大震災
今日1月17日は、20年前に阪神淡路大震災が起きた日です。朝から追悼や、防災意識を喚起する番組が多く放送されていますね。当時、テレビの生放送で伝えられる惨状を見ながら、言葉を失ったのを思い出します。4年前の東日本大震災は、津波の脅威を目の当たりにしましたが、関西の大都市直下で起きた大地震は、人が作り上げてきた頑丈な構造物が、一瞬で木っ端微塵に破壊されるという意味で、違った衝撃を受けたものでした。
どちらの災害も、地震国日本で暮らしていれば、自分自身に何時起きても不思議では無い訳で、こうした機会がある毎に、今現在平和に過ごしていられるのは、単なる偶然なのではなかろうかという、無常観さえ抱いてしまいます。加えて、被災された皆さんの、復興に向けた苦闘を伝え聞くと、もしこれが自分だったらと、その困難さを想像し身震いしてしまいます。
小規模事業を営む身は、ある日その基礎である製造設備などの資産が失われたら、すぐに生きる糧を失います。あるいは、取引先の多くが被災してしまったら。福島原発が陥りかけた危機、首都を含む広大な地域が核で汚染されたら。そして何より、自分の身体が痛んで働けなくなったら・・。 人知を超える大災害で被災したとき、その後復活への意欲が持てるのかどうか、自信が持てません。
しかしながら、自由が保障された国に生きている以上、その対価として自分の生活は自分で守らねばならない義務がありますから、こういった機会に知恵を出し、リスクを少しでも軽減できるよう考えていく必要があります。 天災は忘れた頃に必ずやってくると肝に銘じて。
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