2015年9月 3日 (木)

新聞記事より

少し前に目にした新聞記事で、米国の食中毒騒ぎについて触れられたものがありました。要約すると以下のような内容です。

~数百万ガロンのアイスクリームがリコール(回収)された。あなたはアメリカの食べ物はひどい、と思っているかもしれない。しかし、それは違う。おそらく世界で最も安全といえるだろう。製造技術や食品管理は急速に進化している。にもかかわらずバクテリアやウイルスなどいくつかの病原菌によって、食べ物を通じて発症する病気は1990年代以降急増している。いったいなぜなのか?食品安全管理で、これ以上徹底すると逆効果が出てしまうという「収穫逓減(しゅうかくていげん)」に達してしまったのではないか。そういぶかる専門家もいる。つまり、清潔過ぎるがゆえの結果ではないか、と。食品業界の衛生管理は、一般家庭で使っている野菜洗浄機や塩素系漂白剤、滅菌皿洗い機などと同様、私たちの健康を支えている食べ物に自然にある善玉バクテリアまで滅菌殺菌する。「清潔に、という場合、どこかに一線をひくところがある。その一線を引く場がどこなのか、まだ分からないのです」  「清潔すぎる」食品を追求する論理は、衛生観念から出ている。」~

科学的に証明された理屈では無いようですが、ひとの免疫システムや、細菌に対する耐性などを考えたとき、十分に説得力のある話しと思いました。

過剰な清潔志向は、日本国内においても同じですね。住環境にある、カビや細菌を減らす効力を謳った商品は、巷に満ちあふれていますし、消費者の不安心理を煽るCMも沢山あるように 見受けられます。勿論、不潔よりは清潔が良いのは当然ですが、その限度をどこに置くかという、所謂、程度の問題として、一考に値する記事と思いました。

一方、私たち食品を製造販売する立場としては、安心安全を求める消費者意識に、どのように応えていくかということを再考する機会にもなりました。


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2015年8月22日 (土)

設備投資

手焼きせんべいに企業のロゴやトレードマークでノベルティとして、イラスト、名入れ、似顔絵やメッセージ印刷などで個性的なギフトとして等々、いろいろな場面でお使いいただいている「ぷりんたぶるせんべい」。2006年末に機器を導入しサービスの提供を始めました。当初は、黒一色のみ再現できるだけでしたが、2012年には、カラー出力に対応したフードプリンターを追加、小ロット、短納期にもお応えできる体制になりました。

サービス開始以来、多くの受注を頂戴し、毎年その数が増えております。ほぼ毎日、何件かのお問い合わせや、ご注文をいただきますが、希にロットの大きなご注文があると、お休みを返上して対応せねばならなかったり、後で入ったご注文をお断りせねばならないことも起きて参りました。

このような状況を改善しようと、印刷の能力をアップするため、新たにもう一台のプリンターを導入することにしました。4年前からある機器と同じ仕様ですが、印刷の能力は倍近くになるはずです。

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本当は2台を横並びにして、作業効率を高めたいところですが、工場内のスペースが限られているため、縦に重ねることにしました。プリンター本体の重量は、約85Kgというヘビー級なので、商工会議所に紹介してもらった鉄工所で、しっかりした鉄製のラックをオーダーメードで作ってもらいました。

早速昨日より稼働しましたが、1台のころと比べ、確かに体感的には倍の能力になった気がします。今年の年末や、来年の年度替わり繁忙期に、威力を発揮してくれることと期待します。


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2015年8月18日 (火)

甘い勧誘に気をつけましょう

小さいながらも会社を経営していると、日々いろいろな営業活動を受けます。以前は、お店への飛び込みの売り込みが多かったですが、昨今は、そういった非効率な方法は随分減って、通信機器を利用し、人件費をかけないものが多くなっています。朝、仕事場に行くと、FAXの長い広告が受信されていることも珍しくありません。

