おせんべい作り周辺の仕事 Feed

2014年6月18日 (水)

新しい相棒

先月末に新しい相棒がやってきました。といっても人ではなく、商品の納品等に使う貨物用の自動車です。前のトヨタハイエースは、12年29万キロほど乗って、大分くたびれて来ましたから、お役御免にいたしました。

今回は日産のNV200という、街中でよく見かける少し小型のボンネットタイプ。以前より直接納品する量と頻度が減ってきたので、荷物室の容積も小さめにしました。この車、実は中古車のリースです。昨年の春先に、社の40周年記念にと、沢山のロゴ入り印刷せんべいをオーダーくださった、県内の大手リース会社さんとのお付き合いでやってきました。https://www.justauto.co.jp/

中古といっても、元はディーラー所有の言わば新古車。中も外もとても綺麗で、納車されたばかりのときには、新車の香りがしました。側面のドアには、弊社のURLのQRコードも入れて貰い、走る看板の役目も担ってもらいます。活躍する機会が増えればありがたいですね。

Nv200_2

2014年5月27日 (火)

補助金申請

一昨年の年末、民主党政権から自民党政権に変わり、アベノミクスの名の下、様々な景気刺激策が打ち出されているのは周知のとおりです。この春には消費増税が実施されましたが、一般の消費に対する影響は限定的との観測が多く、政策のおかげで日本の経済は確実に良くなっているのだと思われます。将来へ持ち越された形の諸問題についてはこの際無視しておきます。

そんな現状において、私たち小企業への支援策も打ち出されていて、日本商工会議所が主体となって行うこの補助事業もその一環です。小規模事業者持続化補助金 従業員20名以下の小企業限定で、経営計画に基づいて実施する販路拡大等に最大50万円の補助金をくれるという、とてもありがたい大盤振る舞いです。

もともと中小企業への補助や援助、優遇措置は手厚かったのですが、返さなくても良いお金がもらえるというのは過去にあまり聞いたことがありません。(商店街など団体に対するものはありましたが)

こんな良い話しを放っておく手はありませんから、早速申請することにしました。と申しましても、ただ「お金下さい」とお願いするだけではダメで、補助金がそれなりに生きたお金として活用されるだろうという、説得力を持った内容の書類を作って審査を受けねばなりません。これが普段こういうことに慣れていない小企業の経営者にとっては高いハードルで、いきなり出鼻をくじかれて、早々にリタイアされる方も多いように聞いております。

幸い私は、企業勤めの経験が無い割には、こういったストーリーを組み立てるのが得意で、時間はかかりましたがそれなりのボリュームの資料を作ることができました。地元商工会議所が呼んでくれた経営コンサルタントに添削して貰いましたが、ほとんど手直し無しでOKを貰えたので、ありがたかったです。一昨日発送して、審査に臨むことになりましたので、1ヶ月後くらいには採択されたかどうか連絡が来るはずです。

首尾良く採択された場合には、風林堂に新製品がひとつできる予定なので、楽しみです。

Photo

2014年4月25日 (金)

ホームチームのある幸せ2

クラブの関係者からご依頼を頂戴して、チームエンブレムを配したおせんべいを作ることになりました。 去る4/20(日)の試合に、市長やサポート企業の幹部の皆様をご招待するということで、そのもてなし品としてお使いいただくということです。

私も試合にご招待いただきましたので、現場で皆さんがお煎餅を手にされるのを拝見できました。昨年まで監督を務められ、今年からクラブの代表に就任された、元Jリーガーで代表経験もある、望月重良さんにもご挨拶させてもらい、同郷のよしみで故郷清水の話などもいたしました。

チームには今年、同じ清水出身の高原直泰選手が加入したこともあり、親近感は上昇する一方です。さあ、J3初代王者を目指して頑張ってください!

