのお客様にご利用いただければ嬉しいですね。

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2015年6月10日 (水)

食品衛生

今朝の朝刊に、気になる記事を見つけました。岐阜県高山市で7日に開かれたウルトラマラソン大会で提供されたおにぎりから、腐敗臭が確認されたというものです。

Photo_3梅雨時から特に多くなる、食中毒。毎年今の時期には、マスメディアや行政から警告が出されますね。しかしながら、今朝報道された腐敗臭は、重篤な被害をもたらす食中毒とは別のものです。最近は、ご家庭においても、冷蔵庫は、ほぼ100%普及しているでしょうし、家庭の衛生状態が良くなってますので、痛んだ食材を目にすることは、随分減っていると思いますが、私が子供の頃には、普通に見られた光景です。この記事の事例も、製造後の管理が良くなかったため起きたと推察されます。褒められたことではありませんが、そう目くじらを立てることでは無いのではないかと思いました。

食物の腐敗を引き起こすのは「腐敗菌」で、原理は、発酵と同じです。微生物の働きによって、食品が変化しますが、それをある時は発酵と呼び、別のときには腐敗と呼ぶ訳です。食物が腐敗すると、色や形、臭いなどが変化し、食品として摂取出来なくなりますが、それを食べたとしても、一般に下痢、嘔吐など特定の症状が引き起こされる訳ではありません。

一方、食中毒を引き起こす菌やウィルスは、増殖しても食品の味や香りを変えないことが多いので、やっかいです。代表的なものとして、サルモネラ菌、ぶどう球菌、ボツリヌス菌、腸炎ビブリオ、腸管出血性大腸菌(O157)、ノロウィルスなどがありますね。これらは、体内に入ると、重篤な健康被害が発生し、場合によっては命に関わることもあります。これから梅雨時を経て、見聞きすることも多くなるでしょう。(ノロは、秋から冬に流行します) こちらは要注意です。

関連して、今月は、焼肉店などでの、豚の生レバー提供が禁止されることになり、一部愛好の方々には、がっかりされているかもしれませんが、既に禁止されている牛のレバ刺しや、鶏刺しと同様、生肉は腸管出血性大腸菌が付着していることが多いと言われ、食の安全を担う当局としては、看過できないのだと思います。

提供する側としても、客のニーズがあるからという動機から、安易に提供したとしても、その都度「自己責任で」と念書を交わす訳にもいかないでしょうから、もし被害が出た場合の責任は重大です。正に命取りになりかねません。「滅多に起きないから・・・」「多くの例を見聞きして、安心そうだから」というのは、自分だけは大丈夫という「多数派同調バイアス」や「正常性バイアス」です。間違った考え方だということを意識すべきでしょう。

蛮勇を奮いグルメを気取って、大事に至っては何もなりません。お気を付けください。

2015年6月 6日 (土)

いろいろ助けてもらっています

小規模企業を経営していると、目の前にある日々の業務に追われがちで、未来への視線や、長い目で捉えた計画がおろそかになりやすいというマイナス点に、焦りを感じることが多いです。昭和の高度成長期に起った流通の近代化、その後のIT革命や、グローバル化の影響は、消費の現場状況を一変させました。市場にモノは溢れ、消費者のニーズやウォンツは多様化、高度化している現代、どうしたら生き残って行けるかを考えざるを得ませんが、正解にたどり着くのは、容易ではありません。

そんな悩みに応えてくれるのが、写真のような会報を届けてくれる機関です。地元相模原市の商工会議所とKIP「神奈川産業振興センター」。どちらも、経営にまつわる問題点へのサポートをほぼ網羅していて、これから新たに起業しようという人への支援も手厚いです。

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私が利用させてもらうことの多い制度が、コンサルティングの派遣補助や、各種補助金申請などのサポートです。また、過去には、政策金融公庫より、運転資金の融資を受けたこともあり、その際には、地元会議所の経営指導が必須となっておりました。

こういった制度は、活用するとしないでは、長い年月において大きな差が生まれますので、普段あまり意識したことのないとおっしゃる、小規模企業経営者の皆様も、一度お調べになるとよいのではないでしょうか。

商工会議所といえば、最近もちょっとした相談事を持って訪問したところ、15年来お付き合いいただいている所員の皆さんの席が、各部署の一番上席になっていたのに驚き、ときの流れを実感したのであります。所員の皆さん、これからもよろしくお願いいたします。

2015年5月12日 (火)

(続)母校からのオファー3

前回の続き

こうして出来上がったのが、写真のようなギフトセットです。在学中と少しイメージの変わった大学名ロゴ、新たに出来たマスコットキャラクター、そして往時のままの校章。3点を配し、立派なセットになりました。

