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2020年9月

2020年9月27日 (日)

ポイントカードリニューアルしました

お客様サービスの一環として、店頭でお配りしているポイントカードをリニューアルしました。今までは、お買い上げ500円毎にスタンプを1個押す、昔ながらのスタンプサービスでしたが、今回、昨年の消費増税に合わせて導入したPOSレジ機能を生かし、お買い上げ100円で5ポイントが自動加算される連動型になります。ポイント残高は、お買い上げ時に発行するレシートに記載する今仕様のシステムです。

バーコードを印字した新しいポイントカードバーコードを印字した新しいポイントカード

前のスタンプカードは、捺印20個の満期で500円の金券を差し上げていましたが、新システムは、付与させていただいたポイントを、1ポイント1円換算して、いつでもご利用いただけます。また、上限無く貯めることもできますので、使い道も広がります。今までのスタンプ数をポイント換算して引き継ぐこともできますので、ご来店時に更新していただけますと幸いです。

クレカやQR決済、電子マネーの還元よりお得ですので、風林堂をご愛顧いただいているお客様には、引き続きご好評いただけると思います。是非よろしくお願いいたします。

旧いスタンプカード 今回終了する、旧いスタンプカード


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疫病退散アマビエせんべい
手焼きせんべい風林堂のホームページ せんべい印刷「ぷりんたぶるせんべい」
●店長酒井浩の私的興味事を中心に書いているブログ相模原徒然
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2020年9月23日 (水)

菅新総理とデービッド・アトキンソン

菅新総理が、アトキンソン氏の信奉者だという記事を目にしたので、1年くらい前に読んだ本を引っ張り出してきました。アトキンソンといっても、同じ国のコメディアン、Mrビーンのローワン・アトキンソンではありませんので念のため。ゴールドマン・サックス勤務の後、日本の国宝や重文修復の会社に転職、代表就任という異色の経歴を持つアナリスト。
労働力減少時代に入った日本経済の浮揚には、生産性向上のみが対応策であるという主張を一貫して発信しています。日本が、世界第三位経済大国なのは、1.26億という人口大国だからであり、人口減少社会においては低下が避けられない。(藻谷浩介氏の「デフレの正体」とも重なる主張です)20世紀にの高品質のモノ作りで成功し、その成功体験のまま「高品質・低価格」製品作りを維持することは国を滅ぼすと説いています。

デービッド・アトキンソン著 新生産性立国論デービッド・アトキンソン著 新生産性立国論

IMFの資料、2018年世界の1人当たりGDP国別ランキングでは26位。1090~2014年、生産性向上率ランキングでは126位と低迷しています。潜在的に高い質を誇り、且つ勤勉な日本の労働者を持ってこの現実なのは、経営者が無能だからと切って捨てています。「価格を下げる」のはどんな無能でもできる安直な戦略である。・・なるほど。
こういった現実を前に、国と企業トップが採るべき策を示しながら、日本経済再生への道を提言しています。興味深く読んだのを思い出しました。私自身、小さな会社の経営者ですが、且つ労働者でもありますので、身につまされるところも多々あり。
さて、新しい総理大臣は、政策にどう反映させて行くのでしょうか。提言通り、生産性の低い企業を退出させ、企業数を半分にする方向に行くのでしょうか。

2020年9月13日 (日)

次のリーダーに望むこと2

前回の続きです。

高齢化が急速に進む日本。懸念される、増え続ける社会保障費への負担増。そして、今年起きたコロナ禍。感染を水際で止めるため、まず外国人の入国を止めました。これによって、ずっと好調だったインバウンド需要が絶たれ、観光と一部商業に大打撃を与えました。その後の感染拡大に対応するため発せられた、4月から約2ヵ月に及ぶ緊急事態宣言下で、経済はほぼ完全にストップしました。皆様実感されていらっしゃると思いますが、そのは影響あらゆる業種に及び、国全体の経済は沈滞しています。

国民全員に一律10万円を配った給付金をはじめ、政府はいろいろ対策を打っていますので、当然例年より巨額の財源が必要になっています。

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税収と歳出の差、国際発行額を表すグラフです。安倍政権下での税収増により、税収と歳出の差は、一時より狭まってきていましたが、今年度の税収は下方修正される予想です。また、今年のコロナ対策の巨額支出が跳ね上がったことで国債発行額も大幅に増え、所謂「ワニの口」の広がりは大きくなる見込みです。