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2014年3月24日 (月)

付いていくのが大変(汗)その2

前回の続きです。今月中旬に、今年最後のコンサルティングを頂戴した際、Web検索最大手のGooglが、アルゴリズムに新しい概念を取り入れるようだという教えを頂戴しました。Author Rank(オーサーランク)という基準だそうです。

何それ?という感じですが、最近注目を集めている、SNSからの支持などがウェブサイトの評価に繋がってくるというものです。非常に合理的な考え方ではあると思いますが、落とし穴もありそうです。Googleの承認が不可欠という状況が益々高まりそうなのには、いささか違和感も覚えますが。さて、それに対応して行くには何をすべきか、どういった心構えでいるべきなのか、アラフィフオヤジの頭にはどんどん「?」が増えて来そう。

この状況を打破するため、竹内さん、来年も引き続きよろしくお願いいたします。

Photo_2

2014年3月17日 (月)

付いていくのが大変(汗)その1

風林堂の看板商品になりつつある、メッセージやイラスト印刷などオーダーメードでオリジナルせんべいを作る「ぷりんたぶるせんべい」は、ほとんどがWebからのご注文です。最初にこの技術の存在を知ったときから、これはネット販売で必ずヒットする確信していました。

食品の表面に絵や文字を印刷するという、個性的なサービスですが、もちろん風林堂の専売特許という訳ではなく、同じ機器やノウハウをお持ちの他社さまでも多く見受けられますし、当然競争もあります。

そんな中、少しでも市場での認知度アップと集客増を計らねばならないのは、自由な市場経済で生き抜くための必須テーマです。そのために、インターネット関連の技術や情報収集と対応は随時していましたが、仕事に追われる日々が続くと、おろそかになりがちなのは中小企業の弱点でしょう。

めまぐるしい技術革新を前に、変化のすべて対応していくのは不可能ですが、最低のノウハウと対応策を会得する近道として、専門のコンサルティングを活用するという選択肢があると思います。

2年ほど前から、地元神奈川の辣腕コンサルタント、SPRAM竹内幸次さんに指導をいただくようになったのは、そんな背景からです。定期的に指導していただくことで、その時々のIT最新技術動向や、市場のトレンド、法律や行政関連情報等々、様々な情報を、中小企業経営者の視点で伝えてもらっています。

Spram_3 SPRAMのサイトはちら 

明日以降に続きます。

2014年3月 2日 (日)

新兵器

 私は1960年生まれなので、今年54歳になります。おせんべい屋という、どちらかというとアナログなイメージで捉えられる仕事をしていますが、若い頃からコンピュータ等電子機器を愛用し、IT時代の到来と共に、インターネットもそこそこ活用しているのでは無いかと思っています。勿論、大きな企業で世界を相手にされたり、社内で高度なネットワークを駆使し大活躍されていらっしゃるご同輩から見れば、些細なことかもしれません。しかし、インターネットの技術を始めて見た当時、これは中小企業にとって、とてつもない福音になるだろうというのは、直感的に解りました。

 最初にネット接続したのは64Kか128kのISDNで、その後技術の進歩と、インフラ整備に歩調を合わせて改善を行い、通信環境はどんどん良くなってきたのは、皆様と同じです。

 そして3年くらい前には、モバイルのデータ通信も劇的に良くなり、当時は、外出の多かったこともあり、出先で使用するため持ち歩いている小型のPCがネット接続出来るようにと、WiFi接続(所謂テザリング)が可能なスマートフォンを購入、活用してきました。

 今月になり、そのスマートフォンを新機種に更新。LTEという高速通信に対応し、前機種では非常に不満があった電池の持ちも大幅に改善され、本体は薄く軽く、快適な環境を手に入れることができました。

 今回国産メーカーのものを購入したため、PCと同じように、使いそうもないエンタメ系のサービスやアプリケーションが沢山プリインストールされ、それらを削除し、シンプルな使い勝手にセットするのに少し手間がかかりましたが、どうやら環境が整ったようです。

 クラウド技術の発達で、デバイス内部のデータを引き継ぐ必要も少なくなっていますから、正にIT様々という感想ですね。

左が新機種4.5インチのAQUOSPHONE。
右は台湾製の初代機。当時テザリングができる唯一の機種でした。

Aquos

2014年2月 4日 (火)

