2014年7月22日 (火)

公立学校御用達

手焼きせんべいに企業のロゴやトレードマークでノベルティとして、イラスト、名入れ、メッセージ印刷などで個性的なギフトとして等々、いろいろな場面で多くの客様にお使いいただいている「ぷりんたぶるせんべい」。技術を導入し、製品化してから今年の春で9年となりました。

当初は、シルクスクリーンで印刷版を作る黒一色の印刷のみでしたが、一昨年フルカラーのインクジェットタイプのプリンターを導入したことで、多品種小ロットにも対応できるようになり、問い合わせ受注共にぐっと増えて参りました。

ご注文の9割以上が風林堂のホームページをご覧になった、遠方のお客さまですが、9年の間に地元でも少しずつ認知されたのでしょう。個人や様々な団体のご注文の中で、市内や近隣からのものも次第に増えて参りました。

写真は、市内の私立中学校からのご依頼で作ったギフト箱です。学校の校章をあしらったオリジナルデザインの醤油せんべいと、地元JAXAにちなんだ「はやぶさせんべい」をミックスして、お手頃な箱詰めになりました。

Photo

現在、市内の中学校4校のオリジナルデザインせんべいを作っていて、折々の行事ごとなどにお使いいただいております。おせんべいは日持ちが良く、単価もお手頃なので、不意のご来客に対応できたり、予算を抑えめにできるというご感想を頂戴しているので、これから更に御用達が増えるよう期待しています。


0120◆手焼きせんべい風林堂のホームページはこちら
◆おせんべいにオリジナルメッセージやイラストを印刷、
オーダーメード「ぷりんたぶるせんべい」の詳細はこちら

はやぶさせんべいのご用命はこちら

2014年7月 4日 (金)

圏央道開通

 先月末、6月28日土曜日の15時、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の路線が一部開通しました。相模原愛川―高尾山インターチェンジ(IC)区間(約14・8キロ)です。昨年春、東名高速道路の海老名ジャンクションまで繋がっていますので、今回の開通で、東名と中央道が高速道路で結ばれました。既に開通している関越道方面まで、一気に行けるようになりますから、とても便利になります。

 都心を迂回すPhoto_2る環状道路の完成は、東京中心部の混雑緩和は勿論、南北にアクセスの悪い神奈川県内の一般道の状況を改善する効果も期待され、各方面で大きく取り上げられているのは、周知のとおりです。

 この、相模原愛川ICは、風林堂の店舗からすぐ近く、車で5分ほどのところにあります。この道は、何本かあるインターチェンジへ向かうアクセス道路の中の一本ですから、昨年春のインターチェンジ開通の頃からお店の前を通る車両の量が少し増えているのを実感しています。今回の開通で、八王子方面への利用が増える分、これからさらに交通量の増加が見込まれると思っており、今までこの道を利用したことのない方々が、風林堂のお店の前を通る可能性が広がるということにも繋がりそうです。

 当然それは、ビジネスチャンスと捉えていますので、新しい商品開発や、ロードサイドの利点を生かしたPR方法の見直しなど、取り組むべき仕事がたくさんありそうです。

 個人的に、この道路を使用して行ってみたいところも沢山ありますが、それはもう少し先に延ばしておきます。

2014年6月29日 (日)

映画感想文「ぼくたちの家族」

Photo_2 久しぶりに、映画の感想文など。邦画は年に1~2本しか見ませんが、石井監督は、新作が掛かれば見たいと思う、数少ない日本人監督です。


 石井裕也監督が描く家族の風景が好きだ。日本アカデミー賞の作品賞を受賞した前作を見ていないので、それより前の少しマイナーな香りのする作品と対比することになるけれど、初期作品の、ビッグネーム役者をほとんど使わずに、実に味わい深い等身大日本人を描くスタイルとセンスは、今回も少しも変わらず発揮され、期待を裏切られなかった。 物語の舞台設定や、登場人物像の演出などが、どこにでもいる感、近親感に溢れていて、随所で深い共感を抱かせるところは小憎らしいくらいだ。

