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2010年9月 2日 (木)

夏休みの小旅行「飛騨」

おはようございます。手焼きせんべい風林堂酒井浩です。

引き続き、休暇旅行について綴って参ります。二日目は美濃を後にし北上、世界遺産「白川郷」を訪ねました。現在は、東海北陸自動車道が本州を横断するように通っていますので、飛騨へのアクセスは以前と比べ格段に良くなったとのことです。確かに、山間を縫うように走る一般道と比べると、高速道路の快適さは段違いでした。

郡上八幡 ▲出立前郡上八幡朝の町並み。この町の中心部には、信号機がひとつもありません。
自動販売機も数えるほっどしかなく、観光資源を大切にする姿勢が印象的です。

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▲いよいよ合掌造りの家が目の前に・・・。
一般道から入ったので、通常の集落の中心から少し離れた場所に車を駐めました。
おかげで、見事な田園風景を見ることができました。


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▲白川郷の写真でよく目にする画角ですね。小高い丘の上から集落の全景を見下ろせる絶好のビューポイントです。生で見ることが出来て感激しました。

  白川郷合掌造りの家  ▲展望台かからの帰り道、集落の中心から外れた場所に建つ家が良い雰囲気でした。コスモスを前景に、作品風に撮ってみました。

2_5 ▲今回の旅を一緒にした、イノウエフォートの井上さんです。
学生時代にはとてもお世話になり、店を閉じた今でも時々お付き合いさせていただいています。
次にお目に掛かった時には、写真を比べっこしてみたいです。

 

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▲今回、旅の写真を撮ってきた小型の一眼カメラ「オリンパズペン」です。
真夏の旅、強い日差しに備えビューファインダーも追加購入。大活躍してくれました。

いかがでしたでしょうか。短い休暇ですが、気心の知れた方との時間は、リラックスできてとても楽しい時間でした。この他にもたくさん撮りためた写真がありますので、別の機会にご覧頂くことができればと思っております。

2010年8月31日 (火)

夏休みの小旅行「美濃」Ⅱ

おはようございます。手焼きせんべい風林堂酒井浩です。

8月も今日でおしまい。暑さはまだまだ続きそうな予想ですが、8月が終わると、何となく夏も終わったような気分になるから不思議です。 今日も、前回に続き「郡上八幡」寸景で、去りゆく夏の名残を味わってみたいと思います。お付き合いください。

郡上八幡旧庁舎記念館▲日が落ちると、吉田川の河原には燈が灯され、幻想的な演出です。
町の記念館として利用されている旧庁舎もライトアップされ雰囲気を盛り上げていました。
この日は満月で、空の月も夜景の演出に一花添えているようでした。

 

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▲旧盆の頃には、夜を徹して行われると聞いている郡上踊り、この日は一カ所だけで行われていました。夜の八時頃から出来はじめた踊りの輪は、時間の経過とともに次第に周辺の道路に広がり、老若男女混ざっての踊りの風景は、懐かしい日本の夏そのものでした。

郡上八幡夜景
▲街灯の灯る川沿いの道。風情がありますね。

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▲水も町郡上八幡には、町中のほとんどの通りに水が流れています。
さらさらと流れる澄んだ水を暮らしに取り入れているのでしょうか。

旅は更に続きます・・

2010年8月29日 (日)

夏休みの小旅行「美濃」

こんにちは。8月も最後の週末ですね。私の子供のころは、やり残した宿題の山に汗を拭き拭き取り組んでいた頃です。暑さの収まる気配はまだまだですが、夏の疲れが出てくるころですので、体調には気をつけたいですね。

風林堂では、先週の前半お休みを頂きましたので、小旅行に行って参りました。2ヵ月ほど前に手に入れた新しいカメラのデビューとなりましたので、撮り貯めた写真と共にその様子を紹介させていただきます。

今回訪れたのは、神奈川県から東名高速、東海北陸自動車道と乗り継いで走ること600km。長良川の上流の古都「郡上八幡」と、さらに北上した世界遺産の集落「白川郷」です。猛暑の今年にあっては、水の町郡上も、豪雪で名高い白川郷も、どちらも30℃を軽く超え、暑い中の旅でした。

郡上八幡1▲市内いたる処にある燈。黄昏時には風情があると思いますが、残念ながらその時間には撮影できませんでした。

郡上八幡2 ▲町屋づくりの古い町並み。軒先には郡上踊りの提灯に混じって半鐘が。

G8
▲町のはずれ、小さな山の上にある郡上城。眼下に見下ろす町はミニチュアのようでした。

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▲町の中心を流れる清流吉田川。橋からの飛び込みが有名です。

