2014年3月 2日 (日)

新兵器

 私は1960年生まれなので、今年54歳になります。おせんべい屋という、どちらかというとアナログなイメージで捉えられる仕事をしていますが、若い頃からコンピュータ等電子機器を愛用し、IT時代の到来と共に、インターネットもそこそこ活用しているのでは無いかと思っています。勿論、大きな企業で世界を相手にされたり、社内で高度なネットワークを駆使し大活躍されていらっしゃるご同輩から見れば、些細なことかもしれません。しかし、インターネットの技術を始めて見た当時、これは中小企業にとって、とてつもない福音になるだろうというのは、直感的に解りました。

 最初にネット接続したのは64Kか128kのISDNで、その後技術の進歩と、インフラ整備に歩調を合わせて改善を行い、通信環境はどんどん良くなってきたのは、皆様と同じです。

 そして3年くらい前には、モバイルのデータ通信も劇的に良くなり、当時は、外出の多かったこともあり、出先で使用するため持ち歩いている小型のPCがネット接続出来るようにと、WiFi接続(所謂テザリング)が可能なスマートフォンを購入、活用してきました。

 今月になり、そのスマートフォンを新機種に更新。LTEという高速通信に対応し、前機種では非常に不満があった電池の持ちも大幅に改善され、本体は薄く軽く、快適な環境を手に入れることができました。

 今回国産メーカーのものを購入したため、PCと同じように、使いそうもないエンタメ系のサービスやアプリケーションが沢山プリインストールされ、それらを削除し、シンプルな使い勝手にセットするのに少し手間がかかりましたが、どうやら環境が整ったようです。

 クラウド技術の発達で、デバイス内部のデータを引き継ぐ必要も少なくなっていますから、正にIT様々という感想ですね。

左が新機種4.5インチのAQUOSPHONE。
右は台湾製の初代機。当時テザリングができる唯一の機種でした。

Aquos

2014年2月16日 (日)

バレンタイン、チョコレートせんべい

今年で4シーズン目となる、ハート型チョコレートせんべい。おかげさまで、年々販売数が増していて、一昨日のバレンタインデーまでがピークとなりました。是非取り扱わせて欲しいという依頼が、昨年から今年にかけて何件か増えたこともあり、昨年比120%程の増産となり、年明けからずっと忙しい状態でした。

おしょうゆ味を付けたおせんべいに、チョコレートの濃厚な甘さが非常にマッチし、可愛いハートの形と相まって、店頭、ネット、販売店どこでもご好評いただけました。毎年楽しみにしていらっしゃる方も多くなってきたようで、とてもありがたいです。

Chocolate4

バレンタインデーの次は、男性がターゲットの「ホワイトデー」が1ヶ月後。こんどはそちらに向け、白いチョコレート掛けを増産します。

およそ、4月下旬までが販売期間となりますが、よく売れる時期は3月下旬まで。気温が20℃以上になってくると、どうやらシーズンも終りという感じになりますから、あと一月半のお目見えとなりそうです。


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2014年2月 9日 (日)

大雪

2014年2月8日、太平洋沿岸は記録的な大雪となりました。朝から雪かきをしましたが、降り続く量に追いつかず、お店の入り口に向かって吹き付ける雪にも負け、一日休業と相成りました。宅急便の集配も午前中で見合わせ、およそ普段の業務が出来ないまま過ごすことになりました。

さて一夜明けた、朝日が眩しい朝となりました。我が家のベランダにある物置の上には。どこの北国かと見紛う雪庇も出来ていて、やけにフォトジェニックな風景を作り出していたのでございます。

あー、これから店の駐車場および道路までの出入り口を除雪しなくてはなりません。やだな~。

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2014年2月 4日 (火)

助っ人が来ました

一月の末。近くの公立中学校二年生が、職業体験にやってきました。一日約5時間、二日に渡って工場やお店の仕事を手伝ってくれました。このうち一人は、小学生の時にも来てくれたベテランくん。その時と変わらず、汗を流して一生懸命仕事してくれました。

