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2020年5月 1日 (金)

緊急事態宣言延長への心配

セルフコントロール(自制・自己管理)に必要な「意思力」という言葉は、日常でよく使われますが、脳科学的な根拠を持つ実態のある能力であることが、科学的に証明されているそうです。生活上の節制は勿論、仕事や勉強、人間関係、約束や法律の遵守など、セルフコントロールが必要なシーンには枚挙にいとまがありません。このように、意思力は日常生活や仕事上不可欠な要素でありますが、使うとすぐに消耗してしまう、希少資源としての性格を持つことも解っているそうです。そのため、精神的負荷の大きい仕事に関わったり、トラブルに遭遇して心にダメージを受けたりすると大きく消耗してしまいます。また、そのことによって、ネガティブな行動に陥りやすくなるという面もあるそうです。喜怒哀楽の幅が普段より大きくなったり、大きな仕事の間、部屋が散らかったりというのも、これにあたります。ですから、自己管理には、消耗というコストを上手に配分し、意思力という限られた希少資源をを効率的に使うことが必要となるそうです。目標を達成するには、このことを自覚することは重要で、無自覚のままで課題に取り組むと、自制の配分に無駄が生じ、意思力を無駄に枯渇させ、失敗することが多くなるそうです。

自滅する選択

新型コロナウイルス禍で出された緊急事態宣言で、国民全員の行動が制限されています。「必要最低限以外の外出を自粛し、家で過ごしましょう」。当初、この宣言は、1ヵ月とされていましたが、報道によりますと、更に1ヵ月延長される可能性が高いようです。窮屈なのも大型連休明けには改善されるかもしれないと期待していた方もいらっしゃるでしょう。宣言発出から今までの、日本国民の行動の結果に由来しているのだとはいえ、予期されない自己管理ほど、消耗が大きいとされていますので、国民全体の意思力が、どれくらい減少するのか心配です。自制を続けるには、メリハリを付けてやることが大事で、例えば、普段の日常であれば、大きな仕事の前に英気を養うとか、仕事帰りやお休みの日に羽を伸ばすとかいう行動がこれにあたります。緊急事態宣言下での生活で、こういったメリハリがつけにくいのは、皆さん同じ感覚だと思われます。

政府の要請や説明には、感染拡大による危機を伝え、我慢という自制を促すだけで、意思力を上手に配分することが重要だという視点が足りないように見えます。自制が必要な期間は最大どれくらいなのか。頑張ったあかつきには、どのようなご褒美があるのか。上手に息抜きするには、どうすれば良いのかなど、もう少し易しく語ってもらえると、従う国民としても、もう少し上手にセルフコントロールできるのではないかと思うのであります。


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