午前6時に相模原市を出発し、郡上八幡に着いたのはちょうどお昼頃。エアコンの効いた車内から出たときの町は、くらくらするほどの暑さでしたが、風情のある古い町並みに魅せられ、何時間も歩き回りました。

日本三大盆踊りと称される「郡上おどり」の風景と、翌日の写真は後日。

2010年6月20日 (日)

益子、陶芸工房 Paer3

  おはようございます。 蒸し暑い朝を迎えた相模原です。本格的に梅雨のたたずまいですね。

昨夜は日本代表が、強豪オランダ相手に善戦の末惜敗しました。試合開始時刻が週末の夜でしたから、テレビ観戦された方も多いと思います。予選リーグの残り一試合、楽しみですね。

2度に渡って書いて参りました、初めて訪れた陶芸工房の記事、今回が最終回です。 無から作品を生み出す不思議と驚き、想像力と技を間近で目にする経験はとても貴重でした。

Mashiko3▲足で回すろくろ。とても重そうな木製です。

Mashiko1 ▲ろくろの周りにおかれた細工道具。
これらが駆使されて土に命が吹き込まれていくのですね。

Mashiko2
▲作品がストックされた棚。
得意にされる絵柄、大きめの花と鳥・動物が描かれたたものが無造作に・・。

Mashiko5
▲1点だけ買い求めてきた花瓶「槿花紋扁壺」。
カワセミが描かれた香炉は、プレゼントしていただきました。
どちらも風林堂の店頭に飾らせていただいています。

いかがでしたでしょうか?薫風吹き渡り、新緑に囲まれた田園の一角にある創作の庵、杉本ご夫妻の温かいおもてなしと、初めて覗いた創作の世界。時間がゆっくり流れるような感覚の、とても楽しい出会いでした。


杉本浩太郎氏 略歴

昭和14年

東京に生れる
昭和40年 東京芸術大学工芸科卒業
同年 愛媛県梅野精陶所に勤務 染付・上絵付・ろくろ職に従事
昭和46年 益子町で築窯独立 白釉に色絵、伊羅保釉に鉄描釉彩で、花・鳥・兎などを描く
平成2年 扁壷大皿・壷等に粗目技法をはじめる
ギャラリー高野・西武・三越等で個展
日本陶芸展・伝統工芸展・同新作展等に出品
日本工芸会正会員

2010年6月18日 (金)

益子、陶芸工房 Paer2

  おはようございます。

今朝のニュースで、小惑星探査機「はやぶさ」のカプセルがJAXA=宇宙航空研究開発機構の相模原キャンパスに到着したと伝えられました。苦難の旅の末、見事地球に帰った宇宙船、成し遂げた関係者の皆様には大拍手を送りたいですね。学術資料とロマンが乗ったカプセル、開くのが楽しみです。 そして、テレビから「相模原」の名前が聞こえるのも、ちょっと嬉しいですね。

さて、先日に続き、益子の話題を続けたいと思います。

昼食を済ませ工房にもどり、作業場の中を案内していただきました。ストックしてある材料の土や、ろくろ、絵付け前の壷や皿など、初めて見る工房の内部はワンダーランドです。 面白かったのは、杉本さんが使っていらっしゃる窯を見せていただいたとき、200V動力電源の電力料金について話が及んだことです。風林堂の煎餅焼きにも、同じく動力用電力を使っていますが、そのコストは陶芸家にとっても当然ながら負担だそうで、常々同様の感想を持つ私は、思わぬ意見の一致に力強く同意したのでございます。

1▲現役の電気窯の内部です。
ニクロム線よりかなり太いカンタル線という電熱線が張り巡らされています。
およそ1300℃の高温まで加熱させ、十数時間を要するそうです。

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▲絵付けをされる作業場。 土色の器が、魔法のように鮮やかになっていきます。

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▲電動のろくろ。回りは当然ながらどろだらけ(笑)

To be continued

2010年6月16日 (水)

益子、陶芸工房 Paer1

おはようございます。手焼きせんべい風林堂酒井浩です。本格的な梅雨のたたずまいとなった相模原です。湿気たっぷりの空気に包まれるこれからしばらくは、おせんべい屋にはありがたくない季節ですが、日本の豊かな季節の表情と思えば、楽しめることも多いかも知れませんね。

先月下旬、お休みを利用し生れて初めて訪れた、陶芸家の工房について紹介させていただきます。

以前よりたびたびお世話になっているグラフィックデザイナー滑谷(ぬかりや)氏の学生時代からのご友人で、栃木の焼き物どころ“益子”に工房を構えられる杉本浩太郎さんの元を訪ねました。