  首都圏から離れた地方都市に住む若菜夫妻の年齢は50歳代後半といった設定だろうか。既に結婚して家庭を持った長男夫婦が、第1子を授かったというめでたいエポックに前後して、妻に異変が起きる。あろうことか、妻であり母である家族唯一の女が、いきなり余命1週間の宣告を受けるというせっぱ詰まった状況に陥るのだ。いい歳してあまり頼りにならない父、かつて引きこもっていたというちょっと気弱だが頑張りやの長男、調子が良いが、やたらに現実的な大学生の次男という男三人と、脳障害のせいで、やけに子供っぽく純になっていく母。四人の数日間を描く中で、崩壊間際だった家族のかたちがどのように変化していくのかを、とても暖かい目線で見つめていく。

 舞台設定や人物の演出がスーパー平凡且つリアルに徹しているから、観客の目には自身の状況や感情が重なるところが必ずあるはずだ。どの人物に共感するか。自分自身を投影するのか。あるいは半歩引いて、隣人のような目線で見守って行くのか。感じ方味わい方は性別や年齢によって人それぞれだと思うが、この若菜家の姿は、戦後から高度成長、そしてバブル経済の時代に上ばかりを見ていた昭和家族像とはひと味違う、既に20年以上経過した平成日本の価値観や現実がとても上手に投影されているという点で観客全員に異存はあるまい。

  個人的に一番「やられた!」感を強く持ったのが、入院中の母玲子が他の家族三人を前にして、心情を次男俊平に語り出すシークエンスだ。夫克明や長男浩介のことを見分けられなくなっていた玲子は、家庭を持ってから今までの心の内を家族の前でさらけだす。「お父さんと浩介がここにいないから言っちゃうけどね~」という言葉に続 いて語られる内容は、昭和~平成と時代に沿って生きた中流日本人の妻・母たちの公約数的な心情ではなかろうか。その言葉を前に、何も言わずにうつむく夫と長男の姿から漂ってくる、ある種の後ろめたさを嗅ぎ取ることは容易であろう。

 そして、 もう一組の夫婦、長男浩介と深雪。夫は、両親の家計が既に破綻している事実を身重の妻に打ち明ける。このときの若妻のリアクションと、その後の演出には舌 を巻いた。自らを「みゆき」と名前で呼ばせ、自己中心の小さな世界観を唯一絶対視している妻。一番大切な日は?と聞いたら、自分の誕生日と答えるタイプ じゃなかろうか。当然舅夫婦への援助を拒絶。その状況を受け入れざるを得なく、実家の危機との板挟みでもがく長男。これまた平成日本で家庭を持った男の立場と価値観とを見事に描いて見せる。あるあるある・・・と心の中でつぶやくことしきりである。

  後半は、危機に立ち向かい奮闘する息子二人を中心に語られる。家族の難病と同時に、家計の危機というこれまた現代的な難題を前して、一歩一歩前に進んでゆく様にも強く共感を抱く。困難を共有し、解決に向かって力を合わせる行為が、人と人の結束を強くするという解説は、社会心理学で取り上げられることが多いが、 この兄弟の頑張りはまさにそれ。物語の最初とは明らかに変わってきて、成長の跡が見て取れる兄弟。二人が終盤に向けて下して行くいくつかの決断と、それに伴う行動を、本人の口で語らせないスタイルも日本人男子のメンタリティーに配慮した演出であろう。 そして、困難克服の過程が、大人へ向かうときに通るべきイニシエーションだと考えれば、息子二人に加え、イマイチ大人になりきれていなかったような父親の、遅すぎる脱皮への機会だったと捉えられるかもしれない。

  玲子の手術後、待合いの通路で肩を組んで喜び合いすすり泣く父と息子を写すカメラは、最後まで彼らに近づかずに、やや引きの構図を保つ。仕事をなし終えた男の涙を、顔ごとクローズアップで撮るといった無粋を避けた演出が心憎い。嫁みゆきと姑が顔を合わせる大団円も、ことさら感動を強調することなくさらりと描く。後味の良さが際だつラストも秀逸である。次回作にも期待大。

2014/5/28 109シネマズグランベリーモールにて

2014年6月27日 (金)

さがみ八撰も梅雨

風林堂の一番人気商品「さがみ八撰」。おせんべいは通年変わらない商品構成なので、賑わい感を演出しようと始めた季節毎に変わるパッケージ商品です。主に季節の花々をあしらうことが多く、ほぼ1ヶ月毎に変えています。