Photo_3そんな中で、最近目に付くのが、無担保で事業資金を融資してくれるという、ファイナンスの広告です。内容はどれも似たり寄ったりで、あなたの会社は信用が高いから、低い金利で、オーナーの個人保証を付ける以外は、特に審査も必要なく、すぐに融資しましょうというものです。与信の根拠は、信用調査機関で調べたとも書いてあります。

こういうオイシイ話は勿論非常に怪しく、資金運用に行き詰まった経営者から、金を騙し取ろうという犯罪である可能性が高いです。融資条件として記載されている内容は、事業資金融資を受けたことがある方なら、なるほどと思うような項目が列挙されていて、一見それらしい体裁になっていますが、そもそも、信用調査不要で融資可能という前提があり得なく、用紙は即ゴミ箱行きとなるのが普通です。

しかしながら、世の中には金融機関からの融資はおろか、個人で調達できる消費者金融の枠も使い果たして、にっちもさっちも行かなくなっている中小企業経営者もいますので、こういった甘い誘いに騙されてしまうこともあるのでしょう。

念のため、記載されている企業名、住所、登録者番号などをウェブで調べてみると、弁護士事務所のサイトに、金融被害の例として出てくることも多いですね。

さて、こういった誘いが、どのように金をだまし取っていくのかと不思議に思いますが、中小企業の資金融資には、信用保証協会というところで、保証を付けることが多いです。これは、大企業に比べ信用力に劣る中小企業が、金融機関から与信を得やすくする仕組みですが、万一返済が滞った場合には、企業に代わって、金融機関へ弁済してくれる訳です。保証を受けるためには保証料というのを払います。多分、これらの怪しい勧誘は、こういった保証料の名目で、先に融資額の数パーセントを払い込むように要求してくるのだと思います。(普通の融資では、融資金の中から、保証料が引かれて振り込まれますので、先払いはしません)

明らかに怪しいサギまがいの勧誘ですが、広告だけでは犯罪とはいえませんので、警察が動く訳にはいかないのでしょう。しかし、資金に困った人を騙して、更に苦況に陥れる行為を、何とか取り締まれないかと思います。

2015年7月17日 (金)

懐かしいCD

この春、母校の購買会から仕事をもらい、大学キャンパスを訪れたりしました。随分長いこと忘れ去っていた、学生時代の記憶が蘇り、若かった頃のマインドも思い出されてきます。

そんな、おセンチ気分で引っ張り出してきたのが、写真のようなCD達。高校生くらいから、洋楽一本槍で愛聴してきたのは、70’s以降のアメリカフォークロックの流れを引く、ポップスです。

加えて、30年以上の長きに渡り魅了され続けているシンガーソングライター、ジャクソン・ブラウンの新譜が、自分の若い頃に聴いた音に戻ったかのようなコンセプトで、ガツンとこころの奥深くに突き刺さりましたので、ノスタルジースイッチが、完全にオンとなった訳です。

Cd 中央が新譜。その他はアメリカンポップスのクラシック。

これらを聞き込んでいた頃のソースは、もっぱらカセットテープにダビングした、携帯オーディオ(所謂ウォークマンタイプですね)でしたが、仕事に就いてからは、主に移動中のカーオーディオが主役となりました。しかし最近は、ネット集客と、地元の販路が多くなり、自動車での配送業務は随分減りましたので、音楽に触れる時間そのもののも減少中。願わくば、もう少し余裕のある時間を過ごしたいなぁと思う昨今です。

2015年7月 5日 (日)

創業セール

風林堂が今の場所に移転開業してから、今年の6月で11年を経過しました。十年一昔といいますが、本当にあっという間でした。全く新規のロケーションに移転開業するのは、日々冒険の連続でしたが、何とか継続していられるのを有りがたく思っております。これも、風林堂のおせんべいを支持してくださるお客様あってのことですので、感謝に堪えません。

そんな気持ちを表すため、毎年同じ時期に行っている感謝セールを、今年も行うことにしました。開店以来増やしてきた、お客様の名簿を使い、優待の案内を差し上げています。今年は、近所の郵便局に勧められ、DMハガキを、くじ付きの「かもめーる」にしました。後で、当選の可能性があるハガキは、捨てられにくいというアドバイスです。なるほど、確かに普通のDMより、プラスアルファの訴求力ありそうです。

