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2019年7月15日 (月)

キャッシュレス決済についての記事

数日前の新聞記事からの引用です。非常に興味深く、且つ納得できる内容でした。事業者とて、同時に消費者でもあるわけですので、知っておくといろいろな場面で自制に繋げられるでしょう。最後の、日本人が現金を好む理由に、なるほどと思わされました。日本人には、神経伝達に関わるセロトニントランスポーター遺伝子のSS型を持つひとが多いというのに、関係あるかもしれないですね。最近話題になった、老後資金についての不安感なども、根っ子は同じかも。セロトニントランスポンダー遺伝子についての関連記事

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「キャッシュレスより現金払いのほうが良くない?」

なかなか手に入らないバスケットボールの試合チケットのオークションで、クレジットカード払いの人は、現金払いの人に比べ、平均約2倍高い価格で入札していた――。マサチューセッツ工科大の研究者によるこんな実験結果があります。
なぜこうなるのでしょう。クレジットカード払いだと、銀行口座から引き落とされるのは通常1カ月以上先で、「支払いの痛み」を感じにくいからです。現金払いは、財布を取り出し、お金を数え、店員に渡すので、お金が減ることを実感します。様々な研究で「支払いの痛みは、支払時の作業量に比例して増す」ことが分かっています。

 クレジットカードは現金払いに比べ作業量は少ないし、目の前で現金が出ていかないため、支払いの実感が低くなります。通販大手のアマゾンが、基本的にカード払いなのは理にかなっています。電子マネーなら、取り出して端末の上に置くだけですから、最も作業量が少ないと言えます。

キャッシュレス決済の比率を上げるなら、まず、消費者が「使い過ぎるかもしれない」という心理的な特性を知っておく必要があります。もちろん、過度に使い過ぎを恐れて現金を過大評価するのも、過小評価するのと同じくらい考えものです。キャッシュレス決済は、ある程度の収入を得て、お金の管理ができたら使うべきでしょう。

 支払いの痛みはどの国の人でも同じはずですが、日本で現金払いが多いのは、無意識に無駄遣いを控えようとしているのかも知れず、将来の家計の収支に悲観的な見方をしがちなことと関係があるのかもしれません。

朝日新聞デジタルより 消費者行動論 名城大学 中川宏道准教授談

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実務面から見てみれば、金融機関、大手流通など、大量の資金を扱うところでは、現金の運搬管理、現金での決済処理などにかかる膨大なコストを削減できる等、キャッシュレス化で得られるメリットが大きいでしょう。また、私のような、商品・サービスを提供する側からすれば、支払いに対する心理的な障壁が低くなることで、より多く消費してもらえるのであれば、それは戦略として正しいと言えます。しかし、同時に、消費者としての側に立ってみれば、キャッシュレス決済のファクトと功罪を知っておくべきであり、それは、消費行動についての答えに繋げられそうですね。


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