2014年1月25日 (土)

災い転じて

Photo本格的にWebでの集客を始めて5年以上が経過しました。この間、お客様のご希望で作るオーダーメード「ぷりんたぶるせんべい」を中心に、毎日色々なご要望や、ご注文を頂いています。

その中には、企業からのまとまったオーダーも多く、オフィシャルなトレードマークやロゴを使い、式典やキャンペーン用途など、大切なイベントへのノベルティとしてご利用いただくケースもあり、作り手としては緊張もすることがあります。

一昨日納品した大きなオーダーも、そんな用途で、およそ1ヵ月半あまりの打ち合わせを重ね、注意深く対応して参りましたが、最後の最後、配達指定日を間違えるという大きなミスをしてしまいました。ご注文主は、外資系のファンド運用会社。届け先は都市銀行の、大都市圏を中心にした支店宛という、かなり堅いと予想される取引きです。間違いに気づいたときに、真っ青になったのは申すまでもございません。

商品の性格上、商談中のやり取りはほぼEメールで行うことにしていますが、理由は、細部の打ち合わせ内容を、後で確認できるようにしたいからです。ある程度大きな企業であれば、それを更に進めて、ナレッジマネジメントなどと呼ばれる、ビジネスの進捗状況を複数社員間で共有し、仕事の効率化に生かしているところも多いのではないかと思います。

風林堂のような零細企業では、そのようなシステマチックな対応が出来ないので、担当が一元管理し、何重にもチェックをすることで、ミスを無くすようにしていますが、やはり人間のすることに100%は無く、ケアレスミスによる事故が希に起きてしまいます。今回はそれが如実に表れた事例で、ほとんどのやり取りを記録に残しながら、肝心の納期変更についての打ち合わせを電話で行い、すぐに記録に残したり、確認を怠ったため、どこかで間違いが生じ、一日ずれてしまうと言う結果になりました。

出荷報告をした時点で間違いに気づき、どうしても一日前倒しの配達に変更して欲しいというご希望に応じて対応することにしましたが、結果としては、全50件の宛先のうち、33件を当日配送に変更し、残りは出荷時の指定どおり、翌日の午前に配達という結果となりました。一日早く出荷したのも功を奏した形ではあります。

風林堂ではほぼすべての荷物を、国内最大手ヤマト運輸の宅急便に依頼していますが、その理由は、配送への信頼感が抜群だということです。ほぼ時間どおりに間違いなく配送され、扱いも丁寧。割れやすいおせんべいなのに壊れたというクレームは滅多にありません。そして最近では、ITのフル活用で、荷物の所在確認や配達時間の変更などにもきめ細かく対応してくれて、エンドユーザーの視点に立ったサービスの提供は、さすが日本企業のトップだなと感心するばかりです。

今回も、その恩恵に浴する形でどうにか事なきを得たのですが、配達時間変更依頼を16時に出して、その7割近くが対応されました。配送先が銀行なので、18時以降は受け取り出来ないとか、電話が録音対応になり連絡が取れないとか、こちらの希望に添えない場合にはドライバーや担当営業所からきっちり連絡が入り、その対応にはこちらが恐縮するほどです。

実は私がこんな対応をして、半パニックに陥っていたのは弊社の定休日の午後で、そのせいで予定していた私用をすべてキャンセルせざるを得なかったのですが、こうしたやりとりを経て、ご依頼主にもある程度の満足をいただき、風林堂の信用を落さず済みました。トラブルを未然に防げればそれがベストですが、起きてしまったミスをリカバリーすることでそれまで以上の信用を得ることができるというのは、ビジネスの場面でよく言われることです。後の経緯からは、「災い転じて・・・」という感触も得られましたので、今は胸をなで下ろしながら、今後の教訓として重く受け止めているところです。そして、宅急便のシステムと現場の皆さんには、感謝!の一言です。

2014年1月13日 (月)