約1ヵ月続く対象期間。多くのお客様にご利用いただければ嬉しいですね。

2015dm


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2015年6月10日 (水)

食品衛生

今朝の朝刊に、気になる記事を見つけました。岐阜県高山市で7日に開かれたウルトラマラソン大会で提供されたおにぎりから、腐敗臭が確認されたというものです。

Photo_3梅雨時から特に多くなる、食中毒。毎年今の時期には、マスメディアや行政から警告が出されますね。しかしながら、今朝報道された腐敗臭は、重篤な被害をもたらす食中毒とは別のものです。最近は、ご家庭においても、冷蔵庫は、ほぼ100%普及しているでしょうし、家庭の衛生状態が良くなってますので、痛んだ食材を目にすることは、随分減っていると思いますが、私が子供の頃には、普通に見られた光景です。この記事の事例も、製造後の管理が良くなかったため起きたと推察されます。褒められたことではありませんが、そう目くじらを立てることでは無いのではないかと思いました。

食物の腐敗を引き起こすのは「腐敗菌」で、原理は、発酵と同じです。微生物の働きによって、食品が変化しますが、それをある時は発酵と呼び、別のときには腐敗と呼ぶ訳です。食物が腐敗すると、色や形、臭いなどが変化し、食品として摂取出来なくなりますが、それを食べたとしても、一般に下痢、嘔吐など特定の症状が引き起こされる訳ではありません。

一方、食中毒を引き起こす菌やウィルスは、増殖しても食品の味や香りを変えないことが多いので、やっかいです。代表的なものとして、サルモネラ菌、ぶどう球菌、ボツリヌス菌、腸炎ビブリオ、腸管出血性大腸菌(O157)、ノロウィルスなどがありますね。これらは、体内に入ると、重篤な健康被害が発生し、場合によっては命に関わることもあります。これから梅雨時を経て、見聞きすることも多くなるでしょう。(ノロは、秋から冬に流行します) こちらは要注意です。

関連して、今月は、焼肉店などでの、豚の生レバー提供が禁止されることになり、一部愛好の方々には、がっかりされているかもしれませんが、既に禁止されている牛のレバ刺しや、鶏刺しと同様、生肉は腸管出血性大腸菌が付着していることが多いと言われ、食の安全を担う当局としては、看過できないのだと思います。

提供する側としても、客のニーズがあるからという動機から、安易に提供したとしても、その都度「自己責任で」と念書を交わす訳にもいかないでしょうから、もし被害が出た場合の責任は重大です。正に命取りになりかねません。「滅多に起きないから・・・」「多くの例を見聞きして、安心そうだから」というのは、自分だけは大丈夫という「多数派同調バイアス」や「正常性バイアス」です。間違った考え方だということを意識すべきでしょう。

蛮勇を奮いグルメを気取って、大事に至っては何もなりません。お気を付けください。

2015年6月 6日 (土)

いろいろ助けてもらっています

小規模企業を経営していると、目の前にある日々の業務に追われがちで、未来への視線や、長い目で捉えた計画がおろそかになりやすいというマイナス点に、焦りを感じることが多いです。昭和の高度成長期に起った流通の近代化、その後のIT革命や、グローバル化の影響は、消費の現場状況を一変させました。市場にモノは溢れ、消費者のニーズやウォンツは多様化、高度化している現代、どうしたら生き残って行けるかを考えざるを得ませんが、正解にたどり着くのは、容易ではありません。

そんな悩みに応えてくれるのが、写真のような会報を届けてくれる機関です。地元相模原市の商工会議所とKIP「神奈川産業振興センター」。どちらも、経営にまつわる問題点へのサポートをほぼ網羅していて、これから新たに起業しようという人への支援も手厚いです。

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私が利用させてもらうことの多い制度が、コンサルティングの派遣補助や、各種補助金申請などのサポートです。また、過去には、政策金融公庫より、運転資金の融資を受けたこともあり、その際には、地元会議所の経営指導が必須となっておりました。

