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2020年9月11日 (金)

次のリーダーに望むこと

安倍総理大臣が、健康不安を理由に辞任することになりました。前回のように、急激な病状悪化ではないようなので、次の総理大臣が決まるまでは任を全うするとのこと。これを受けて、政権与党では、次のリーダーを決めるべく動きだしました。コロナ禍が一時の緊張から脱し落ち着きを見せる中、マスコミには恰好のテーマになっているようです。

名の知れた大物政治家三名が名乗りを上げ、選挙戦が繰り広げられていますが、どのメディアを見ても、菅官房長官の当選が確実視され、次の総裁、首相に就かれるのは間違いないようです。管さんは、安倍総理の路線を継承することを明言していますので、アベノミクスによる経済活性化を進め、所謂トリクルダウンによって、国民全員の豊かさを実現するというスタンスになるのでしょう。

是非成功させてもらいたいですが、コロナ禍で経済活動を抑制せざるを得ない現実のツケで、大幅に下がったGDPを復活させ、成長にまで回復させるのは、至難の業と思いますが、手腕に期待します。

コロナウイルス感染拡大対応という直近の問題に加え、その前に横たわる大きな社会問題、世界中で最も早く進む日本社会の高齢化。2025年問題とされていますが、これからのすべてのリーダーが取り組まなくてはならない大問題です。未来を予想することはできませんが、データを元に確実に見通せる未来、人口動態。国の人口構成が、過去~未来どのように動くのかはおよそ解っていて、そこから見える社会の姿から、未来を知るというものです。

70

1970年の人口グラフ。戦後のベビーブーマー団塊の世代の方々が青年期だったころの人口構成です。高齢者が少なく、経済の中心を担う働き手が多く、社会の活力があった時代です。

2020

それから50年を経た今年2020年のグラフ。団塊の世代が65歳以上の高齢になり、その子供団塊ジュニアが20年から25年遅れて山を作っています。未婚率の上昇と出生数の減少で、これから社会経済を担うべき若者が少なくなっていて、言わば頭でっかちの構成になっています。

2040年人口グラフ

そして、今から20年後、私も後期高齢者の仲間入りする時期になりますが、今年のグラフと比べても、更に頭の大きい構成になります。この頃には、団塊の世代が90歳代を迎え、団塊ジュニアが65歳以上の前期高齢者となり、人口の高齢化比率は35%超。現役世代1.5人で高齢者1人を支える構図になります。これは、将来変わることの無い未来図です。一説によると、2025年に高齢者5人にひとりが認知症患者となり、それは施設の収容能力を大幅に超える730万人となるそうですから、このグラフの頃には、もっと増えているだろうというのは予想できます。

先進国では死亡率出生率が安定しているので、大規模移民や戦争などがない限り、人口動態を見ることで、半世紀先までの社会の未来をほぼ確実に見通せます。当然、今起きている問題は70年代から予想されていましたが、為政者による社会保障改革の号令だけは勇ましくとも、現実には対応されませんでした。何度も先送りされ、昨年やっと実施された消費増税により、社会保障財源を増やす方向に進みましたが、まだ全く足りていないといのうが現実のようです。

次回に続きます


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