おせんべい作り周辺の仕事 Feed

2007年12月 3日 (月)

夢の丘小学校のみんなと間もなく再会(その2)

11月8日の投稿の続きです。


●2006_2_5
  昨年末、このコラムに書いた「夢の丘小学校」4年1組の生徒さんが、新しいいおせんべいの企画を携えて来てくれました。「ゆめのおか」の文字にちなんだ素材をあしらったおせんべい。地元産農産物を混ぜたおせんべい。1枚でいくつかの味が楽しめるおせんべい。1袋に数種類をパックしたおせんべい。地元米で作ったおせんべい。学校のマークを描き入れたおせんべい等々楽しいアイデアを紙芝居風の提案書でプレゼンテーションしてくれました。ここまでまとめるのに、侃侃諤諤の議論を重ねたのだろうなと思うと、その情景が目に浮かぶようで、ほほえましかったですね。

●2006_2_26
  夢の丘小学校4年1組のみんなと企画した「夢っこせんべい」完成しました(パチパチ)。いろいろ提案してくれたアイデアはそれぞれインパクトがあり、この地域の特色をよく反映しているものでしたが、商品化するためには今少し時間と研究が必要で、時間的な制約の中すぐに実現可能なものは限られていましたが、そのなかで、近くに清流のある当地の特色をホタルのイラストにあらわし「夢の丘」の文字を表に配したイラスト入りおせんべいを採用Yumekkoすることにしました。昨日、学習発表会で商品の公開と販売を行い大好評を得ました。それもそのはず、4年1組のみんなは、販促POPをつくり、チラシをつくり、CMビデオとCMソングを作り、ホームページを作り大販促キャンペーンを行ってくれたのです。みんなどうもありがとうm(__)m  
 おせんべい作りを見たり、企画したりするのも楽しかったとおもうけれど、1番楽しそうだったのは売り上げの集計をしていた時かな?Photo(笑)短い間のささやかな経験でしたが、仕事を仕上げていく過程が少しでも体験してもらえて、君たちのお父さんお母さんが、普段みんなの知らないところで同じように懸命に働いてくれていることにも気づいてもらえればと思います。 また、お店に来てくださいね。

←販売会の後、教室で記念撮影



Photo

 このあと、4年2組の全員からの作文をもらいました。 中には、みんなからの感謝の言葉がたくさん書かれていて、とても嬉しい思いでした。

 

2007年11月 8日 (木)

夢の丘小学校のみんなと間もなく再会

 去る2年ほど前のこと、風林堂の近くにある市立の夢の丘小学校、当時4年生クラスでの研究学習の取り組みとして、地域の特色を生かしたおみやげ作りを企画された旨、担任の先生から相談を受けました。4ヶ月あまりに渡って取り組んだ企画は、うまく進み、「夢っこせんべい」という商品ができ、学校での販売会まで実現しました。
 そのときの4年生が2年の時を経て6年生になり、今度は仕事の体験をしに当店を訪れることになりました。 今の小学校は色々な取り組みをされているようです。 同校からの仕事体験のお申し出は、風林堂が当地に開店した年から受け入れさせていただいていますが、今年は「夢っこせんべい」を一緒に作った生徒さんたちの番だということは知っていましたので、楽しみにしていました。  以下は2年前、当時まだブログなるものを詳しく知らなかった頃、弊社サイト内に細々書いていた、「夢っこせんべい」開発までの経過を記した私の日記からの引用です。


Photo

●2005_11_20  
 先日、近くにある公立小学校「夢の丘小学校」の4年生の生徒さんたちが当店に訪れ、同校と地域の特色を生かしたお土産作りをしたいので協力してほしいという申し出を頂きました。カリキュラムの一環で、自分たちの住む地域や、通う学校の特色や成り立ちなどを調べ、色々な人たちのアドバイスを聴き、自分たちで考えた特色のあるお土産を開発し、販売プロモーションまで行おうというものだそうです。すこし緊張してやってきた4年生のみんなと対面し、いっしょにやっていきましょうと約束をしました。生徒さんたちが自由な発想で提案してくれる新しいお煎餅のアイデアを見せてもらうのが楽しみです。