相模原市から首都圏を抜け、東北道~北関東自動車道を経ておよそ4時間半ほど、北関東の田園をひた走り、真岡鐵道の小さな駅がある益子の市街地に付きました。 適当な駐車スペースで待つこと暫し、杉本ご夫妻のお出迎えで工房へ直行。小さな峠道を越えたドライブの先、着いた山間のご自宅兼工房は、新緑に囲まれたすがすがしい場所にありました。

知人のご紹介とはいえ、初対面の陶芸家のお宅にお邪魔するのは、さすがに少し緊張しましたが、そんな心配はすぐに消散。気さくな杉本氏と優しい奥様から、おもてなしのお茶とお菓子をごちそうになり、暫し歓談。昼時には近くのお店で、珍しい流しそうめんをごちそうになりました。

6 ▲杉本浩太郎ご夫妻。一見近寄りがたい芸術家・・の印象ですが、
とても気さくで楽しいお人柄でした。

3 ▲くみ上げた地下水で、流水を作る独特のマシン。
"流しそうめん"なのに、そうめんは流れて去りません。

2 ▲サイドメニュー、沢ガニの唐揚げ。初めていただきました。
まるごとかじります。うまい!!

To be continued

2010年1月31日 (日)

ぶらり旅

おはようございます。冷え込みも少しゆるみ、春の気配が感じられる今朝の相模原です。

今週初め、風林堂では遅い正月休みをいただき、短い休暇を過ごすことができました。 住まいと仕事場がくっついているので、100%お休みというのはなかなか難しいのですが、この間に早春の風景を求めて小旅行をして参りました。 今回のコースは、初めて東京湾アクアラインを渡り、外房鴨川泊、海岸沿いと房総の田園を散策し、東京湾フェリーで久里浜より帰宅「一泊二日関東小さな旅」です。

Umihotaru ▲海ほたるからちらり見える東京の町並み

Pacific ▲外房から望む太平洋は、浅瀬にあっても水が蒼いです。


Morning_bay ▲朝焼けの漁港。風の冷たい朝でした。


Asaichi ▲勝浦の朝市。干した魚や、地元のおばあちゃんが作った野菜などが並んでいます。


1000 ▲ 帰り道に通った千枚田。田に水が入った頃に、又来てみたいですね。


いかがでしたでしょうか? 決して洗練されてはいませんが、とても新鮮な魚が沢山並んだ、海辺の宿での夕食と暖かいもてなし。 朝市や、鴨川港で出会った地元のおばあちゃん。東京都心から車で僅か一時間半のところに、ほどほどの旧いたたずまいを残し、昭和後半の香り漂うとても気持ちの良い景色。懐かしくも暖かい早春の外房でした。

 

2009年10月11日 (日)

休暇の旅 その四

おはようございます。 三連休の真ん中日曜日、相模原は快晴の朝を迎えています。お出かけの方には、最高の一日になるのではないでしょうか?

さて、三度に渡って書いて参りました、私たちの休暇の旅も最終日となりました。期間中快晴の日はありませんでしたが、大きく崩れることもなく、しっとり落ち着いた旅を満喫しました。
古都の風景をご覧下さい。

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▲兼六園での一コマ。 庭園の写真は難しいのでクローズアップだけ。
こんなとき一眼レフがあると、少し違った目線の写真が撮れるのですが・・
もう少し秋が深まると、違った色彩が楽しめそうですね。



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▲東茶屋街。江戸時代の遊郭跡とのことですが、通りを含む一角が、ほとんど茶屋形式の建物で保存されているのが見事です。小雨に似合う落ち着いた風景です。

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▲板壁にこんなものが。まるでオブジェのよう。

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▲メインの通りから、一本裏通り。狭い路地を挟むように、格子戸のある町並みが続きます。

Kanazawa3
▲金沢の名店、和菓子の「森八」が、旧い家屋を改修し茶房をしていました。
一休みして、上生菓子とお抹茶をいただきました。
お菓子の名は「紫式部」。「森八」の名が入った鮮やかな色彩の銘々皿は九谷焼き?

