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2011年8月19日 (金)

おせんべい作ってみよう3

おはようございます。手焼きせんべい風林堂 酒井浩です。

先ほどから大粒の雨が落ちてきた相模原です。今日からしばらく雨の予報です。今月初めの台風以来まとまった雨は初めてではないでしょうか? 気温も少し落ち着くようですのでひとときほっと出来そうです。

さて、今日が最終回、おせんべいが出来上がります。

●乾いた生地はそのまま焼いてもうまく焼けません。
出来上がりの後数日以上「寝かせ」という放置状態の後、「ほいろ」という大切な作業があります。
写真のようにざるなどに入れ、下からの熱60℃くらいで約一時間ほど温めます。
時間は生地の状態によって調整しますが、この辺は経験なので最初は適当に。
火が強すぎると焼けてしまうので注意。

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ほいろ中の生地は、上下を入れ替えるなど熱がまんべんなく行き渡るように注意します。火傷にも注意。
さていよいよ焼きの作業です。炭火の場合バーベキューグリルなど大きい方が均一に焼けますのでお試しを。
「強火で遠火」が基本。近いとすぐ焦げます。
しばらくするとお餅のようにぷーっとふくれる場合があるので、そのときはすりこぎのようなもので押えます。
一度つぶしてしまえばもう膨らみません。
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 焼き上がったおせんべいにはタレを塗ります。(配合は末尾に)
焼けてすぐの熱いおせんべいに常温のタレを塗ると、中まで染みこみますので
おせんべいをタレの温度差少なくなってから塗りましょう。
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このまま食べてもおいしいのですが、保存するためにはたれをもう一度乾かさなくてはいけません。
オーブンレンジなどで70℃くらいの低温で醤油が焦げないよう乾かして下さい。

ほいろ作業を家庭でするにはカセットコンロなどを利用してみるといいかもしれません。

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焼きにはオーブントースターもオススメです。
炭火をおこす手間も無く、上下から熱が当るので表面もでこぼこが少なくきれいに焼けます。
 
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●醤油ダレの配合●  醤油180cc 赤ザラメか三温糖40g お好みの調味料少々。
鰹だしなどを入れると生臭くなるのでダメ。昆布系の旨みを足すとよいでしょう。
醤油と材料を混ぜ、沸騰寸々まで加熱。最後に澱粉(片栗粉)少しを醤油で溶いて加えます。
これで少しとろみのついたタレが完成。おせんべいに良く馴染みます。

お醤油を塗って半乾きの時に、焼きのり、ザラメなどを付けると違ったバリエーションもできます。
いろいろ試してみてはいかがでしょうか?

さて、3回に渡って掲載したおせんべい生地から焼き上がりまでの行程、以外に手間が掛かるのがお解り頂けたでしょうか? もしお近くにおせんべい屋があれば、生地だけを少し分けてもらって、焼きと味付けだけを試すことも出来ますので、お手軽かもしれませんね。機会があればお試し下さい。

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