おせんべい作り周辺の仕事 Feed

2014年2月 4日 (火)

助っ人が来ました

一月の末。近くの公立中学校二年生が、職業体験にやってきました。一日約5時間、二日に渡って工場やお店の仕事を手伝ってくれました。このうち一人は、小学生の時にも来てくれたベテランくん。その時と変わらず、汗を流して一生懸命仕事してくれました。

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思春期のこどもたちが、自分たちのご両親より年上の大人に混ざって一日仕事をするのは、体力より気疲れのほうが多いかもしれないですが、普段接するのと違った人たちと過ごすのも、学びのひとつではないかと思います。

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帰りには感謝の手紙もくれました。普段使わないだろうと思われる敬語や、あらたまった言葉遣いに奮闘のあとが見られますが、風林堂の正式名称はきっちり調べて欲しかったなぁ~(笑) そして「よいお年を・・」は、普通年末に使うものだよ。これからは国語の勉強も頑張れよ。

2014年1月28日 (火)

新規商談

一週間ほど前のこと、地元神奈川県を中心に店舗展開する中堅のコンビニチェーン店より、商談をいただきました。地元立地の店舗を中心に、弊社 のおせんべいを取り扱いたいというご意向のようです。コンビニ業界はかなり激烈な生き残り競争のだだ中にいるのは外野としても予想はつくのですが、その チェーン店は「いいきぶ~ん」や「あなたとコンビニ」「まちのほっとステーション」でおなじみの最大手の攻勢の前に苦戦を強いられ、打開策を模索する中、地元の特色を生かした商品 を扱うことで、大手との差別化を図りたいというご意向のようです。さて、では風林堂の商品がその戦略にマッチするのか。専門店の商品がコンビニの顧客層に対してどれくらい訴求できるのか。自社の供給能力との兼ね合いはなど、現段階ではいろいろ疑問も多く、すぐさま「よろしくお願いいたします。」とは言い難い状況ではあります。
ただ、そういった商談が舞い込む背景には、細々ながら続けている情報発信や、役所や公共機関、アンテナショップ等信用有る販売先との取引きなどがあったか らではないかと推測し、自分の経営スタイルが間違っていなかったと、少しだけ嬉しくなったりもするのであります。3月をめどにまとめたいというご意向なの で、間もなく結論に至ると思います。経過は後日。

2014年1月25日 (土)

災い転じて

Photo本格的にWebでの集客を始めて5年以上が経過しました。この間、お客様のご希望で作るオーダーメード「ぷりんたぶるせんべい」を中心に、毎日色々なご要望や、ご注文を頂いています。

その中には、企業からのまとまったオーダーも多く、オフィシャルなトレードマークやロゴを使い、式典やキャンペーン用途など、大切なイベントへのノベルティとしてご利用いただくケースもあり、作り手としては緊張もすることがあります。

一昨日納品した大きなオーダーも、そんな用途で、およそ1ヵ月半あまりの打ち合わせを重ね、注意深く対応して参りましたが、最後の最後、配達指定日を間違えるという大きなミスをしてしまいました。ご注文主は、外資系のファンド運用会社。届け先は都市銀行の、大都市圏を中心にした支店宛という、かなり堅いと予想される取引きです。間違いに気づいたときに、真っ青になったのは申すまでもございません。

商品の性格上、商談中のやり取りはほぼEメールで行うことにしていますが、理由は、細部の打ち合わせ内容を、後で確認できるようにしたいからです。ある程度大きな企業であれば、それを更に進めて、ナレッジマネジメントなどと呼ばれる、ビジネスの進捗状況を複数社員間で共有し、仕事の効率化に生かしているところも多いのではないかと思います。

風林堂のような零細企業では、そのようなシステマチックな対応が出来ないので、担当が一元管理し、何重にもチェックをすることで、ミスを無くすようにしていますが、やはり人間のすることに100%は無く、ケアレスミスによる事故が希に起きてしまいます。今回はそれが如実に表れた事例で、ほとんどのやり取りを記録に残しながら、肝心の納期変更についての打ち合わせを電話で行い、すぐに記録に残したり、確認を怠ったため、どこかで間違いが生じ、一日ずれてしまうと言う結果になりました。

出荷報告をした時点で間違いに気づき、どうしても一日前倒しの配達に変更して欲しいというご希望に応じて対応することにしましたが、結果としては、全50件の宛先のうち、33件を当日配送に変更し、残りは出荷時の指定どおり、翌日の午前に配達という結果となりました。一日早く出荷したのも功を奏した形ではあります。

風林堂ではほぼすべての荷物を、国内最大手ヤマト運輸の宅急便に依頼していますが、その理由は、配送への信頼感が抜群だということです。ほぼ時間どおりに間違いなく配送され、扱いも丁寧。割れやすいおせんべいなのに壊れたというクレームは滅多にありません。そして最近では、ITのフル活用で、荷物の所在確認や配達時間の変更などにもきめ細かく対応してくれて、エンドユーザーの視点に立ったサービスの提供は、さすが日本企業のトップだなと感心するばかりです。