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思春期のこどもたちが、自分たちのご両親より年上の大人に混ざって一日仕事をするのは、体力より気疲れのほうが多いかもしれないですが、普段接するのと違った人たちと過ごすのも、学びのひとつではないかと思います。

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帰りには感謝の手紙もくれました。普段使わないだろうと思われる敬語や、あらたまった言葉遣いに奮闘のあとが見られますが、風林堂の正式名称はきっちり調べて欲しかったなぁ~(笑) そして「よいお年を・・」は、普通年末に使うものだよ。これからは国語の勉強も頑張れよ。

2014年1月28日 (火)

新規商談

一週間ほど前のこと、地元神奈川県を中心に店舗展開する中堅のコンビニチェーン店より、商談をいただきました。地元立地の店舗を中心に、弊社 のおせんべいを取り扱いたいというご意向のようです。コンビニ業界はかなり激烈な生き残り競争のだだ中にいるのは外野としても予想はつくのですが、その チェーン店は「いいきぶ~ん」や「あなたとコンビニ」「まちのほっとステーション」でおなじみの最大手の攻勢の前に苦戦を強いられ、打開策を模索する中、地元の特色を生かした商品 を扱うことで、大手との差別化を図りたいというご意向のようです。さて、では風林堂の商品がその戦略にマッチするのか。専門店の商品がコンビニの顧客層に対してどれくらい訴求できるのか。自社の供給能力との兼ね合いはなど、現段階ではいろいろ疑問も多く、すぐさま「よろしくお願いいたします。」とは言い難い状況ではあります。
ただ、そういった商談が舞い込む背景には、細々ながら続けている情報発信や、役所や公共機関、アンテナショップ等信用有る販売先との取引きなどがあったか らではないかと推測し、自分の経営スタイルが間違っていなかったと、少しだけ嬉しくなったりもするのであります。3月をめどにまとめたいというご意向なの で、間もなく結論に至ると思います。経過は後日。

2014年1月25日 (土)

災い転じて

Photo本格的にWebでの集客を始めて5年以上が経過しました。この間、お客様のご希望で作るオーダーメード「ぷりんたぶるせんべい」を中心に、毎日色々なご要望や、ご注文を頂いています。

その中には、企業からのまとまったオーダーも多く、オフィシャルなトレードマークやロゴを使い、式典やキャンペーン用途など、大切なイベントへのノベルティとしてご利用いただくケースもあり、作り手としては緊張もすることがあります。

一昨日納品した大きなオーダーも、そんな用途で、およそ1ヵ月半あまりの打ち合わせを重ね、注意深く対応して参りましたが、最後の最後、配達指定日を間違えるという大きなミスをしてしまいました。ご注文主は、外資系のファンド運用会社。届け先は都市銀行の、大都市圏を中心にした支店宛という、かなり堅いと予想される取引きです。間違いに気づいたときに、真っ青になったのは申すまでもございません。

商品の性格上、商談中のやり取りはほぼEメールで行うことにしていますが、理由は、細部の打ち合わせ内容を、後で確認できるようにしたいからです。ある程度大きな企業であれば、それを更に進めて、ナレッジマネジメントなどと呼ばれる、ビジネスの進捗状況を複数社員間で共有し、仕事の効率化に生かしているところも多いのではないかと思います。

風林堂のような零細企業では、そのようなシステマチックな対応が出来ないので、担当が一元管理し、何重にもチェックをすることで、ミスを無くすようにしていますが、やはり人間のすることに100%は無く、ケアレスミスによる事故が希に起きてしまいます。今回はそれが如実に表れた事例で、ほとんどのやり取りを記録に残しながら、肝心の納期変更についての打ち合わせを電話で行い、すぐに記録に残したり、確認を怠ったため、どこかで間違いが生じ、一日ずれてしまうと言う結果になりました。

出荷報告をした時点で間違いに気づき、どうしても一日前倒しの配達に変更して欲しいというご希望に応じて対応することにしましたが、結果としては、全50件の宛先のうち、33件を当日配送に変更し、残りは出荷時の指定どおり、翌日の午前に配達という結果となりました。一日早く出荷したのも功を奏した形ではあります。