梅雨どきといえばやはり紫陽花。青やピンク紫の花々は、梅雨のしっとりした風情に似合います。以前季節バージョンには、彩りとしてゼリー菓子を入れておりましたが、供給してくれていたメーカーが廃業となり、別の商品を探しました。

日本商工会議所が運営している、ビジネスマッチングサイトで募集したところ、愛知県の業者さんが名乗りを上げてくれ、昨年末より取引き開始。砂糖コーティングしたグミ菓子という珍しいものが仲間入りしました。

風林堂の店舗以外では、小田急線相模大野駅近くに昨春オープンした、市のアンテナショップ「sagamix」で、通常バージョンを取り扱ってもらっており、おかげさまでご好評頂いております。

Photo

Photo_2


さがみ八撰はこちらから

2014年6月18日 (水)

新しい相棒

先月末に新しい相棒がやってきました。といっても人ではなく、商品の納品等に使う貨物用の自動車です。前のトヨタハイエースは、12年29万キロほど乗って、大分くたびれて来ましたから、お役御免にいたしました。

今回は日産のNV200という、街中でよく見かける少し小型のボンネットタイプ。以前より直接納品する量と頻度が減ってきたので、荷物室の容積も小さめにしました。この車、実は中古車のリースです。昨年の春先に、社の40周年記念にと、沢山のロゴ入り印刷せんべいをオーダーくださった、県内の大手リース会社さんとのお付き合いでやってきました。https://www.justauto.co.jp/

中古といっても、元はディーラー所有の言わば新古車。中も外もとても綺麗で、納車されたばかりのときには、新車の香りがしました。側面のドアには、弊社のURLのQRコードも入れて貰い、走る看板の役目も担ってもらいます。活躍する機会が増えればありがたいですね。

Nv200_2

2014年5月27日 (火)

補助金申請

一昨年の年末、民主党政権から自民党政権に変わり、アベノミクスの名の下、様々な景気刺激策が打ち出されているのは周知のとおりです。この春には消費増税が実施されましたが、一般の消費に対する影響は限定的との観測が多く、政策のおかげで日本の経済は確実に良くなっているのだと思われます。将来へ持ち越された形の諸問題についてはこの際無視しておきます。

そんな現状において、私たち小企業への支援策も打ち出されていて、日本商工会議所が主体となって行うこの補助事業もその一環です。小規模事業者持続化補助金 従業員20名以下の小企業限定で、経営計画に基づいて実施する販路拡大等に最大50万円の補助金をくれるという、とてもありがたい大盤振る舞いです。

もともと中小企業への補助や援助、優遇措置は手厚かったのですが、返さなくても良いお金がもらえるというのは過去にあまり聞いたことがありません。(商店街など団体に対するものはありましたが)

こんな良い話しを放っておく手はありませんから、早速申請することにしました。と申しましても、ただ「お金下さい」とお願いするだけではダメで、補助金がそれなりに生きたお金として活用されるだろうという、説得力を持った内容の書類を作って審査を受けねばなりません。これが普段こういうことに慣れていない小企業の経営者にとっては高いハードルで、いきなり出鼻をくじかれて、早々にリタイアされる方も多いように聞いております。

幸い私は、企業勤めの経験が無い割には、こういったストーリーを組み立てるのが得意で、時間はかかりましたがそれなりのボリュームの資料を作ることができました。地元商工会議所が呼んでくれた経営コンサルタントに添削して貰いましたが、ほとんど手直し無しでOKを貰えたので、ありがたかったです。一昨日発送して、審査に臨むことになりましたので、1ヶ月後くらいには採択されたかどうか連絡が来るはずです。

首尾良く採択された場合には、風林堂に新製品がひとつできる予定なので、楽しみです。

Photo

2014年4月25日 (金)

ホームチームのある幸せ2

クラブの関係者からご依頼を頂戴して、チームエンブレムを配したおせんべいを作ることになりました。 去る4/20(日)の試合に、市長やサポート企業の幹部の皆様をご招待するということで、そのもてなし品としてお使いいただくということです。

私も試合にご招待いただきましたので、現場で皆さんがお煎餅を手にされるのを拝見できました。昨年まで監督を務められ、今年からクラブの代表に就任された、元Jリーガーで代表経験もある、望月重良さんにもご挨拶させてもらい、同郷のよしみで故郷清水の話などもいたしました。

チームには今年、同じ清水出身の高原直泰選手が加入したこともあり、親近感は上昇する一方です。さあ、J3初代王者を目指して頑張ってください!