今回も、その恩恵に浴する形でどうにか事なきを得たのですが、配達時間変更依頼を16時に出して、その7割近くが対応されました。配送先が銀行なので、18時以降は受け取り出来ないとか、電話が録音対応になり連絡が取れないとか、こちらの希望に添えない場合にはドライバーや担当営業所からきっちり連絡が入り、その対応にはこちらが恐縮するほどです。

実は私がこんな対応をして、半パニックに陥っていたのは弊社の定休日の午後で、そのせいで予定していた私用をすべてキャンセルせざるを得なかったのですが、こうしたやりとりを経て、ご依頼主にもある程度の満足をいただき、風林堂の信用を落さず済みました。トラブルを未然に防げればそれがベストですが、起きてしまったミスをリカバリーすることでそれまで以上の信用を得ることができるというのは、ビジネスの場面でよく言われることです。後の経緯からは、「災い転じて・・・」という感触も得られましたので、今は胸をなで下ろしながら、今後の教訓として重く受け止めているところです。そして、宅急便のシステムと現場の皆さんには、感謝!の一言です。

2013年12月 4日 (水)

御歳暮シーズンに思う

13_2 師走の声を聞くと私たちの業界は急に忙しくなります。御歳暮シーズンの始まりです。年末のギフト需要の後には年賀需要も控えていて、これからの1ヶ月と少しの期間、一年で最も慌ただしく過ごすことになります。

 しかし、こののぼり旗一本で、お客様を呼び込める訳ではなく、風林堂のような製造直売の零細事業者が、大手の流通やメーカーの攻勢を前に生き残って行くには、それなりの努力やノウハウが必要になります。おいしいものを地道に作って、お客さまのご支持を待つという、昭和の時代までの職人気質ではなかなか厳しい時代になってきています。

 テレビやラジオ、新聞の折り込みチラシなど古くからある広告では連日御歳暮の広告が流され、大手流通業からはDM攻勢。それらに加え、最近ではITを駆使したありとあらゆる販促情報が消費者に向けられます。商品は巷に溢れ、一方で御歳暮や御中元など季節のご挨拶の需要は、年々少なくなる一方。何もせずに座していては、やがて淘汰されてしまうのは目に見えています。

 そんな厳しい商環境を乗り切るためにどうすべきか、努力を怠らないでいたいと願うところですが、日々の仕事に忙殺されていると、情報収集力やスキルのアップなどにはなかなか手が回らず、歯がゆい思いをすることもしばしばです。

 しかしながら、小さな積み重ねが必ずや実を結ぶと信じ、細切れの時間を有効活用し、友人知人の様々なアドバイスに耳を傾け、時にはプロのアドバイザーに助言を願いながら乗り切って行こうと思う師走の一日です。さあ、残りの4週間全力疾走です。

2013年11月 5日 (火)

小さなお客様

風林堂の立地は所謂ロードサイド店で、歩いてご来店される方は全体の15~20%くらいででしょうか?近くの駅周辺も、新興地なので古い町に見られるような、駅前商店街などはなく、賑わいとは縁遠い環境です。そんなお店が、希に賑わうことがあるのが写真のような小さなお客さんが来たときです。

今朝は近くの公立小学校二年生が、課外授業の一環として、お店にやって来ました。晴れた朝、とても元気にやってきた一クラス30人ほどのこどもたちは、おせんべい屋の仕事などについて、いろいろ質問して行きました。

小さなお子さんのいるご家庭では、お買い物の多くを、スーパーやコンビニ、専門の量販店などでされることが多いと思うので、こうしてお店の人と言葉を交わすことが少ないかもしれないですから、ちょっとした経験だと思います。これから学校に帰って、聞いてきたことをもう一度思い出してくださいね。

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2013年11月 4日 (月)

相模原のむかしばなしを取り上げていただきました

Photo_2一週間ほど前のこと、お店に電話を頂戴しました。市内で活動されていらっしゃる、相模原演劇鑑賞会の代表の方が、近日開催される同会の催しに、相模 原の民話朗読を取り入れたいとのこと。何故そのようなお申し出を頂戴するかといえば、風林堂のホームページには、市内ご在住の漫画家、市村章さんの筆によ る民話集を掲載しているからです。勿論私としては異存ありませんでしたが、念のため、画の著作権者である市村氏のご了解をというこちらからの申し出の後、無事開催ま でこぎ着けることになりました。

実はその件は、仕事にかまけてすぐに忘れていたのですが、またその数日後には、こんどはその朗読をされるという女優さんが直接ご来店され、民話の内容について詳しく取材して行かれるということにまでなりました。