こういった制度は、活用するとしないでは、長い年月において大きな差が生まれますので、普段あまり意識したことのないとおっしゃる、小規模企業経営者の皆様も、一度お調べになるとよいのではないでしょうか。

商工会議所といえば、最近もちょっとした相談事を持って訪問したところ、15年来お付き合いいただいている所員の皆さんの席が、各部署の一番上席になっていたのに驚き、ときの流れを実感したのであります。所員の皆さん、これからもよろしくお願いいたします。

2015年5月12日 (火)

(続)母校からのオファー3

前回の続き

こうして出来上がったのが、写真のようなギフトセットです。在学中と少しイメージの変わった大学名ロゴ、新たに出来たマスコットキャラクター、そして往時のままの校章。3点を配し、立派なセットになりました。

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購買会の通販サイトにも掲載していただきました。

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商品納入からしばらくして、地元相模原の校友会会長から電話を頂戴し、入会のお誘いと、総会の引き物として、校章入りおせんべいの製作打診も頂戴しました。また、昨年来、ロゴ入りおせんべいのオーダーを頂戴している、地元地銀の支店長が同窓だということも判明し、大学の「輪」が、一気に広がった感じです(^^)

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卒業来、何十年も意識していなかった大学のことが、一気に身近に感じられるようになったこの数ヶ月。6月に開催されるという、地元校友会の総会にお邪魔できれば、また、新しい交流が生まれるのかもしれません。


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2015年5月 6日 (水)

(続)母校からのオファー2

前回の続き

購買会の入っている建物は、8号館という校舎。私の在学中は、確か新5号館というのまでしかなかったと記憶していますので、30年の間に随分増えているわけです。大学のサイトを覗いてみてば、確かに以前はなかった学部が新設され、学生数も増えているようですので、それに連れて施設も充実しているのでしょう。

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購買会の受付けで訪問の意図を伝え、以前からやり取りさせて頂いているご担当と、その上司に面会。早速商談と相成りました。基本は、風林堂の独自技術を生かした、大学名や校章、キャラクターをおせんべいに印刷し、オリジナルのギフトを作りましょうというもの。既にサンプルを送ってありましたので、1時間ほどの打ち合わせの後、互いの希望が反映された商品設定がほぼ完了しました。岩手県石巻市にある分校、「石巻専修大学」で、3月半ばに新施設が落成するとのこと。その記念式典で引き物としてお使い頂くことも決定し、早速大きな取引きとなりました。

母校のノベルティ商品を手掛けるというのは、想像以上に嬉しい仕事で、プラスアルファの満足感に満たされました。そして、商談の後に、受験シーズンの人気の少ないキャンパス内を少しだけ歩き、若かった頃の記憶を辿れば、日常の慌ただしさを一瞬忘れ、こころも潤う時間でした。

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2015年4月16日 (木)

(続)母校からのオファー

お正月に、出身大学の購買会から、オリジナルおせんべいの製作打診があった旨記事にしましたが、その後順調に商談が進み、3月半ばに製品化することができました。この間の経緯を少しだけ書き残したいと思います。

当初は、Eメールと電話での打ち合わせでしたが、長い取引きになる可能性が高い案件なので、販売の現場を見たり、ご担当者とお会いしておくほうが良いだろういう判断に当然なります。こうして、ほぼ30年ぶりに母校の門をくぐることになりました。

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2月の上旬に、商品の試作品を持参し、川崎市多摩区生田の小高い山の上にある、専修大学生田キャンパスへ向かいました。自動車のナビは、広くて通りやすい道を示しましたが、敢えて、在学当時に通学した道を選んでみました。最寄り駅からは、徒歩で約20分くらいかかる道のりも、自動車ならほんの数分。しかし、もともと交通量の少ない道なので、わざとゆっくり走って、当時の記憶を辿るのも、楽しい時間でした。

 受付で、商談に来た旨伝え、購買会の場所を尋ねると、私の在学中には無かった、新しい施設の中にあるとのこと。時の流れを実感しました。次回に続く


 

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