2008年7月24日 (木)

相模原発帰省のおみやげ。

Rurubu 2007年4月、相模原市が周辺の町と合併し、新しい行政区として再出発したのを機に、左のような情報誌が出版されました。おなじみJTBの「るるぶ」の新相模原市版です。 既に1年以上前のことなので、地元の方は手にされる機会も多いかと思いますが、今でも書店などで入手可能です。

←表紙には既に活動停止してしまった地元バンド「キンモクセイ」も

 新旧相模原市の名勝や施設、名店やサービス・商品などがたくさん紹介されていて、なかなか見応えあります。

 我が風林堂の商品も、1点ご掲載いただきました。「相模原草紙」、でいらぼっち照手姫のイラストをおせんべいのに配した独自商品です。Sousi

 学生、生徒さん達は既に夏休み、大人の方々も8月の声を聞くとそろそろお休みの時期になりますが、ふるさとへのおみやげに多くご利用いただければありがたいなと思っています。 

 おせんべいは夏場でも日持ちがいいので、夏の長時間移動のお車のトランク内でも問題ありません。 今年の夏は・・来年以降も(笑)・・・是非ご利用賜りたくお願い申し上げます。

8/13迄、伊勢丹相模原店地下1階、銘菓販売コーナーで「さがみ八撰」とともに販売いたしております。お近くの方は、ぜひご利用ください。


るるぶ相模原市 (るるぶ情報版 関東 42)

2008年7月20日 (日)

故郷のBグルメ 桜エビそば?

 風林堂が相模原市に移転して、早4年が過ぎ、かつては頻繁に行き来した静岡にも、月に1回ほど出向くのみになってしまいました。 しかし、長年の取引先との商談などで、たまの出張と相成ったときには、懐かしい味に出会うチャンスです。

Soba2  東海道は由比海岸の景勝、薩埵峠 の下、海岸沿いの国道1号線沿いに立つ「スマル亭」、決して立派とは言えない店ですが、ドライバーにはそれなりの人気のようで、いつも何人かのお客が入っています。 店の裏手は駿河湾、すぐ先には東名高速の高架橋がが迫っていて、車の往来する音が絶えることはありません。

 右下の写真「桜エビかき揚げそば」が、私のお気に入り。

 Soba由比の名産として名高い桜エビですが、こちらは尾頭付の立派な海老ではなく、ちぎれた細かい破片くらいのものが少し入っている程度なのですが、なかなかに香ばしい風味で、言わば少し贅沢な「たぬきそば」といった感じでしょうか? 

 それでも、子供の頃よりなじんだ味なので、月イチの出会いを密かな楽しみにしている訳なのですね。 

2008年7月14日 (月)

「潜水服は蝶の夢を見る 」at名画座

Scaphandre_1_1a この不思議なタイトルからどんなイメージを抱かれますか?

 突然の脳障害で「ロックイン・シンドローム」(閉じ込め症候群)におかれた主人公の、実話にもとづく作品です。ただし、この症状、脳は正常に働いているのですが、身体が麻痺して動く事もしゃべる事もできません。 唯一のコミュニケーション手段、それは左目のまばたき・・という驚くべき状況で書かれた本が原作となっています。

 長い昏睡から目覚めた主人公「ジャン=ドー」の“目線”で物語は始まりますが、異様な光景が、彼の置かれた現実を次第に見るものに明らかにして行きます。 この特殊な状況の中、彼はサーポートしてくれる人々の助けにより、意外な方法でその意思を伝えることを試み始めます・・。

 人の尊厳を問うた格調高い感動作といった作品かに思えますが、意外ににそうではありませんでした。 前半は、言葉を発せないジャン=ドーの心の声と目線での映像で描かれますが、その言葉には、このような状況での心情とは思えぬユーモアが漂い、彼の人となりが推し量られます。 

 そして、まるで重たい潜水服を着せられ深い海の底に一人取り残されたような状況にあっても、「想像力と記憶で僕は、蝶が自由に舞うように、自分をどこにでも連れて行ける」思いを抱いた彼のイマジネーションが映像化されるシーンは、時に美しく、時にエロチックに、時に暖かく表現され、作り手の素晴らしいセンスを感じます。