助っ人が来ました

一月の末。近くの公立中学校二年生が、職業体験にやってきました。一日約5時間、二日に渡って工場やお店の仕事を手伝ってくれました。このうち一人は、小学生の時にも来てくれたベテランくん。その時と変わらず、汗を流して一生懸命仕事してくれました。

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思春期のこどもたちが、自分たちのご両親より年上の大人に混ざって一日仕事をするのは、体力より気疲れのほうが多いかもしれないですが、普段接するのと違った人たちと過ごすのも、学びのひとつではないかと思います。

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帰りには感謝の手紙もくれました。普段使わないだろうと思われる敬語や、あらたまった言葉遣いに奮闘のあとが見られますが、風林堂の正式名称はきっちり調べて欲しかったなぁ~(笑) そして「よいお年を・・」は、普通年末に使うものだよ。これからは国語の勉強も頑張れよ。

2014年1月28日 (火)

新規商談

一週間ほど前のこと、地元神奈川県を中心に店舗展開する中堅のコンビニチェーン店より、商談をいただきました。地元立地の店舗を中心に、弊社 のおせんべいを取り扱いたいというご意向のようです。コンビニ業界はかなり激烈な生き残り競争のだだ中にいるのは外野としても予想はつくのですが、その チェーン店は「いいきぶ~ん」や「あなたとコンビニ」「まちのほっとステーション」でおなじみの最大手の攻勢の前に苦戦を強いられ、打開策を模索する中、地元の特色を生かした商品 を扱うことで、大手との差別化を図りたいというご意向のようです。さて、では風林堂の商品がその戦略にマッチするのか。専門店の商品がコンビニの顧客層に対してどれくらい訴求できるのか。自社の供給能力との兼ね合いはなど、現段階ではいろいろ疑問も多く、すぐさま「よろしくお願いいたします。」とは言い難い状況ではあります。
ただ、そういった商談が舞い込む背景には、細々ながら続けている情報発信や、役所や公共機関、アンテナショップ等信用有る販売先との取引きなどがあったか らではないかと推測し、自分の経営スタイルが間違っていなかったと、少しだけ嬉しくなったりもするのであります。3月をめどにまとめたいというご意向なの で、間もなく結論に至ると思います。経過は後日。

2014年1月25日 (土)

災い転じて

Photo本格的にWebでの集客を始めて5年以上が経過しました。この間、お客様のご希望で作るオーダーメード「ぷりんたぶるせんべい」を中心に、毎日色々なご要望や、ご注文を頂いています。

その中には、企業からのまとまったオーダーも多く、オフィシャルなトレードマークやロゴを使い、式典やキャンペーン用途など、大切なイベントへのノベルティとしてご利用いただくケースもあり、作り手としては緊張もすることがあります。

一昨日納品した大きなオーダーも、そんな用途で、およそ1ヵ月半あまりの打ち合わせを重ね、注意深く対応して参りましたが、最後の最後、配達指定日を間違えるという大きなミスをしてしまいました。ご注文主は、外資系のファンド運用会社。届け先は都市銀行の、大都市圏を中心にした支店宛という、かなり堅いと予想される取引きです。間違いに気づいたときに、真っ青になったのは申すまでもございません。

商品の性格上、商談中のやり取りはほぼEメールで行うことにしていますが、理由は、細部の打ち合わせ内容を、後で確認できるようにしたいからです。ある程度大きな企業であれば、それを更に進めて、ナレッジマネジメントなどと呼ばれる、ビジネスの進捗状況を複数社員間で共有し、仕事の効率化に生かしているところも多いのではないかと思います。

