7月上旬に発生した西日本の大水害。少しでも支援ができないかという思いで始めた、義援おせんべいの販売。SNSで広く拡散されたこともあり、多くのご賛同をいただきました。店頭でのご購入は勿論、過去にネットからご発注いただいた、遠方にお住いの方からもご協力のお申し出をいただきました。
風林堂では、明日から夏休み期間に入ることもあり、店頭での販売は今日を最後にいたします。
来月初めには、現金お買い上げ金、お振り込み金を集計し、然るべき機関に宛て、送金することにいたします。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
手焼きせんべい風林堂のオフィシャルホームページ
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今年は、平年より梅雨明けが早く、それに併せて夏が早くやって来ました。梅雨明け後暑くなるのは、毎年ですが、今年はそれも極端で、連日35℃を超える日が続き、メディアでは健康被害に対する注意を促すコメントが、毎日流れています。
おせんべい屋の工場は、常に火を使っているので、夏場は、かなり暑い仕事場のひとつではないでしょうか。 朝5時半の始業時に、掛時計についた寒暖計をみると、既に30℃を超えています。
そんな中、今年は、商品の品質管理のため、大型の業務用除湿器を購入しました。40畳以上の広さをカバーするパワフルタイプで、梅雨の最中から動かしていますが、なかなかのスグレものです。
コンプレッサータイプなので、やや音が大きいのと、運転に熱を発するのが若干の弱点ですが、それ以上に、外気湿度80%超えという湿気たっぷりの空気が、運転中には30%を切るくらいまで除湿してくれます。
室温が、30℃を超えても、湿度が低いと、体感は本当に楽です。小さな扇風機一台で凌げますので、とてもありがたいです。消費電力も、エアコンに比べるととても低いので、財布にもやさしく、こちらも大きなメリットです。
本体の下側の蓋を開けると、中に吸湿した水をためるタンクが入っていますが、容量は灯油ポリタンクの2/3くらい、10Lサイズくらいでしょうか。これが半日で、ほぼ満タンになりますので、空気中の水分がいかに多いかよく解ります。せんべいは、湿気をきらう製品なので、ストックにも気を遣いますが。、こいつのおかげで、この夏から秋の長雨まで、商品管理が少し楽になりそうです。
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前回の記事に書きましたように、5月の第2週から一週間の入院と、その後自宅での療養で、約3週間仕事が滞りました。入院加療の前に受けていた、新たな販路の商談が、やっと実現しました。
JR横浜線、相模線橋本駅前のショッピングセンター、イオン橋本店食品売り場にある、名店コーナーに、風林堂のおせんべいが並ぶことになりました。大手流通とは、久しぶりの取引きとなり、まだ少し勝手が分らないですが、徐々に売り場を充実させて行きたいと思います。
相模原市は数年前の合併で、広い面積となりました。風林堂は、市の南東端に位置するので、市の北西緑区(旧相模湖、津久井、城山、藤野町)では、まだ知名度が足りないかも知れません。それを補う出店になればと思います。橋本駅および、市内緑区在住の皆様に、ご愛顧いただければと思います。
取扱商品の一部です。
●ギフト古都S 1500円
●相模原草紙 1200円
●袋詰めせんべい。焼き海苔、揚げ醤油 カレー たがねおにぎりなど
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4月の半ばくらいから、左目に違和感を感じていました。所謂、飛蚊症と言われるような症状で、細かくて黒い斑点が視野の中に現れました。症状は以前からありましたので、最初はあまり気にして居ませんでしたが、次第にその数と大きさが増えてきたのと、ある時期から、視野の右下が見えにくくなって来るのにも気づきました。年度替わりの忙しさが一段落したら受診しようと考えていましたので。連休明けを待って、地元の眼科を訪れ、検査してもらったところ、左目網膜が剥離しているので、すぐ大きい病院を受診するようにと、紹介状を渡されました。出来ればすぐに手術をするように、それはタイミングを見てということではなく、可能な限り早くというアドバイスも添えられていました。どうやら、抜き差しならない状況らしいことが察しられます。