 後半になって、カメラは"普通"のポジションに移り、ジャン=ドーの姿を初めて見ることになります。 大きく開かれてきょろきょろと良く動く左目、そして、それと対照的な無表情、病に倒れる前の人生を謳歌する元気な彼も。 前半の、どちらかと言えば観念的な映像から一変して、現実と過去との落差を直視させられます。 その哀れを誘う姿が、見る者の心を痛めることも確かにあります。 しかし、別れた元妻や子供達、息子の不幸を悲しむ年老いた父親、彼の"口述"を記録する女性編集者、メディカルスタッフ、そして現在の恋人など取り巻く人々との接点の描写が、彼の人間くさい普通の人ぶりをよく表していて、特別ではなく、身近に感じるのことができる作りになっているのです。

 身体の自由を奪われたジャン=ドーの服が、病人のそれとはまったく違い、いつもしゃれたいでたちなのにも、ココロをくすぐられます。

 美しい映像、そこはかとない愛と希望が漂う大人の鑑賞に堪える素敵な出来だと思います。

オマケ:フランスの充実した医療システムを目の当たりにし、マイケル・ムーアの「シッコ」を思い出しました(笑)


at 横浜ジャック&ベティ

2008年7月11日 (金)

おせんべいにイラスト・文字を印刷「ぷりんたぶるせんべい」伝統芸能編

Kagura 遠く広島県より、伝統芸能「神楽」にちなんだプリントおせんべいのご注文を頂きました。広島・島根交流神楽「月一(つきいち)の舞い」というイベントでお使いいただいたとのことです。詳細はこちらに

 シンプルで力強い線のすばらしいイラストで、迫力ある仕上がりになっていると思いますが、ご覧になっていかがでしょうか?

神楽について詳しくはこちらのサイトより またはこちら

このまま商品化したいほどの印刷デザイン。おせんべいの付加価値も
上がります。↑


Logo_3 手焼きせんべい風林堂のホームページはこちら おせんべいにオリジナルメッセージや絵をプリント「ぷりんたぶるせんべい」の詳細はこちら 

2008年7月 6日 (日)

風林堂の居候

 4年ぶりに、風林堂の軒下にツバメが巣を作りました。Swallow_nest
開店の年、同じ場所に営巣し、雛を育て始めましたが、多分カラスにでもやられたのでしょう、すぐに雛はいなくなり、親鳥もここ数年は寄りつかなくなっていました。

 先月半ばより、またつがいがやってきて、半分壊れかけた古い巣を修復、卵を温め始めています。 今度はカラスが進入しないよう通り道に細工をし、無事子育てできるよう見守っていますが、はたして・・。

 二階の倉庫に通じる階段の途中、蛍光灯の上なので、夕刻以降点灯して時々明るくなると、不思議そうにきょろきょろしています。

2008年7月 3日 (木)

「●REC」

Rec

 P.O.V.(PointOfView)手法による、リアルパニックムービーとのこと。日本語では主観撮影と訳されるそうですが、現場に居た人が撮影した衝撃映像が映画そのものになっているというやつですね。

 「撮るのよ全部!」という主役リポーター役の言葉が最後まで繰り返されることで、その必然性を強調しているという訳です。 先の秋葉原事件の時 も、多くの人が現場に向けて携帯やら、デジカメやらを向けて撮影している風景を見たばかりなので、こんな作品が次々登場する時代的な背景が整ってきたとい うことでしょうか。

 作品中BGMはまったく使われていませんので、ビデオカメラの生中継を見ているような作りがリアルさを醸しだし、観客自信が、あたかも現場にいるような感覚で見ることになるわけです。また、視野が限られることで、見えないところへの恐怖心を煽っているのかもですね。

  P.O.V.撮影については、手持ちカメラの撮影者がTVクルーという設定なので、高速パーンがほとんど無く、ブレも少なかったので見ていて目を回したり、酔うこともなく助かりました。

  閉鎖空間、スプラッタ、オカルト的要素など、低予算と思われる中で、怖がらせ要素がいろいろ工夫されていて、中盤以降では「ぐー」に握った手にかなり力が 入ってしまい、しっかり怖かったです(汗) 特にクライマックスの「開かずの間」の中で繰り広げられる、謎解きに迫るおぞましきシーンは、心臓のヨワい方 は遠慮されたほうがいいかもと忠告差し上げたい出来映えです。