風林堂ではほぼすべての荷物を、国内最大手ヤマト運輸の宅急便に依頼していますが、その理由は、配送への信頼感が抜群だということです。ほぼ時間どおりに間違いなく配送され、扱いも丁寧。割れやすいおせんべいなのに壊れたというクレームは滅多にありません。そして最近では、ITのフル活用で、荷物の所在確認や配達時間の変更などにもきめ細かく対応してくれて、エンドユーザーの視点に立ったサービスの提供は、さすが日本企業のトップだなと感心するばかりです。

今回も、その恩恵に浴する形でどうにか事なきを得たのですが、配達時間変更依頼を16時に出して、その7割近くが対応されました。配送先が銀行なので、18時以降は受け取り出来ないとか、電話が録音対応になり連絡が取れないとか、こちらの希望に添えない場合にはドライバーや担当営業所からきっちり連絡が入り、その対応にはこちらが恐縮するほどです。

実は私がこんな対応をして、半パニックに陥っていたのは弊社の定休日の午後で、そのせいで予定していた私用をすべてキャンセルせざるを得なかったのですが、こうしたやりとりを経て、ご依頼主にもある程度の満足をいただき、風林堂の信用を落さず済みました。トラブルを未然に防げればそれがベストですが、起きてしまったミスをリカバリーすることでそれまで以上の信用を得ることができるというのは、ビジネスの場面でよく言われることです。後の経緯からは、「災い転じて・・・」という感触も得られましたので、今は胸をなで下ろしながら、今後の教訓として重く受け止めているところです。そして、宅急便のシステムと現場の皆さんには、感謝!の一言です。

2014年1月13日 (月)

輝け!2013年My鑑賞映画作品最優秀賞発表。

2013年はおかげさまで仕事が忙しく、お休み返上の日も多かった一年でした。故に、劇場に足を運ぶ回数が例年より少なく、鑑賞本数が31本という結果でした。是非と願いながら、見逃したものも多いのですが、後日ビデオ鑑賞ということ少ない私としては、作品に接する機会が失われてしまう可能性も大なので、同好の友人などにプッシュしてもらわないといけません。

さて、今年も少ない中からマイベストを勝手にセレクトしてみました。実は、ものすごい名画と思えたり、一生の宝と言えるような作品には巡り会わなかった一年なので、どちらかというと渋々とか、苦し紛れとかいう形容の似合うセレクトになってしまったのがやや残念です。今年に期待!

Photo● 金賞  ムーンライズ・キングダム =独特の世界を紡ぐ作家の作品 ほのぼの感がグー=

● 銀賞 イノセント・ガーデン =韓国人監督ハリウッド進出作オリジナルテイストのサスペンス=

● 銅賞 ペーパーボーイ 真夏の引力 =ちょっとエロチックで社会問題も少し=

● エンタメ賞  パシフィック・リム =痛快無比の怪獣映画=

● アクション賞  アイアンマン3 =大ヒットシリーズ、主人公のキャラが大好き=

● SF賞 LOOPER/ルーパー =タイムリープものとしてはかなりの良作=

● 次点 セブン・サイコパス 悪の法則 =どちらも犯罪ものですが、予想を覆す内容で面白かった!=


LOOPER/ルーパー (アメリカ)
人生、ブラボー! (カナダ)
東ベルリンから来た女 (ドイツ)
ムーンライズ・キングダム (アメリカ)
愛、アムール(オーストリア フランスドイツ) (オーストリア フランスドイツ)
ザ・マスター (アメリカ)
死霊のはらわた (アメリカ)
君と歩く世界 (フランス・ベルギー)
天使の分け前 (イギリス)
アイアンマン3 (アメリカ)
L.A.ギャング ストーリー (アメリカ)
モネ・ゲーム (イギリス アメリカ)
ポゼッション (アメリカ)
オブリビオン (アメリカ)
イノセント・ガーデン (イギリス アメリカ)
欲望のバージニア (アメリカ)
25年目の弦楽四重奏 (アメリカ)
飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲 (アメリカ)
ペーパーボーイ 真夏の引力 (アメリカ)
パシフィック・リム (アメリカ)
ホワイトハウス・ダウン (アメリカ)
マン・オブ・スティール (アメリカ)
オン・ザ・ロード (ブラジル フランス イギリス アメリカ)
大統領の料理人 (フランス)
エリジウム (アメリカ)
凶悪 (日本)
ランナウェイ 逃亡者 (アメリカ)
トランス (イギリス)
死霊館 (アメリカ)
セブン・サイコパス (イギリス)
キャリー (アメリカ)
悪の法則 (アメリカ イギリス)