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購買会の通販サイトにも掲載していただきました。

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商品納入からしばらくして、地元相模原の校友会会長から電話を頂戴し、入会のお誘いと、総会の引き物として、校章入りおせんべいの製作打診も頂戴しました。また、昨年来、ロゴ入りおせんべいのオーダーを頂戴している、地元地銀の支店長が同窓だということも判明し、大学の「輪」が、一気に広がった感じです(^^)

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卒業来、何十年も意識していなかった大学のことが、一気に身近に感じられるようになったこの数ヶ月。6月に開催されるという、地元校友会の総会にお邪魔できれば、また、新しい交流が生まれるのかもしれません。


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2015年5月 6日 (水)

(続)母校からのオファー2

前回の続き

購買会の入っている建物は、8号館という校舎。私の在学中は、確か新5号館というのまでしかなかったと記憶していますので、30年の間に随分増えているわけです。大学のサイトを覗いてみてば、確かに以前はなかった学部が新設され、学生数も増えているようですので、それに連れて施設も充実しているのでしょう。

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購買会の受付けで訪問の意図を伝え、以前からやり取りさせて頂いているご担当と、その上司に面会。早速商談と相成りました。基本は、風林堂の独自技術を生かした、大学名や校章、キャラクターをおせんべいに印刷し、オリジナルのギフトを作りましょうというもの。既にサンプルを送ってありましたので、1時間ほどの打ち合わせの後、互いの希望が反映された商品設定がほぼ完了しました。岩手県石巻市にある分校、「石巻専修大学」で、3月半ばに新施設が落成するとのこと。その記念式典で引き物としてお使い頂くことも決定し、早速大きな取引きとなりました。

母校のノベルティ商品を手掛けるというのは、想像以上に嬉しい仕事で、プラスアルファの満足感に満たされました。そして、商談の後に、受験シーズンの人気の少ないキャンパス内を少しだけ歩き、若かった頃の記憶を辿れば、日常の慌ただしさを一瞬忘れ、こころも潤う時間でした。

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2015年4月16日 (木)

(続)母校からのオファー

お正月に、出身大学の購買会から、オリジナルおせんべいの製作打診があった旨記事にしましたが、その後順調に商談が進み、3月半ばに製品化することができました。この間の経緯を少しだけ書き残したいと思います。

当初は、Eメールと電話での打ち合わせでしたが、長い取引きになる可能性が高い案件なので、販売の現場を見たり、ご担当者とお会いしておくほうが良いだろういう判断に当然なります。こうして、ほぼ30年ぶりに母校の門をくぐることになりました。

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2月の上旬に、商品の試作品を持参し、川崎市多摩区生田の小高い山の上にある、専修大学生田キャンパスへ向かいました。自動車のナビは、広くて通りやすい道を示しましたが、敢えて、在学当時に通学した道を選んでみました。最寄り駅からは、徒歩で約20分くらいかかる道のりも、自動車ならほんの数分。しかし、もともと交通量の少ない道なので、わざとゆっくり走って、当時の記憶を辿るのも、楽しい時間でした。

 受付で、商談に来た旨伝え、購買会の場所を尋ねると、私の在学中には無かった、新しい施設の中にあるとのこと。時の流れを実感しました。次回に続く


 

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2015年4月13日 (月)

小規模企業の弱点

3月~4月は年度替わりの需要で、例年とても忙しいのですが、今年はそれに加え、製造現場の従業員が疾病で一人長期離脱、その後もう一人も10日以上お休みという状況になりました。必然的に、私がずっと現場に張り付くことになり、PCに向かって出来ることが、非常に限られてしまい、ブログの更新も長期に渡り滞ってしまいました。

どこの企業でも同じと思いますが、人件費の高い日本で、余剰な従業員を確保しているケースはほとんど無いでしょうから、予想をこえた急激な需要拡大、あるいは供給能力の低下は、製造業の経営者にとって頭の痛い問題です。

こういった事態に対応するには、計画的にある程度の在庫を積むことしかできませんが、繁忙期にはそれも難しく、同族経営の会社であれば、家族従業員が休日返上や、夜間残業で対処というのがパターンだと思います。しかしながら、こういった緊急待避的な対応は、心身への負担が大きく長続きしませんので、やはり悩ましいところです。

先週半ばより、やっとスタッフの頭数が揃ってきて、何とか少し状況改善となってきましたが、ちょっとした危機管理が必須ということも、これからの課題と再認識した1ヵ月でした。


 

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手焼き煎餅(有)風林堂製菓
〒252-0335 神奈川県相模原市南区下溝536-24
TEL 042-777-4501
FAX 042-777-4502