  終盤の落としどころに向け、都合のよい状況設定や、展開に無理があるなとツッコミたくなるところもありますが、そのあたりはホラーを楽しむにはそこそこ目をつぶるべきかと・・。 

 余談1:見終わった後明るくなった場内で、私の近くにいたカップルの会話。女性「もっと怖いかと思った。」青ざめた男性「・・・。」

 余談2:作品に邦人らしき登場人物がいて、「私がしゃべってるんだから~!!」みたいな言葉を日本語で叫ぶシーンに苦笑。


atTOHOシネマズららぽーと横浜

2008年6月29日 (日)

マイコンピュータの履歴

Cpu  今の暮らしに無くてはならない道具となったパソコン、もはやご家庭に1台以上あるという時代になってきました。 

 私が最初にPCに触れたのは大学3年生の頃、NEC製のPC-8001という初期の型を秋葉原で購入し、夜な夜ないたずらしていました。 少しだけかじったBasicの理解に苦しみ、プログラミングは自分にまったく向かないことが解り頓挫、そして市販のビジネスソフトはとんでもなく高価でしたので、とても手が出ず、家業に就いた後、触ずにいた期間がしばらくありました。

↑過去マシンの遺物、予算の都合でAMDのものが多いですね。

 それから10年ほどの後、世の中にWindows3.1というOSありという話を聞き、いろいろ調べた結果、かつて挫折したPCの使いこなしが、このOSでは劇的に容易になるということが分かり、そろそろ一般家庭へ本格的な普及の兆しを見せ始めたPCを再び手にすることになったわけです。
 富士通のDeskPowerというDosV機、高性能Pentium75MhzCPUを搭載し、HDDは600MBの大容量、CD-ROMもついて手の届く値段でした。 マウスというデバイスが、あまりに画期的で感動した覚えがあります。Macユーザーの皆さんには笑われそうですが、知らないと言うことはそんなものなのですね。95_3

 その後Windows95の登場の際の狂騒はご存じのとおりですが、このときにもかなりの衝撃を受けました。 自分の環境での、3.1から95へのアップグレードには、作業に一晩徹夜する覚悟で臨んだのを思い出します。

自作1号機に乗せたWindows95 OSR2のCDーROM→

 そしてついに、PC-AT互換機、所謂DOS-V機自作の道へと入っていく訳です。

 今でこそいろいろなパーツ類が充実して、家電量販店でさえお手軽に入手可能になっていますが、当時PCの自作はまだマニアックな世界でしたし、調達するにも販売店は少なく、マニュアルは英語か中国語。そして何と言っても、OSのインストールには、3.5インチフロッピーでのインストールディスク作成という大仕事を行わねばなりませんでした。

 それ以前から自作道を究めていらっしゃった方々には、「CD-ROMが使えるだけまるっきり楽じゃん!」と言われそうですが、config.cysやautoexe.batなどというコマンドを理解するのは、私にはとてつもなく至難のワザでした。 

 選んだパーツの相性が悪く、せっかく作っても動作しないなどということが頻繁に起きる世界で、マニュアル本や、自作向け雑誌の解説と首っ引きで取り組み、ドキドキしながらの組み立て、OSインストール・・・ そして電源スイッチを入れるときの緊張、なかなかスペクタクルな世界ではないでしょうか?(笑)

 自信のマシンは4台、知人・家族の分が2台、合計6台を組みましたが、ここ2年ほどは、コンテンツ作りの方にチカラを集中しているので、ハードをいじることから遠ざかっています。しかし、旧いアプリケーションが動作しない可能性があるVistaを選びにくいので、再びクリーンなOEM版WindowsXPを入手するため、後継機は自分で・・などという考えも頭をかすめたりしている今日この頃です。

2008年6月23日 (月)

雨の季節の花

Photo_2  関東地方は今月初め、例年より早く梅雨入りしましたが、ここ暫くは中休み状態で比較的晴れの多い日が続いていました。先週末あたりからようやく雨の季節の本番かなという天候になってきましたが、皆様のお住まいのところはいかがですか?   