その時点で、月末までに納品のご予約を数件受けていたので、即入院という事態を想定し、帰宅してから、妻とふたり深夜までかかって、それらを仕上げ、その他出来る限りの仕事もこなしました。あまりにも時間が少なかったので、万全とはいきませんが、その時点ではある程度のめどを付けられて幸いでした。
翌朝、近くにある大学病院の眼科を受診し、諸々の検査を経て、夕方に結果がでると、やはり、その場で入院手続き、翌日の手術を勧められました。帰宅という選択肢もありましたが、症状が悪化する懸念を伝えられましたので、最悪の事態を避けるため、担当医の助言に従うことにしました。
幸い、翌日が、週に2日設定されている手術日だったため、緊急にスケジュールに入れてもらい、15時頃には無事終了することができました。片眼だけの局所麻酔で受ける手術は、事前には、少し怖くて緊張していましたが、いざ臨んでみますと、もともと強い近視なのと、瞳孔が薬品で大きく開かれているので、目の前の様子は全く見えず、始まりますよという看護師さんの声が聞こえたあとも、何やら目がくにゃくにゃいじられているなという感覚があるだけで、さほどの違和感などは感じることなく、気づくと、少しうとうとしていたりすることも。手術室には、ポップな音楽がBGとして流れていたりするのも、患者の緊張を和らげる配慮もあるのかなぁ~などと感じます。そうして、1時間半くらいの手術を無事終えましたが、大変なのはそれからでした。
●手首に巻かれた2本のバンド。緑色のは眼球に医療用ガスが入っているという警告。
剥離した網膜を固定するため、眼球の中に医療用のガスを注入し、患部を抑えるという措置が取られます。ガスが眼球の中で患部(目の奥側)に当るようにするは、うつぶせ状態を維持しなくてはなりません。それは、何と24時間2週間の長きに渡るのです。考えただけで気が滅入ってきましたが、快癒のためには致し方ありません。日中は、テーブルに枕を置き、おでこを付けた姿勢で下向き状態。夜間は、胸とおでこに枕やマットを当て、鼻と口が開くような姿勢でうつ伏せ寝。就寝中に寝返りを打って、体位が変わってしまうと、見回りに来た看護師さんに起こされ、元に戻るように注意されます。手術翌朝には、肩や背中がこわばりつらくなってきました。げんなりしながらも、医師の言いつけを守って、食事とトイレで立つ以外は、極力下を向いて過ごし、3日目の夜を過ぎた頃には、どうにかこの状態に少し慣れてきて、苦痛も若干和らいてきます。ただ、目が使えない状態で1日を過ごすというのが、こんなに退屈なことだとは、予想以上でした。おそらく、今までの人生で、時の経過を最も遅く感じた期間を過ごしたのでは無いかと思います。
●入院中は、患部を保護するため、金属の眼帯を貼付けられました。
入院中にありがたかったのは、スマートフォンを使って、会社とやり取りができたことです。メールの履歴や取引先の一覧などは手元のスマホにありますので、やり残した仕事の指示を出すことができます。目を使うことは避けるように指示され、書物やテレビは禁止されていましたので、スマホ操作も、本当は避けるべきなのでしょうけれど、最低限のことをしないわけにはいきませんので、若干のリスクを取ることにしたのです。こうして、仕事の危機も何とか乗り切ることができ、1週間の入院の後、最後の検査で、順調な経過を確認し、無事退院することができました。その後は、自宅でのうつ伏せ安静を経て、少しずつ日常に戻ることができています。
●毎日、3時間おきに6種の点眼薬を使いました。5分おきに差すので、これだけで30分近くかかります。
忙しい時期に感じた違和感で、すぐに受診していたなら、入院という措置に至らなかったのか。あるいは、その時期に即入院という事態になっていたなら、到底対応しきれない仕事を残してしまうことになり、悩むことになったかもしれません。過ぎてしまったことなので、どちらがベターだったのか、今となっては検証することができませんが、リスク管理という側面からは、今後に課題を残したのは確かですので、これからの糧にすべきと捉えています。