風林堂のような零細企業では、そのようなシステマチックな対応が出来ないので、担当が一元管理し、何重にもチェックをすることで、ミスを無くすようにしていますが、やはり人間のすることに100%は無く、ケアレスミスによる事故が希に起きてしまいます。今回はそれが如実に表れた事例で、ほとんどのやり取りを記録に残しながら、肝心の納期変更についての打ち合わせを電話で行い、すぐに記録に残したり、確認を怠ったため、どこかで間違いが生じ、一日ずれてしまうと言う結果になりました。

出荷報告をした時点で間違いに気づき、どうしても一日前倒しの配達に変更して欲しいというご希望に応じて対応することにしましたが、結果としては、全50件の宛先のうち、33件を当日配送に変更し、残りは出荷時の指定どおり、翌日の午前に配達という結果となりました。一日早く出荷したのも功を奏した形ではあります。

風林堂ではほぼすべての荷物を、国内最大手ヤマト運輸の宅急便に依頼していますが、その理由は、配送への信頼感が抜群だということです。ほぼ時間どおりに間違いなく配送され、扱いも丁寧。割れやすいおせんべいなのに壊れたというクレームは滅多にありません。そして最近では、ITのフル活用で、荷物の所在確認や配達時間の変更などにもきめ細かく対応してくれて、エンドユーザーの視点に立ったサービスの提供は、さすが日本企業のトップだなと感心するばかりです。

今回も、その恩恵に浴する形でどうにか事なきを得たのですが、配達時間変更依頼を16時に出して、その7割近くが対応されました。配送先が銀行なので、18時以降は受け取り出来ないとか、電話が録音対応になり連絡が取れないとか、こちらの希望に添えない場合にはドライバーや担当営業所からきっちり連絡が入り、その対応にはこちらが恐縮するほどです。

実は私がこんな対応をして、半パニックに陥っていたのは弊社の定休日の午後で、そのせいで予定していた私用をすべてキャンセルせざるを得なかったのですが、こうしたやりとりを経て、ご依頼主にもある程度の満足をいただき、風林堂の信用を落さず済みました。トラブルを未然に防げればそれがベストですが、起きてしまったミスをリカバリーすることでそれまで以上の信用を得ることができるというのは、ビジネスの場面でよく言われることです。後の経緯からは、「災い転じて・・・」という感触も得られましたので、今は胸をなで下ろしながら、今後の教訓として重く受け止めているところです。そして、宅急便のシステムと現場の皆さんには、感謝!の一言です。

2013年12月 4日 (水)

御歳暮シーズンに思う

13_2 師走の声を聞くと私たちの業界は急に忙しくなります。御歳暮シーズンの始まりです。年末のギフト需要の後には年賀需要も控えていて、これからの1ヶ月と少しの期間、一年で最も慌ただしく過ごすことになります。

 しかし、こののぼり旗一本で、お客様を呼び込める訳ではなく、風林堂のような製造直売の零細事業者が、大手の流通やメーカーの攻勢を前に生き残って行くには、それなりの努力やノウハウが必要になります。おいしいものを地道に作って、お客さまのご支持を待つという、昭和の時代までの職人気質ではなかなか厳しい時代になってきています。

 テレビやラジオ、新聞の折り込みチラシなど古くからある広告では連日御歳暮の広告が流され、大手流通業からはDM攻勢。それらに加え、最近ではITを駆使したありとあらゆる販促情報が消費者に向けられます。商品は巷に溢れ、一方で御歳暮や御中元など季節のご挨拶の需要は、年々少なくなる一方。何もせずに座していては、やがて淘汰されてしまうのは目に見えています。

 そんな厳しい商環境を乗り切るためにどうすべきか、努力を怠らないでいたいと願うところですが、日々の仕事に忙殺されていると、情報収集力やスキルのアップなどにはなかなか手が回らず、歯がゆい思いをすることもしばしばです。

 しかしながら、小さな積み重ねが必ずや実を結ぶと信じ、細切れの時間を有効活用し、友人知人の様々なアドバイスに耳を傾け、時にはプロのアドバイザーに助言を願いながら乗り切って行こうと思う師走の一日です。さあ、残りの4週間全力疾走です。

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