←学習の記録を綴った学級通信「あしあと」。経過が詳しく書かれています。

●2005_12_4
 先週初め11月28日に、前回話題に書いた「夢の丘小学校」の生徒さんたちが当店の工場見学1に訪れました。一クラス総勢30数名だそうですが、いっぺんには入りきれないので、4つほどのグループに分けて、おせんべいを焼いているところと、味付けするところを見てもらいました。勿論、みんなおせんべい屋の工場を目にするのは初めてですので、それぞれ興味深そうに眺めていました。「おせんべいを焼いているときは、どんなことを考えていますか?」といった質問も飛び出し、あまり普段考えていない私は咄嗟の答えに窮してしまいました(汗)勿論おいしいおせんべいが焼けるよういつも心を砕いてはいるのですけれど・・。割れたおせんべいの生地を持ち帰ったり、たれの味見をしてみたりと、わずかな時間でしたが楽しい体験をしてもらえたかなと思っています。これから本格的な商品開発プロジェクト!!が始まるようなので、益々楽しみです。


続きは次の機会に・・。

2007年10月25日 (木)

赤福問題について

 伊勢の名店「赤福」の商品管理に関する問題が連日報道されています。
発覚した後の各方面の報道を見ていると、収束に向かうどころか新たな問題点が次々浮かび上がって来て、根の深さを露呈しているように見受けられます。
規模は全く違いますが、同じ食品を製造販売する者として自分なりに考えてみました。

赤福の企業姿勢としての問題点はどこにあるのでしょうか?大きく2点に絞ってみたいと思います。

1)商品の管理がずさんだったこと。
2)問題が明るみに出た後に、事実を正しく公表しなかったこと。

1)の中としては、賞味期限の改ざん、返品製品の再利用、原材料表示が不適切、本来の製造日を正しく表示しないなどの事実が明らかにされてきています。

 食品として寿命がきた製品を、何の手も加えず再び外装だけを着せ替えて再出荷するというのは、明らかに消費者を欺く行為ですので、許されるべきではないと思います。厳しく糾弾されても仕方ないでしょう。
法令で決められた材料表示に偽りを記載したことも同じく許されないことです。消費者が商品選択の拠り所にしている「表示」が信頼できないものであるならば、その存在自体の信頼が揺らぐことになります。 国産の原材料のみを使用しているはずが、外国産を混ぜていたことなどがこれに該当します。

2)については経営陣の、問題発覚当初の発表と、その後次々明らかになる現実とのずれ、それに訂正を重ねるなどは、天下の有名老舗としてはいささか恥ずかしい態度と批判されても仕方がと思います。 過去に問題を起こした企業にも、同じような態度が見受けられましたが、初めからすべてを公にして謝罪した方が、後々のためには良いのではないかと思いますが、そうできない何かがあるのでしょうか?

 一方で、同じ食品製造業者として、部分的に同情するのが、次の2点です。
冷凍保存した製品の解凍した日を製造日として出荷していたケースは、確かに消費者の意識とズレていると思いますが、指導する立場の当局の見解では、これを認めるところもあるようで、赤福も過去に確認を行っているとのことです。当事者としては、やや不本意な批判との認識かも知れません。
 もう1点、返品商品を餅、餡に分けた2次的再利用するという工程は、現在の衛生・品質管理の常識に照らすと、許されざることのようですが、和生菓子は保存効果の高いことで知られる砂糖を多く含み、且つ一度高温で加熱されていて、品質をある程度の期間保てるようですので、原材料としてだめになる前に再度加熱加工するとで、再利用可能という判断に基づく行為だったのでしょう。 社長の会見で、「材料がもったいなかったので・・」というコメントがありましたが、老舗和菓子店の考え方の一端を端的に表しているのかも知れません。
現在の飽食を支える、大量生産に伴う大量廃棄の現実を一方で思うとき、考えさせられてしまうところです。 しかしながら、リサイクル、リユースという考え方は確かに大切ですが、安全はその上にあるべきですから、作り手の側の常識と理屈が、買い手側に受け入れてもらえないかもしれないという認識がありながら続けてきた後ろめたさが、事実の隠蔽に繋がったのかも知れません。 長い経験に裏打ちされ、時間をかけて培われてきた日本人の美徳である「倹約」という考え方と、法令に則り食の安全を確保するという姿勢が、相反するものとは思いたくありませんが、作り手としては難しい舵取りが必要かも知れません。

 不二家、ミートホープ社、石屋製菓、比内地鶏等々、食品を扱う企業の問題が次々に発覚し、作り手に対する信頼が揺らぐ事態を招いています。 製造者の消費者に対する背信という結果になってしまった今回の問題は、一方で自分自身の考え方を顧みてみる機会にもなっています。作り手としても、一方では消費者でもある訳ですから、常に両方の立場で考え、製品を作りお届けするというバランス感覚を持ち続けることの大切さが今回の問題で身にしみます。
対岸の火事と捉えず、足下をもう一度見直してみなければいけませんね。

2007年9月 2日 (日)