いかがでしたでしょうか? こうして、今回写真を載せた場所以外にも、市内近江町市場や、金沢城址。 なぎさドライブウェイや、能登の山村なども立ち寄っています。 また、自分達へのおみやげとして、珍しい海産物や、小さな九谷焼の花瓶などを買い求め、短いながら身も心も充実した休暇の旅を終え、日常に戻ってきました。。。 そして、又いつの日か訪ねてみようという思いが残りました。

2009年10月 9日 (金)

休暇の旅 その参

台風十八号が、日本列島を縦断し、東海地方から首都圏にかけて、甚大な被害が伝えられています。 ここ相模原市も、一昨晩から風雨が強まり、昨朝8時頃にはかなり強い風と雨が吹き荒れました。 幸い風林堂は、昨日は定休日でしたので、従業員さんの通勤や、お店の営業には差し障りありませんでしたので、ありがたかったですが、被害に遭われた方には、お見舞い申し上げます。

さて、そんな中、私は暢気な休暇旅の続編を書いて参ります。

前回は、2日目のお昼までの行程を記しましたので、今日はその続き、金沢市街へ入って参ります。

Kanazawa7
▲市内一番の繁華街、香林坊から少し裏手に、武家のお屋敷跡がありました。
お庭の立派な植木が、その昔の風情を留めているかのようです。小雨模様の天気でしたので、光がベタで、コントラストがイマイチですが、雰囲気は伝わるでしょうか?


Kanazawa2

Kanazawa1金沢での夕食は、なんとおでん屋さんへ。 私達夫婦にとって、20年来の友人(といっても十歳近く年上の先輩ですが)が、現在金沢に単身赴任しておられ、その方の案内でこの店に連れて行っていただきました。始めて訪れた旅先で、こういう店に行けるのは、なかなか得難い体験です。てきぱき働くおかみさんを含め、三人の女性が切り盛りするこのお店、いろいろ目移りする,おいしそうな大皿盛りのおばんさいと、良い香りを放つおでんを前にして、シアワセなひとときでした。Cさんごちそうさまでした!

▲おでん屋さんには定番の赤提灯。 「ゑびす」という地元では有名なお店だそうです。

そして、金沢でのエピソードをもう一つ披露・・・「半額セール」のPOPに引きつけられ、たまたま立ち寄った前述武家屋敷跡に近い九谷焼のお店。ふと、そのビルの二階を見上げると、見覚えのある名前が記された看板。 以前「ぷりんたぶるせんべい」のご注文を続けて何度かいただいた、エステサロンがそこにありました。 これも何かのご縁と思い、ドアを押し開いて見ると、午後五時半過ぎの店内は既に終業の準備中。  残念ながらオーナーの方はご不在でしたので、ご挨拶差し上げられませんでしたが、若いスタッフの方に経緯を告げると、思い出していただき、お話しすることができました。 旅先での思わぬ出会いに、こちらも忘れられない想い出になりそうです。

そして次回は、最終日です。 一応ご期待下さい(笑)

2009年10月 5日 (月)

休暇の旅 その弐

おはようございます。 今週も長雨模様の相模原、おまけに週の半ばには台風まで接近して来るようで、気を揉む一週間になりそうですね。

今日は、前回に引き続き、先週訪れた石川県の旅の風景写真を載せて参ります。 2日目の道程ですが、この日は宿泊地を出て、七尾市街の旧い寺院や、明治から続く商店街を散策し、午後は、能登半島を横断、海岸線を走り金沢市街を目指しました。

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▲「一本杉商店街」、その名の通り杉の木が生えていた、明治中頃より栄えたという一直線に伸びた商店街。こんな旧い看板が何カ所かで目にとまりました。
細かく細工された。蒼く重厚な銅看板。今では作るのも難しいのでは。

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▲明治後半創業という和ろうそく屋さん。旧い建物に、モダンな照明を取り入れ、センスの良い店作りでした。年月を経た木造建築には、それだけで存在感が宿ります。
お店の美人若おかみさん(?)にお願いし、写真に収まって頂きました。 
とても親切丁寧な接客に感動しました。

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▲お店の前には、こんなしつらえが。素敵ですね。

Nanao1

▲こちらは、更に旧い和菓子屋さん。昭和天皇もお立ち寄りになったとか。創業時は廻船問屋だったそうですが、明治後半に転身。現在四代目が後継されているそうです。 写真は三代目女将。とても雄弁な方で、お店の歴史とお菓子について、いろいろ教えてくださいました。
お店の外観は数年前に改装され、新しくなっていましたが、内部の骨組みは明治のまま。 
偶然にも女将の次男さんが、現在相模原市在住とのこと。縁は異なもの・・。


この商店街、電柱はなく石畳が整備されたきれいな町並みですが、観光向き一部の業態を除いては、決して活気溢れる商店街とは言い難い印象です。市街地商店街が等しく抱える問題ではありますが、地方ではそれが顕著なのかもしれません。少し複雑な気持ちになりました。

続きはまた。

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