その際に頂戴したのが写真の告知チラシ。ご来店くださった、山口杏子さんの写真も載っています。その際には、風林堂の商品「相模原草紙」の中の、でいらっちを描いたおせんべいを沢山オーダーしてくださり、当日お集まりの皆様にお配りいただいたようです。

もともと、相模原とは深い縁があるわけではなく、この地で商いをさせていただいたのもまだ20年余り。何代にもわたって地に根を張った皆様に比べれば、ほんの新参ですが、こうして少しずつ地域とご縁ができるのは、とても嬉しいことだと、あらためて実感した出来事でした。

2013年9月25日 (水)

ホームページリニューアル2

前回は風林堂ホームページのトップ画像を紹介しましたが、今回はコンテンツについてです。

商品を販売しようという意図を持ったサイトでは、自社製品をいかに上手に見せるかが肝だといえるでしょう。基本は写真と説明文の力が大きいのは申すまでもありません。どのECサイトも、工夫を凝らし、購買意欲をかき立てる演出を施していますね。

私も、今回のリニューアルに際し、基本10年前から使っている写真を全面的に入れ替えることして、新たに撮影し直しました。 といっても、素人仕事なので、力のあるメーカーのように訴求力のある美しい写真にするのはなかなか難しいのですが、カメラの進歩なども有り、多少はマシになるかなと思っています。

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工場の作業台が撮影スタジオに早変わり。撮影風景と出来上がり写真です。もう少ししたら、風林堂のホームページに載る予定です。

2013年9月20日 (金)

ホームページリニューアル

 風林堂のホームページは、今を去ること2003年頃に、私が仕事の合間を見つけて少しずつ手掛けた、手作りサイトです。まだブロードバンドが普及し始めでしたから、大きな画像やアニメーション動画などは敬遠された時代で、1ページの容量はこれくらいで・・・なんていう努力目標(笑)が通説になっていいました。

 素人仕事なので、見栄えもイマイチながら、特にソースコードは非常に稚拙で、所謂今のウェブマッチングからはほど遠い出来映えでした。それでも、訪れてくださるお客様はいらっしゃり、少しずつですがご注文も継続して頂戴しています。

 しかし、このまま放置しておくのはさすがに良くないだろうと思い始め、この秋に向け重い腰を上げ、やっとリニューアルすることにしました。デザイナーではないので、大胆なイメージ変更までは手が廻らず、とりあえずコードをCSSレイアウトに書き換えることで、検索エンジンなどへの対応が良くなることを期待しています。

 小さなサイトですが、すべてを書き換えるには結構な時間と根気が必要なので、仕上がりはもう少し先になりそうですが、すっきりした形でご披露できるよう頑張って参りたいです。

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2013年7月 8日 (月)

そろそろ更新?

昨年秋にリリースされた最新のWindows8。もう既にお使いの方も多いと思いますが。私はいまだにXPユーザーです。サブのノートはこの春に更新したので、7になりましたが、自作のデスクトップはまだ更新出来ていません。その大きな理由は、風林堂Web受注の柱である、オーダーメード「ぷりんたぶるせんべい」のデザインや、レイアウトに使っているグラフィックソフトウエアが、64bitにOSに対応していない可能性が高いからなのです。もう15年以上使い続け、自由自在に使いこなせるソフトを手放し、新しいものに馴染むまでには随分手間と、時間がかかりそうで、どうしても億劫となってしまうのですね。

幸い32bitOSの7では問題なく動いているので、もう少し生きながらえさせられそうですが、それも時間の問題でしょうか? しかし、いろいろ不具合の多くなったPC環境は、放置しておくとまずいので、そろそろ思い切らなくてはならないのかもしれないですね。

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2013年6月27日 (木)

もうすぐ9周年

風林堂が現在の場所に工場と店舗を移して、今月末で9周年になります。これ以前は、私鉄駅前の商店街で営業していましたから、現在の立地、歩行者がほとんど通らないロードサイドの店舗で、どれだけお客様にご来店いただけるのか、とても不安な中でのスタートでした。

もしかしたら、1日全く来客がないこともありうると想定していました。しかし、それはおかげさまで杞憂に終り、お車でのご来店が、全体の8割以上。商圏も随分広くなり、モビリティ社会の定着が、こういう小さな商売にもプラスに働いていることが実感されています。

もちろん、ただ受け身で待っているだけでなく、こうして少しずつでも情報を発信したり、ご常連のお客様へ直接働きかけたりと、それなりの努力は払ってまいりました。しかし、やはり食品製造販売の原点は、常においしいものを作るための努力だと思います。

まだまだ足りない点が多いと思いますが、来年の10周年、更にはその先を見据えて精進したいと思います。

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 ●手焼きせんべい風林堂のオフィシャルホームページ
「ぷりんたぶるせんべい」へのご注文お問い合わせ先
手焼き煎餅(有)風林堂製菓
〒252-0335 神奈川県相模原市南区下溝536-24
TEL 042-777-4501
FAX 042-777-4502

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