新型機械導入顛末

P1000093 おせんべいは、1枚ずつ個包装されているのを、よくご覧になると思いますが、湿気をきらう商品ですので、開封後も安心して召し上がれるように、あるいは、複数名で分けて召し上がるにも、こうしたほうが便利ですよね。 風林堂でも、自動で包装する機械を、かなり以前から使っていますが、さすがに老朽化して、いろいろ不具合が出てきたので、このたび新型を導入することになりました。
←20年以上使ってきた旧自動包装機。

P1000097  春先に、食品関係機械の展示会で商談をまとめ、導入したのが、日本ポリスターという専門メーカーの、小型自動包装機です。
別メーカーで導入した旧型よりかなり小さく、もちろん高性能化されていて、これからの仕事が省力化されることが期待されます。
←店頭に着いた機械をクレーンで降ろします。


P1000129_3  風林堂の建物は細長く、正面に店舗があり、その後ろ側、建物全体の8割くらいを工場が占めています。 その工場に、機械を搬入するのですが、小さくなったとはいえ、幅1.5m長さ5mあまりの金属の塊を入れるにはちよっとした技を使わねばなりません。
風林堂の工場には、専用搬入口がないのです。

←店舗内、普段の景色。


P1000096 上の写真と比べていただくと一目瞭然なのですが、風林堂の店舗には、秘密の隠し扉があったのでした。 普段は、写真額の裏側に隠れていますが、いざというとき(この日がそうだったのです)には、間口1軒以上の開口部が現れ、かなりの大きさのモノが出し入れできるのでした。 ( ̄^ ̄)えっへん

←奥に工場設備がちらっと見えます。


P1000115 搬入から据付、旧型の搬出まで、およそ2時間。
その後、使い方のレクチャーを、担当の営業マンから受けて、やっと終わったのが、午後4時過ぎ。
こんなわけで、店舗からの搬入作業を行うということは、必然的にお店の休みの日に行わざるをえないので、私の休日は、今週はキャンセルということになってしまいました。(涙)

←無事収まった新型包装機。賞味期限日付印字も自動でできます。

 これからだんだん涼しくなり、少しずつ生産量も増えてきます。そしてピークの年末年始など忙しい時期に威力を発揮して、深夜残業から少しでも解放されることが期待できれば、ありがたいです。

2007年8月15日 (水)

仕事の道具「FreeHand」

 今日の気温予想は、関東地方で35℃以上のこの夏3度目の猛暑日だそうです。
盆休みもそろそろ終わりに近づき、立秋は過ぎていますが、夏の勢いは衰えませんね。 

 今日は、私の仕事に使う道具を紹介させて頂きます。 仕事の道具といっても、おせんべい作りのものではなく、パソコン用のアプリケーションです。 おせんべいの表面にイラストや文字をプリントできる「ぷりんたぶるせんべい」には、そのデザインをお客様からご指定いただくことがほとんどなのですが、まれに、手書きのイメージを頂戴したり、お客さまのイメージをお伝えいただき、100%こちらでデザインするケースもあります。 その際のデザインや広告チラシなどの印刷用の原稿制作などに私が使っているのが、Macromedia社の「FreeHand」というアプリケーションです。

Freehand9
←FreeHand9.0の起動画面

同社は、Web用のオーサリングソフト、DirectorやFlash、HTMLエディターDreamWeaverで、有名ですが、ベクターグラフィックスソフトFreeHandはその歴史も長く、Adobe Illustratorと双璧を張っていました。 ただ、米国では、ユーザー数が2つのソフトで、ほぼ同じ数のシェアを持っていたようですが、日本ではIllustratorのユーザーが圧倒的に多く、FreeHandユーザーは、アマチュアレベルでは、ほとんど見かけません。 2005年頃、Adobe社が、Macrodedia社を買収したことにより、FreeHandはVer,11で新規開発を終了することになり、新しいバージョンは発表されないことになりました。 個人的にはとても残念ですが、私レベルのユーザーには、現在愛用しているVer,9でも十分すぎる機能なので、当分は使い続けるつもりです。 Freehand9
心配なのは、PCの環境が変わり、OSがアップグレードしたときに、対応されなくなることです。

インストールCDと、すり切れたマニュアル→

Adobe社のアプリケーションのインターフェイスが苦手な私は、FreeHandの直感的な使い勝手が手になじんでいますので、今後の乗り換えはとても億劫です。 しかし、救われるのはIlustratorには、解説書が山ほどあるので、以前のように本探しで苦労することは避けられそうです。