2014年1月 4日 (土)

35年目の同窓会

昨秋、出身高校の同窓会が開かれるという案内が届きました。卒業してから35年の歳月が流れ、子供は勿論、孫がいる人もいる歳になりましたので、懐かしい顔に会いたくなり、正月の3日、故郷の清水(現静岡市清水区)の会場を訪れました。

年賀状のやり取り程度をしている友人も、何人かはいますが、ほとんどが卒業以来初めて再会する人たちばかりなので、少し緊張感もありましたが、そんな気持ちは会場に入ってすぐに吹き飛び、すぐに昔話に花が咲いたのは申すまでもありません。

互いの近況を報告し合ったり、その日出席出来なかった、他の仲間の消息を教え合ったりと、良くあるパターンの経緯ではありますが、とても楽しいひとときでした。

仕事柄、年末年始はとても忙しいので、この時期に遠方へ赴くのは今まで躊躇していましたが、昨春、近くに高速道路のインターチェンジが完成し、隣県へのアクセスが格段に良くなったことが、気持ちの後押しをしてくれたというのもあります。時間距離の短縮は、心理的な壁を除いてくれるという証明かもしれません。

出かける日の朝早起きして、昔のアルバムを開き、当時撮ったスナップ写真をデジタルにし端末に入れて持参しました。35年前の少年少女の顔の友人達がそこにはいますから、思惑通りみんなにとても喜んでもらえたのが嬉しかったです。

連絡先を教え合ったりして、これから交流が復活するかもしれず、楽しみが増えた新春の宵でした。

35年前卒業式の日に教室で撮ったスナップ

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昨日のスナップ

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2014年1月 1日 (水)

賀詞

2014

2013年12月 4日 (水)

御歳暮シーズンに思う

13_2 師走の声を聞くと私たちの業界は急に忙しくなります。御歳暮シーズンの始まりです。年末のギフト需要の後には年賀需要も控えていて、これからの1ヶ月と少しの期間、一年で最も慌ただしく過ごすことになります。

 しかし、こののぼり旗一本で、お客様を呼び込める訳ではなく、風林堂のような製造直売の零細事業者が、大手の流通やメーカーの攻勢を前に生き残って行くには、それなりの努力やノウハウが必要になります。おいしいものを地道に作って、お客さまのご支持を待つという、昭和の時代までの職人気質ではなかなか厳しい時代になってきています。

 テレビやラジオ、新聞の折り込みチラシなど古くからある広告では連日御歳暮の広告が流され、大手流通業からはDM攻勢。それらに加え、最近ではITを駆使したありとあらゆる販促情報が消費者に向けられます。商品は巷に溢れ、一方で御歳暮や御中元など季節のご挨拶の需要は、年々少なくなる一方。何もせずに座していては、やがて淘汰されてしまうのは目に見えています。

 そんな厳しい商環境を乗り切るためにどうすべきか、努力を怠らないでいたいと願うところですが、日々の仕事に忙殺されていると、情報収集力やスキルのアップなどにはなかなか手が回らず、歯がゆい思いをすることもしばしばです。

 しかしながら、小さな積み重ねが必ずや実を結ぶと信じ、細切れの時間を有効活用し、友人知人の様々なアドバイスに耳を傾け、時にはプロのアドバイザーに助言を願いながら乗り切って行こうと思う師走の一日です。さあ、残りの4週間全力疾走です。

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手焼きせんべい処相模原風林堂のおせんべい日記

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