輝け!2013年My鑑賞映画作品最優秀賞発表。

2013年はおかげさまで仕事が忙しく、お休み返上の日も多かった一年でした。故に、劇場に足を運ぶ回数が例年より少なく、鑑賞本数が31本という結果でした。是非と願いながら、見逃したものも多いのですが、後日ビデオ鑑賞ということ少ない私としては、作品に接する機会が失われてしまう可能性も大なので、同好の友人などにプッシュしてもらわないといけません。

さて、今年も少ない中からマイベストを勝手にセレクトしてみました。実は、ものすごい名画と思えたり、一生の宝と言えるような作品には巡り会わなかった一年なので、どちらかというと渋々とか、苦し紛れとかいう形容の似合うセレクトになってしまったのがやや残念です。今年に期待!

Photo● 金賞  ムーンライズ・キングダム =独特の世界を紡ぐ作家の作品 ほのぼの感がグー=

● 銀賞 イノセント・ガーデン =韓国人監督ハリウッド進出作オリジナルテイストのサスペンス=

● 銅賞 ペーパーボーイ 真夏の引力 =ちょっとエロチックで社会問題も少し=

● エンタメ賞  パシフィック・リム =痛快無比の怪獣映画=

● アクション賞  アイアンマン3 =大ヒットシリーズ、主人公のキャラが大好き=

● SF賞 LOOPER/ルーパー =タイムリープものとしてはかなりの良作=

● 次点 セブン・サイコパス 悪の法則 =どちらも犯罪ものですが、予想を覆す内容で面白かった!=


LOOPER/ルーパー (アメリカ)
人生、ブラボー! (カナダ)
東ベルリンから来た女 (ドイツ)
ムーンライズ・キングダム (アメリカ)
愛、アムール(オーストリア フランスドイツ) (オーストリア フランスドイツ)
ザ・マスター (アメリカ)
死霊のはらわた (アメリカ)
君と歩く世界 (フランス・ベルギー)
天使の分け前 (イギリス)
アイアンマン3 (アメリカ)
L.A.ギャング ストーリー (アメリカ)
モネ・ゲーム (イギリス アメリカ)
ポゼッション (アメリカ)
オブリビオン (アメリカ)
イノセント・ガーデン (イギリス アメリカ)
欲望のバージニア (アメリカ)
25年目の弦楽四重奏 (アメリカ)
飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲 (アメリカ)
ペーパーボーイ 真夏の引力 (アメリカ)
パシフィック・リム (アメリカ)
ホワイトハウス・ダウン (アメリカ)
マン・オブ・スティール (アメリカ)
オン・ザ・ロード (ブラジル フランス イギリス アメリカ)
大統領の料理人 (フランス)
エリジウム (アメリカ)
凶悪 (日本)
ランナウェイ 逃亡者 (アメリカ)
トランス (イギリス)
死霊館 (アメリカ)
セブン・サイコパス (イギリス)
キャリー (アメリカ)
悪の法則 (アメリカ イギリス)

2014年1月 4日 (土)

35年目の同窓会

昨秋、出身高校の同窓会が開かれるという案内が届きました。卒業してから35年の歳月が流れ、子供は勿論、孫がいる人もいる歳になりましたので、懐かしい顔に会いたくなり、正月の3日、故郷の清水(現静岡市清水区)の会場を訪れました。

年賀状のやり取り程度をしている友人も、何人かはいますが、ほとんどが卒業以来初めて再会する人たちばかりなので、少し緊張感もありましたが、そんな気持ちは会場に入ってすぐに吹き飛び、すぐに昔話に花が咲いたのは申すまでもありません。

互いの近況を報告し合ったり、その日出席出来なかった、他の仲間の消息を教え合ったりと、良くあるパターンの経緯ではありますが、とても楽しいひとときでした。

仕事柄、年末年始はとても忙しいので、この時期に遠方へ赴くのは今まで躊躇していましたが、昨春、近くに高速道路のインターチェンジが完成し、隣県へのアクセスが格段に良くなったことが、気持ちの後押しをしてくれたというのもあります。時間距離の短縮は、心理的な壁を除いてくれるという証明かもしれません。