Sc

2014年4月23日 (水)

ホームチームのある幸せ

風林堂が相模原市に拠点を移して、間もなく10年になろうとしています。その前にも同じくらいの期間、別の場所で小売店舗を営んでいましたが、やはり工場と本社機能が根付いてからは、地元への密着度と、消費者への認知度が格段に上がったと実感しています。

また、私自身の地元への思い入れも、時間の経過と人脈の拡大などによってどんどん深くなり、色々な面で交流が広がることへ繋がっていると思います。そんな中で、最近ご縁があっておつきあいさせていただくことになった、地元のサッカーチーム「SC相模原」との話題です。

Jリーグの名でおなじみ、日本プロサッカーリーグは、創生期に10チームで始まった組織に、その後下部のJ2が生まれ、今年はさらにJ3というカテゴリーができました。地元の「SC相模原」は、今年からそのJ3リーグに加盟し、チーム力の向上と、上位リーグへの昇進を目指しています。

私はサッカー王国と呼ばれる静岡県清水市で育ちましたので、子供のころから地元代表校の試合に注目したり、Jリーグの開幕と同時に加盟した「清水エスパルス」をずっと応援してきました。しかし、やはりホームタウンに密着したチーム作りをという理念で運営しているJリーグですから、こうして長い間故郷と離れてしまうと、少し寂しい思いを抱いてしまいます。

そこに今年から、上位カテゴリーと直結したJ3リーグの誕生という嬉しい話題が届き、地元のチームがここに加盟するということで、一気に注目することになりました。おまけに、チーム関係者と接点が出来ましたので、応援熱も大分上昇してきます。

Sc1 前節ホームゲームにご招待いただいた際の写真。

2014年3月24日 (月)

付いていくのが大変(汗)その2

前回の続きです。今月中旬に、今年最後のコンサルティングを頂戴した際、Web検索最大手のGooglが、アルゴリズムに新しい概念を取り入れるようだという教えを頂戴しました。Author Rank(オーサーランク)という基準だそうです。

何それ?という感じですが、最近注目を集めている、SNSからの支持などがウェブサイトの評価に繋がってくるというものです。非常に合理的な考え方ではあると思いますが、落とし穴もありそうです。Googleの承認が不可欠という状況が益々高まりそうなのには、いささか違和感も覚えますが。さて、それに対応して行くには何をすべきか、どういった心構えでいるべきなのか、アラフィフオヤジの頭にはどんどん「?」が増えて来そう。

この状況を打破するため、竹内さん、来年も引き続きよろしくお願いいたします。

Photo_2

2014年3月17日 (月)

付いていくのが大変(汗)その1

風林堂の看板商品になりつつある、メッセージやイラスト印刷などオーダーメードでオリジナルせんべいを作る「ぷりんたぶるせんべい」は、ほとんどがWebからのご注文です。最初にこの技術の存在を知ったときから、これはネット販売で必ずヒットする確信していました。

食品の表面に絵や文字を印刷するという、個性的なサービスですが、もちろん風林堂の専売特許という訳ではなく、同じ機器やノウハウをお持ちの他社さまでも多く見受けられますし、当然競争もあります。

そんな中、少しでも市場での認知度アップと集客増を計らねばならないのは、自由な市場経済で生き抜くための必須テーマです。そのために、インターネット関連の技術や情報収集と対応は随時していましたが、仕事に追われる日々が続くと、おろそかになりがちなのは中小企業の弱点でしょう。

めまぐるしい技術革新を前に、変化のすべて対応していくのは不可能ですが、最低のノウハウと対応策を会得する近道として、専門のコンサルティングを活用するという選択肢があると思います。

2年ほど前から、地元神奈川の辣腕コンサルタント、SPRAM竹内幸次さんに指導をいただくようになったのは、そんな背景からです。定期的に指導していただくことで、その時々のIT最新技術動向や、市場のトレンド、法律や行政関連情報等々、様々な情報を、中小企業経営者の視点で伝えてもらっています。

Spram_3 SPRAMのサイトはちら 

明日以降に続きます。

フォトアルバム
Powered by Six Apart

風林堂サイト

Facebook

Analytics

  • Analytics

手焼きせんべい処相模原風林堂のおせんべい日記

サイト内検索