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一部エコノミストには、政府借金は全く問題ないという説を唱える方もいらっしゃいますが、一般的には、国債発行による政府の借金は、将来世代へ負担増になり決して好ましいことではないとされています。

昨年話題になった老後資金2000万円問題などが象徴的ですが、もともと高齢者には将来不安がありますので、このような状況を目にすれば、消極的なモノ消費意欲は更に減退するでしょうし、コロナ禍でのコト消費も沈滞するのは必至。バブル崩壊後に育った現役世代は、好景気を経験したことがありませんので、無駄な消費を控えるライフスタイルが定着しています。「プレミアムフライデー」に象徴される、消費喚起策がどれくらい効果を発揮するか不透明ですよね。

更に言えば、就職氷河期に正規雇用できず、経済的弱者となった世代と、2000年以降以降増えていると言われる引きこもり。「80」代の親が「50代」の子どもを経済的に支える必要がある状態を指す「8050問題」もあります。経済格差からくる貧困の固定などと共に、日本社会が抱える問題は山積み。要するに次のリーダーには、こういった構造不安に対する明確な処方箋を示してもらい、10年20年先への安心感を持って生きられる社会の青写真を見せてもらいたいのであります。それによって、日本を覆う重苦しい不安を取り除き、明日への希望を持って暮らせるように、是非してもたいたいのです。


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2020年9月11日 (金)

次のリーダーに望むこと

安倍総理大臣が、健康不安を理由に辞任することになりました。前回のように、急激な病状悪化ではないようなので、次の総理大臣が決まるまでは任を全うするとのこと。これを受けて、政権与党では、次のリーダーを決めるべく動きだしました。コロナ禍が一時の緊張から脱し落ち着きを見せる中、マスコミには恰好のテーマになっているようです。

名の知れた大物政治家三名が名乗りを上げ、選挙戦が繰り広げられていますが、どのメディアを見ても、菅官房長官の当選が確実視され、次の総裁、首相に就かれるのは間違いないようです。管さんは、安倍総理の路線を継承することを明言していますので、アベノミクスによる経済活性化を進め、所謂トリクルダウンによって、国民全員の豊かさを実現するというスタンスになるのでしょう。

是非成功させてもらいたいですが、コロナ禍で経済活動を抑制せざるを得ない現実のツケで、大幅に下がったGDPを復活させ、成長にまで回復させるのは、至難の業と思いますが、手腕に期待します。

コロナウイルス感染拡大対応という直近の問題に加え、その前に横たわる大きな社会問題、世界中で最も早く進む日本社会の高齢化。2025年問題とされていますが、これからのすべてのリーダーが取り組まなくてはならない大問題です。未来を予想することはできませんが、データを元に確実に見通せる未来、人口動態。国の人口構成が、過去~未来どのように動くのかはおよそ解っていて、そこから見える社会の姿から、未来を知るというものです。

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1970年の人口グラフ。戦後のベビーブーマー団塊の世代の方々が青年期だったころの人口構成です。高齢者が少なく、経済の中心を担う働き手が多く、社会の活力があった時代です。

2020

それから50年を経た今年2020年のグラフ。団塊の世代が65歳以上の高齢になり、その子供団塊ジュニアが20年から25年遅れて山を作っています。未婚率の上昇と出生数の減少で、これから社会経済を担うべき若者が少なくなっていて、言わば頭でっかちの構成になっています。

2040年人口グラフ

そして、今から20年後、私も後期高齢者の仲間入りする時期になりますが、今年のグラフと比べても、更に頭の大きい構成になります。この頃には、団塊の世代が90歳代を迎え、団塊ジュニアが65歳以上の前期高齢者となり、人口の高齢化比率は35%超。現役世代1.5人で高齢者1人を支える構図になります。これは、将来変わることの無い未来図です。一説によると、2025年に高齢者5人にひとりが認知症患者となり、それは施設の収容能力を大幅に超える730万人となるそうですから、このグラフの頃には、もっと増えているだろうというのは予想できます。

先進国では死亡率出生率が安定しているので、大規模移民や戦争などがない限り、人口動態を見ることで、半世紀先までの社会の未来をほぼ確実に見通せます。当然、今起きている問題は70年代から予想されていましたが、為政者による社会保障改革の号令だけは勇ましくとも、現実には対応されませんでした。何度も先送りされ、昨年やっと実施された消費増税により、社会保障財源を増やす方向に進みましたが、まだ全く足りていないといのうが現実のようです。

次回に続きます


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