あのロングテール商法のAmazonで検索しても、FreeHandの解説本は数冊しかなく、それも、元々の販売元アルダス社が扱っていたVer,3時代も含めてなので、いかに日陰の身かが推し量られます(笑)Freehandtechniquemaster

←希少なマニュアル本

もともと、グラフィック系のソフトは、Mac用しかなかった時代が長く、FreeHandやIllustraterがWindowsに移植されたのはそんなに古い話ではありません。当時はWinユーザーには高機能グラフィックソフトの選択肢はほとんどなく、今は天国のようです。

わたしも、Ver,7からのユーザーなので、付き合ったのは後半のみですが、企業の思惑で老舗ソフトが消えてゆくのには、複雑な思いがあります。

●海外にはこんなサイトもfreehandsource.com

2007年8月 6日 (月)

ITセミナー参加しました

7月16日のエントリーに書きましたが、去る7月18日、相模原商工会議所主催のセミナーに参加して参りました。講師は、中小企業診断士で経営コンサルタント竹内幸次氏です。今回のテーマは「デザインが会社を伸ばす!~ブランド・CI・WEBのデザイン活用術~」
7_18
注目の講演内容はというと、前半は、広義の「デザイン」を主眼においた内容で 企業経営と「デザイン」の関係として、企業経営に占める、「デザイン」の守備範囲の考え方や、経営資源としての位置づけ、顧客との関係などを論理的に解説いただきました。続いて「デザイン」に対する費用の考え方と、対投資効果の測定。 最後にブランド・CI等の概念のとらえ方と顧客との関連、企業活動への反映。 ここまでで前半が終了。 
 竹内氏の講演は、具体例を揚げながら、わかりやすく、聴講者をぐいぐい引きつける語り口であっという間に、2時間経過。

今回も、濃厚な内容のレジュメ。↑

 後半は、全段の内容を踏まえた、Webショップ運営における、視覚的デザインを中心とした具体的な内容で、多分、私を含め今回の参加者は、後段の内容の方が身近なテーマとして興味を引かれたのではないかなという印象でした。 こちらも、白熱(?)したまま、約30分の時間オーバーで終了。 質疑応答を最後に、今日を締めくくりました。

 風林堂のように、製造販売を一貫して行う専門店の場合、今回のテーマ、グランドデザイン的な概念に根ざした、店のイメージアップが、成長に不可欠になることはそれなりにわかってはいたつもりでしたが、高所からの戦略や具体的な取り組み、効果判断の基準などについての考え方を、根本的な視点から考え直すきっかけになりました。

 会議所からの案内は、「IT講習会」と銘打ってのものでしたが、今回のテーマは、どちらかというと、経営のポリシーに注目する内容だったように思います。 Webショップを運営していると、とかくテクニカルなテーマに関心が行きがちですので、足下を見直すよい機会になったなと振り返っています。

2007年7月16日 (月)

ITセミナー参加します

 一昨日から九州~関東の広範囲で猛威を奮った台風4号は、今朝起きたらどうやら太平洋の沖に遠ざかり、関東・相模原あたりは、やや吹き返しの風が強めながら、穏やかな朝を迎えています。被害に遭われた方は、大変な朝を迎えられているのでしょうね・・。

 今週、18日(水)、相模原商工会議所主催のITセミナーに参加してきます。講師は、過去数年に渡り、いろいろなセミナーを通し、ITの知識を伝授いただいている、中小企業診断士で経営コンサルタント竹内幸次氏です。今回のテーマは「デザインが会社を伸ばす!~ブランド・CI・WEBのデザイン活用術~」 ということです。 かつて、計7回ほど氏の講演を拝聴していますが、これまでと違った観点からのテーマなので、とても楽しみです。Photo

←前回のレジュメ、総数55ページの分厚さ。もはやレジュメというより本です。 

前回の講演はちょうど1年ほど前になりますが、その際のテーマが「Web&ブログ実践SEOノウハウ講座」でした。その前には「ビジネスブログ~」についてでしたから、最近注目のWeb2.0をテーマにした講演を、2年前から聴かせていただいていたことになります。 「中小企業の情報発信はブログから~」というトレンドを、ずいぶん前に伝授いただき、その必要性も痛感していながら、普段の仕事と雑事に追われ、なかなか始められずにいましたが、今回の講演参加を決めたのを機会に、やっと思い切って始めることができました。 「経営はスピード」というのは、どんなビジネス書にもかかれている王道ですが、実践はなかなか難しい。 今回のセミナーの内容も、自分なりに素早く咀嚼し、仕事に生かしていかねばと思っております。

2007年7月13日 (金)

