電子申請してみたら
食品の製造業者は、当局より営業許可を得なくてはなりません。施設や運用が衛生基準に適合しているか検査を受けることが必要で、取得後概ね5年に一度くらい更新する必要もあります。
風林堂は、今年該当するので、管轄の保健所より案内がきました。コロナ禍ということもあり、更新の申請を、初めてオンラインで行うことにしました。厚労省が運営する「食品衛生等申請システム」という、いかにもお役所らしいネーミングと作りのHPが該当するようです。ここから申請するには、デジタル庁が運営するGビズIDという仕組みに登録する必要があります。GビズIDの詳細 行政手続きを一元的にできるようにする仕組みのようで、上手に使うと便利そうですが、普通の事業者が利用する機会がどれくらいあるのかは不明なところす。私は、以前ID登録してありましたので、今回は省略でき、すぐにログインと手続きを進めることができました。「利用できる手続は、各省庁および地方自治体の各種手続に順次拡大中です。」とあり、地方管轄の手続きは、自治体毎対応が分れるようですが、幸い相模原市は対応してましたので助かりました。
もう一軒の申請は、「登記ネットかんたん証明書請求」という、登記に関わる書類を、役所の窓口に出向かなくても取り寄せられる仕組みです。個人の証明書類などは、マイナンバーカードがあれば、ほとんどコンビニで入手可能になっていますが、法人の書類はまだ仕組みができていません。近くに窓口がない方には、出向く手間が省けてよさそうです。窓口申請より手数料が安く済むのもありがたいです。まあ、あんなコピー書類発行手数料に数百円もかかること自体、腹立たしいのはこの際置いておきますが(w)
今回初めて申請してみて思ったことは、役所の作るシステムって、なんでこんなに解りにくいのだろうということです。もう少し、インターフェイスがユーザーフレンドリーにならないものでしょうか。また、これはオンライン申請だけに関わることではありませんが、お役人にはなじみのある許認可に関わる用語も、普通の事業者、特に小規模事業者には読みこなすだけでも大変です。もう少し、日常用語に近い言葉でできないものでしょうか。あと、提出資料をデジタルデータにするのも、慣れていない方にはハードルが高そう。HPを覗いてみて、すぐに諦め窓口の対面申請に切り替える方も多いのだろうなと推察されます。
とてもコストがかかっていそうな仕組みですが、コロナ感染の影響もあって利用率が増えているとの記事も見かけました。マイナンバーカードの普及がなかなか進まず、ニンジン作戦など展開しているようですが、事業者向けは意外にも好調なようですね。ご利用になった他事業者の皆さんのご感想も知りたいところです。
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