2015年2月28日 (土)

電話応対

インターネットから集客をしているので、日々様々な問い合わせを頂戴します。
多くは、オーダーメード「ぷりんたぶるせんべい」について、細かい内容や、お客様のご意向がどのように反映されるかといったものなので、自ずと詳しい説明を差し上げるやり取りになります。

先日も、とある都内の企業の若い女性から問い合わせを頂戴し、色々な説明を致しました。その際ちょっと気になったのが、その方のリアクションです。

お客様「●●はどのようになりますでしょうか?」
私「それは▲▲のような手順となります」
お客さま「かしこまりました」「納期はどれくらいになりますでしょうか」
私「2週間ほど頂戴いたします」
お客様「かしこまりました」
以下同様のやりとりが続く・・。

多分、この方は普段から、ご自分の顧客や、取引先との応対をなさることが多く、へりくだった応対が身についらっしゃるのだろう想像されます。しかし、発注先になるであろう私に対して「かしこまりました」という言葉を使われることに、若干の違和感を感じました。勿論悪い気はしないのですが、所謂敬語、謙譲語のTPOとしてはふさわしくないような感じもしましたが、いかがでしょうか?

ネット社会の昨今は、特殊な業界の符丁が流布されたり、一部接客業の間で使われる間違った言葉遣いが蔓延すると言った現象も多く見られるようです。今回は、明らかにおかしいという類ではありませんが、社会人の敬語が、上手に使われていないという状況に、もしかしたら含まれるのかもしれないですね。

2015年2月22日 (日)

迷子のEメール その2

前回の続きです。

メアドのタイプミスを防ぐための、一番簡単な方法は、お使いの日本語入力システムユーザー辞書に、登録してしまうことです。Windowsに標準搭載され、最も多くの方がお使いと思われる、MSーIMEの場合には、以下の手順で行えます。

①画面の下にある、タスクバーの中に、IMEツールバーというのがあります。

Ime_2見つからない場合は、こちらをご覧ください

②ここにある黄色い箱型のアイコンに、ポインタを乗せると、ツールというポップアップが出ますので、クリックします。現れたメニューの中から、「単語用例の登録」を選びます。

Popup_2次に現れる登録メニューから、「読み」に関連付ける簡単な「めーる」等を入力し、語句の部分にお使いのメアドを入れ、登録すれば完了です。テキストを扱えるソフト、ワードやメモ帳などを開いて、登録した語句をタイプしてみて、変換候補にアドレスが表示されれば成功です。

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ここにはかなり長い文章でも登録できるので、よく使う定型文なども入れておくと便利ですね。是非お試しください。

2015年2月 5日 (木)

迷子のEメール

インターネットビジネスで不可欠なのが、Eメールでのやり取りですね。受発注や代金の決済、データの交換、コンプライアンスの伝達など多岐に渡ってのコミュニケーションが瞬時に行えるので、ネット社会においては、もはや欠かせないツールと申せましょう。

Eメールは、PCで扱うものと、携帯キャリア各社が独自の企画で運営しているものがあります。もともと別の仕組みのものなので、互換性が低かったらしいですが、携帯各社が手当をすることで、やり取りが可能になっていたということです。近年スマートフォンの普及と共に、その違いを意識することは少なくなったと思いますが、ユーザーサイドの運用面では、なかなか難しい部分がまだあります。

風林堂のオーダーメード「ぷりんたぶるせんべい」においては、受発注業務をほぼ100%インターネットメールで行っております。サイトから、フォームメールでお問い合せやご注文を頂戴し、その後様々なやりとりをさせていただくのですが、最初の段階で記載していただくメアドのスペルやドメインが間違っているとか、携帯電話のアドレスで、スパム対策としてPCドメインのEメールに、拒否設定されているケースが希にあります。

そのような状態で送信されると、風林堂が使っているサーバーから、下図のようなメッセージが届き、こちらからの返信が出来ないということが起きます。

Photo このケースは、単純なタイプミスで、使われていたのが大手ドメイン名で、明らかに間違っているだろうと推測されましたので事なきを得ましたが、私が存じ上げないドメインだったり、携帯メールで着信拒否されている場合には、お手上げとなります。このようなことを防ぐため、申し込みフォームには細かく注意を書き入れ、レスポンスメール送信時にも、その旨お伝えしていますが、万全とは参りませんね。

メアドのタイプミスといったケアレスミスで、大切なコミュニケーションが滞ることになると、必要なものが必要なときに届かないといった、消費者としても困ったことが起きないとも限りません。次回は、こういったミスを無くすための簡単な方法をご紹介します。

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