お盆

 今日から、新暦のお盆です。皆様の地域では、いかがですか? 夕刻、茄子やキュウリに割り箸を刺して作った馬や牛を玄関先に置き松明を点し、ご先祖様をお迎えされたでしょうか?まだ、旧来の習わしで、8月に盆供養をされるところもあると思いますが、どちらにしても、仏教式で先祖を祀る家が多い日本ですから、大事な年中行事の一つということになりますね。 
 今日私は、仕事で静岡方面に出向いて参りました。静岡市内では、7月の新盆を執り行うところが多く、和生菓子を扱うお店では、色とりどりのお団子を餡で絡めたもの、積み重ねた白いお団子や落雁などのお供物が店頭に並べられていました。 私の住む神奈川県の県央では、お盆中和生菓子屋さんにはずっと、おはぎが並びますが、静岡では、おはぎを作って商うのは、14日だけだそうです。14日にご先祖と一緒におはぎで昼食を摂り、15日の昼食には、同じくそうめんを摂るのが習わしとのこと。 そのいわれについては詳しくわかりませんでしたが、おもしろいものだと思いました。 私が育ったのは、清水市(現静岡市清水区)ですが、父の出身地が九州長崎で、且つ祀るご先祖もいませんでしたので、長らく静岡方面でのこういったしきたりは知らずに過ごしてきました。 ちょっとした新しい発見をさせてもらった1日です。
 コマーシャリズムに乗りにくい、日本古来のしきたりは、年々下火になっていくようですが、風土や歴史に育まれた伝統行事には、日本人の心情に触れる情緒と、大切な背景がありますから、どこかで大事にしていくべきではないでしょうか? 「日本の夏、××の夏」が、CMのコピーだけではちょっと寂しいかもですね。

2007年7月11日 (水)

あめあめふれふれ・・・でも

 今年の梅雨は、6月が小雨で、各地でダムの貯水率が少なく、夏場の水不足が心配されていましたが、7月に入り、関東地方ではそこそこ梅雨時らしい様子になってきました。一方、九州では豪雨が続いているようで、こちらは災害の恐れがある状況のようですので、心配です。
 このまま雨の降り続く日が多いと、水需要にはプラスですが、高温多湿が続くと、今度は農産物の病害虫に対する不安も頭をもたげてきます。 それに加え、日照が足りないと生育不良に拍車がかかり、農産物の需給が逼迫、高値を呼ぶことになりますから、皆さんのご家庭と同じく、農産物を主原料とするおせんべいやも、不順な気候はありがたくない訳です。しかし、長年の米政策のおかげで、作柄が多少悪くても、本当に米が供給不足に陥ることは考えにくく、10数年程前に、アジア産長粒種米の輸入騒ぎになった際のように、米が市場から消えるといった現象も、原因は流通過程で投機的な思惑によるものであったようですから、今年は作柄見通しが悪いといった観測が流れるだけで、投機的な動きで値が上下するのが現実のようです。
 昨年からの原油価格の上昇も、中国などの需要拡大による理由も一因とはいわれていますが、供給不足が主たる原因でなく、投機筋による価格操作が原因との見方もあり、穏やかならざる気分になってしまいます。 私たちが、商品を生産供給するのに不可欠な、石油由来のポリ袋や、紙製品、砂糖類などはここ1年くらいじわじわ価格上昇していますが、これが価格操作の影響で、そこから生まれる差益が見えざる一部の人々の手に集まっていいるとしたら・・・ちょっといやですよね。

2007年7月10日 (火)

展示会

Fooma←近未来都市のようなビッグサイトのエントランス

去る6月6日東京有明の国際展示場で開かれた、食品機械展に出向いてきました。
一昨年導入した、「ぷりんたぶるせんべい」を作る機械を購入したメーカーも出展していましたので、世話になった社長と久しぶりの対面ができ、ちょっとだけお話ができました。
当日の朝、「みのもんたの朝ズバッ」で、同社の食品用印刷機が紹介されたのをたまたま観たので、その件を伝えると、明日は日テレの番組で紹介されると、ご満悦でした。 Cookie_2
沢山の来客が、興味深そうに品定めしていましたが、同社の製品が沢山売れるということは、私たちにとっては、同じような製品を作るライバルも多くなるということなので、ちょっと複雑ではありました。 
今回は、今後次の戦略となるような新製品作りのための機械を探しに行ったのですが、残念ながら直接商談に結びつく発見はありませんでした。しかし、畑は違っても、食品を扱う業者が多く集まる展示会では、いろいろな刺激を受けるので、時々遙か東京の臨海部まで出かけるのも必要だなとしみじみ感じた1日です。

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手焼きせんべい処相模原風林堂のおせんべい日記

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