出かける日の朝早起きして、昔のアルバムを開き、当時撮ったスナップ写真をデジタルにし端末に入れて持参しました。35年前の少年少女の顔の友人達がそこにはいますから、思惑通りみんなにとても喜んでもらえたのが嬉しかったです。

連絡先を教え合ったりして、これから交流が復活するかもしれず、楽しみが増えた新春の宵でした。

35年前卒業式の日に教室で撮ったスナップ

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昨日のスナップ

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2014年1月 1日 (水)

賀詞

2014

2013年12月 4日 (水)

御歳暮シーズンに思う

13_2 師走の声を聞くと私たちの業界は急に忙しくなります。御歳暮シーズンの始まりです。年末のギフト需要の後には年賀需要も控えていて、これからの1ヶ月と少しの期間、一年で最も慌ただしく過ごすことになります。

 しかし、こののぼり旗一本で、お客様を呼び込める訳ではなく、風林堂のような製造直売の零細事業者が、大手の流通やメーカーの攻勢を前に生き残って行くには、それなりの努力やノウハウが必要になります。おいしいものを地道に作って、お客さまのご支持を待つという、昭和の時代までの職人気質ではなかなか厳しい時代になってきています。

 テレビやラジオ、新聞の折り込みチラシなど古くからある広告では連日御歳暮の広告が流され、大手流通業からはDM攻勢。それらに加え、最近ではITを駆使したありとあらゆる販促情報が消費者に向けられます。商品は巷に溢れ、一方で御歳暮や御中元など季節のご挨拶の需要は、年々少なくなる一方。何もせずに座していては、やがて淘汰されてしまうのは目に見えています。

 そんな厳しい商環境を乗り切るためにどうすべきか、努力を怠らないでいたいと願うところですが、日々の仕事に忙殺されていると、情報収集力やスキルのアップなどにはなかなか手が回らず、歯がゆい思いをすることもしばしばです。

 しかしながら、小さな積み重ねが必ずや実を結ぶと信じ、細切れの時間を有効活用し、友人知人の様々なアドバイスに耳を傾け、時にはプロのアドバイザーに助言を願いながら乗り切って行こうと思う師走の一日です。さあ、残りの4週間全力疾走です。

2013年11月27日 (水)

友達のライブ久々

学生時代に知り合って、長いこと付き合っている友人。歌手でアクター、コンポーザーで脚本家というマルチな活躍をしている石原慎一。今年がデビュー30周年ということで、一年間にわたり、いろいろなライブ活動を行ってきたとのこと。一昨日その締めくくりとなるステージがあったので、久しぶりに聴きに行きました。

30年の集大成らしく、彼(当然私も)が子供の頃に聴いた歌、デビュー当時のオリジナル、TVやメディアへの露出が最も多い戦隊ヒーロー主題歌、そして近年力を注いでいるという、ミュージカルナンバーなどを三時間にわたり熱唱、それは多彩なパフォーマンスを見せてくれました。

三日間の最終日とあって、さすがに大分声も枯れ、いつもの実力とは少し落ちた感じは否めませんでしたが、それも生の楽しみと思えば、一興ですよね。

次は還暦ライブか? お互いまだまだ頑張ろう!

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2013年11月13日 (水)

遊んでみましたw

手焼きせんべいに企業のロゴやトレードマークでノベルティとして、イラスト、名入れメッセージ印刷などで個性的なギフトとして等々、いろいろな場面でお使いいただいている「ぷりんたぶるせんべい」、先日こんな文字を印刷して遊んでみました。

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今年の流行語大賞獲得の有力候補、あの大人気TVドラマ「半沢直樹」の決めゼリフです。Facebookで画像を公開したところ、大うけしました。勿論、商品として販売することはできませんが、ネタとしてはおもしろいと思いませんか?