インターロッキング舗装路に埋め込まれたタイル絵→

 6月の花といえば紫陽花ですが、相模原市の花でもあるので、市内至る所で紫陽花をイメージしたデザインを見かけます。

Photo_3

  そして、神奈川県内には広く知られた紫陽花の名勝があります。もっとも有名なのはあじさい寺と呼ばれる北鎌倉「明月院」鎌倉長谷には「長谷寺」「成就院」などがあります。

詳しくはこちら

雨の季節にも関わらず6月に訪れる観光客が年間を通してで最も多いということからも、その人気の程がうかがえますね。 

 梅雨時は外出が億劫になり、滅入った気分になりますが、こんな楽しみを見つけることで、ちょっと気分が変えられるかも・・。

2008年6月19日 (木)

「アフタースクール」

分かっていながらはめられる快感に酔う。そして反芻する楽しさ。一粒で2度オイシイ上質エンタテインメントAfterschool

 このところの映画レビューで、満足度1位をキープしている作品でしたので、期待を持って観に行きました。 果たしてその期待に違わず、上質エンタテインメントとして十分楽しめました。 

 面白さの決めては、緻密に練られ構成された脚本によるところが大きいと思います。 その監督・脚本は内田けんじ、前作「運命じゃない人」が話題になった監督です。 そういうわけで内容に触れるとオイシイところを暴露してしまうので、もし、これからご覧になろうという方がいらしたら申し訳ありませんから、極力触れずにおきたいと思いますが・・。

 主役は、大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人、人気の3人ですが、その他ストーリーの展開に関わる重要な配役が何人かいます。 前半1/3くらいまでに見る映像から、登場人物それぞれに対する、断片的情報や思いこみによって人の目がどれだけ惑わされているのかというあたりをスルドく突かれ、刷り込まれの度合いが強いほど、作り手のテクニックに、よりきれいにハメられることになります。起承転転結という構成とでもいえるでしょうか。

 裏街道を歩く探偵家業の男(佐々木)と、マジメなお人好し中学教師(大泉)の最後の会話、それによって二人に対する、それまでの先入観、評価がひっくり返されるのも快感でした。 こんな世の中だけど、捨てたもんじゃないよ・・という作り手のメッセージが聞こえてきそうです。

 見終えてすぐに記憶の糸を手繰り、ネタ振りとオチとの関係を一つ一つ振り返ってみる楽しさも、この作品のもう一つの醍醐味かもしれません。同行者とのお茶タイムが充実しそうです。

 全体のテンポが良く、コミカル、シリアスがほどよくバランスされているあたりも好感が持てます。 ぜひご覧になり、騙される快感に酔ってみてください。


at 立川CINAMATWO

2008年6月17日 (火)

休日のオーケストラ2

Operacity_2  先日の日曜日は、東京初台にあるオペラシティという素敵なコンサートホールへ、オーケストラの演奏会に行って参りました。 ありがたいことに、友人の計らいでのご招待でしたので、お財布もご機嫌でした。 友人ご夫婦と、私も妻と二人の4人での鑑賞です。

 東京ニューシティオーケストラという、比較的新しいものですが、意欲的な取り組みをしている気鋭のオーケストラとのことです。

↑中休みのホール、内緒でパチリ。バルコニー席での鑑賞は初めての経験でした。

 プログラムは、メンデルスゾーン「フィンガルの洞窟」 ショパンコンチェルト2番 同じくメンデルスゾーンのシンフォニー「イタリア」でした。Newcity_2

 友人の解説と、当日のパンフレットに詳しく書かれていたのですが、このオケは、指揮者で音楽監督の内藤彰氏のポリシーで、ピリオド奏法を採用しているとのこと、確かにこの日最後のシンフォニーは、普段聴いているCDの演奏とは違った印象でした。

 また、コンチェルトは河合優子さんというピアニストによる《ナショナル・エディション》での演奏でした。 パデレフスキー版から半世紀の後、ポーランドが国を挙げて改訂作業を行い、最も原作に忠実とされている譜だそうです。

 ピアノはアンコールにお応えいただき、「革命」も聴くことができました。

Operacity_2_2 ピリオド奏法、ナショナル・エディション判について、的確なコメントを書けるほど造詣が深くはないので、専門の方のご発言や、文献をご覧頂ければと思います。

←パティオでは、こんなライヴも

6月梅雨時にしては爽やかな風の吹く日曜日、落ち着いた休日を過ごすことができ、素敵な1日になりました。

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手焼きせんべい処相模原風林堂のおせんべい日記

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