皆様も、こんな洒落の効いたアイデアで、年末の忘年会などを盛り上げていただければと思います。


0120◆手焼きせんべい風林堂のホームページはこちら
◆おせんべいにオリジナルメッセージやイラストを印刷、
オーダーメード「ぷりんたぶるせんべい」の詳細はこちら

はやぶさせんべいのご用命はこちら

2013年11月 5日 (火)

小さなお客様

風林堂の立地は所謂ロードサイド店で、歩いてご来店される方は全体の15~20%くらいででしょうか?近くの駅周辺も、新興地なので古い町に見られるような、駅前商店街などはなく、賑わいとは縁遠い環境です。そんなお店が、希に賑わうことがあるのが写真のような小さなお客さんが来たときです。

今朝は近くの公立小学校二年生が、課外授業の一環として、お店にやって来ました。晴れた朝、とても元気にやってきた一クラス30人ほどのこどもたちは、おせんべい屋の仕事などについて、いろいろ質問して行きました。

小さなお子さんのいるご家庭では、お買い物の多くを、スーパーやコンビニ、専門の量販店などでされることが多いと思うので、こうしてお店の人と言葉を交わすことが少ないかもしれないですから、ちょっとした経験だと思います。これから学校に帰って、聞いてきたことをもう一度思い出してくださいね。

2013_11

2013年11月 4日 (月)

相模原のむかしばなしを取り上げていただきました

Photo_2一週間ほど前のこと、お店に電話を頂戴しました。市内で活動されていらっしゃる、相模原演劇鑑賞会の代表の方が、近日開催される同会の催しに、相模 原の民話朗読を取り入れたいとのこと。何故そのようなお申し出を頂戴するかといえば、風林堂のホームページには、市内ご在住の漫画家、市村章さんの筆によ る民話集を掲載しているからです。勿論私としては異存ありませんでしたが、念のため、画の著作権者である市村氏のご了解をというこちらからの申し出の後、無事開催ま でこぎ着けることになりました。

実はその件は、仕事にかまけてすぐに忘れていたのですが、またその数日後には、こんどはその朗読をされるという女優さんが直接ご来店され、民話の内容について詳しく取材して行かれるということにまでなりました。

その際に頂戴したのが写真の告知チラシ。ご来店くださった、山口杏子さんの写真も載っています。その際には、風林堂の商品「相模原草紙」の中の、でいらっちを描いたおせんべいを沢山オーダーしてくださり、当日お集まりの皆様にお配りいただいたようです。

もともと、相模原とは深い縁があるわけではなく、この地で商いをさせていただいたのもまだ20年余り。何代にもわたって地に根を張った皆様に比べれば、ほんの新参ですが、こうして少しずつ地域とご縁ができるのは、とても嬉しいことだと、あらためて実感した出来事でした。

2013年10月21日 (月)

お客様から写真をいただきました

風林堂が「ぷりんたぶるせんべい」の技術を導入し。Webで受注をい始めてから、もうじき丸7年になろうとしています。この間とても多くのお客様からのご用命にお応えして参りました。時には出来映えに不満足というお叱りをいただいたり、納期を違えて冷や汗をかいたりと、マイナスの出来事もありましたが、概ね、とても綺麗に仕上がって嬉しいとか、印刷の出来映えに加え、おせんべいの味も満足という、お褒めの言葉をたくさん頂いて、日々の糧としている次第です。

先日も、とある女性からのオーダーで、中国からいらっしゃる胡弓(中国の弦楽器ですね)の大先生へのプレゼントとして、イラスト及びメッセージ入のおせんべいを、ギフトとしてお作りしましたところ、受け取られた先生が大変感激され、オーダーくださったご本人もそのことでとても喜んでいただきました。そして、感謝のメールと共に、その時撮られた写真までお送りくださりました。

「ぷりんたぶるせんべい」はすべてお客様毎にオーダーメードいたしておりますので、デザインやお届け毎の仕様、納期などその都度すべて異なりますから、とても手間がかかり、神経も使う仕事です。しかし、こうして嬉しいお便りを頂戴すると、その大変さも吹き飛びますので、作り手としてはとてもやりがいの有る仕事と思っております。これからも、お客様のお望みを叶えるべく、取り組んで参りたいです。

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