昨年秋ころより、近くの公立小学校の先生が来店され、授業の一環として、お煎餅作りに取り組みたい旨相談を賜わりました。弊社の事情をお話しし、出来る範囲内でということで、協力することになりました。
学校の行事として、稲作を行い、収穫した米を加工し、おせんべいにするという流れだそうです。生徒さん達は、インターネットなどの情報源を使い、米からおせんべいになるまでの作業工程を調べたそうです。その後、実際に作業する上でのアドバイスをしてあげることになりました。
おせんべいは、米を粉にして蒸し、タネを作ります。これをこねてお団子のような状態になったものを伸し、型抜きし、乾かすと、生地になります。その後、「ほいろ」という予備乾燥を経て、いよいよ焼きと味付けをして、やっと完成します。それぞれの行程で、所謂塩梅といわれる「コツ」があるので、どれかがうまくいかないと、おいしいおせんべいにはなりません。
最初に持ってこられた試作品は、とても堅くて、お醤油タレも乾ききっていませんでした。それを見た後、先生宛にEメールのやり取りをして、それぞれのポイントをアドバイスしていきました。
●試作でできたせおんべいをもらいました。かなり堅め。
こうして、何度かの試作、アドバイスのやりとりを経て、完成品が出来上りました。最初のおせんべいといと比べると随分進歩していて、子供たちなりに考え、取り組んだ結果が現れているなと感じました。
そして、とてもうれしいプレゼントを貰いました。クラス全員で、私宛のメッセージを書き、大きなポスターを作ってくれました。大事に取っておきます。
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ラグビートップリーグの下部、トップチャレンジリーグに所属する。地元のチーム、三菱重工相模原ダイナボアーズ が、今年も活躍し、リーグA組の3位に食い込み、トップチームとの入れ替え戦に臨むことになりました。相手は、九州のコカ・コーラレッドスパークス。今シーズンは、リーグ戦で全敗と、奮いませんでしたが強敵です。ダイナボアーズは、2007~2008年のシーズンに、1度だけトップで戦ったことがありますが、それからは、今一歩のところで悔し涙を流してきました。10年目の今年、あとひとつ勝って、来期は上位リーグで暴れてもらいたいです。決戦は、20日土曜日ですが、相手のホームなので、会場は九州。現地には行けませんが、地元から熱く応援したいと思います。がんばれ三菱ボアーズ!
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●店長酒井浩の私的興味事を中心に書いているブログ相模原徒然
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小正月も過ぎて、新年の雰囲気も一段落しました。お年玉付き年賀状の当選結果も発表となり、届いた賀状も仕舞われる時期ですね。今年は、平成30年のくぎりということで、郵便局も年賀状を出しましょうキャンペーンをしていたようです。昨年夏に値上がったハガキの料金も、年賀状に限って旧料金のままに据え置いたりと、てこ入れしている様子が見られました。背景には、若いひとを中心にした、賀状離れがあるのでしょう。ネットによる手軽で便利なコミュニケーションが、アナログな通信手段に取って代わるのは必然ですので、流れは大きく変わることは無いと思いますが、いかがでしょうか。
かく言う私も、2.3年前から、年賀状の差し出しを減らす方向にしています。ビジネスマナーとして、まだ必要と思われるものは、続けていこうと思いますが、個人的な付き合いの中で、年に一度の賀状交換しかしなくなっている旧い友人などには、長年の交誼への感謝と、断りの挨拶を送りました。
賀状では、今年もよろしく・・といった文言が定番ですが、それから1年間、互いの交流がなければ、その言葉も、やや空しく思えるようになってきましたし。
昨年読んだ書物の中で、所謂「友人」が最も少ないのが、生まれ育ったところと、違う場所に拠点を置く、自営業者と指摘されていました。土日、祝日がお休みでなく、そもそも、休日そのものが少ない仕事や生活をしていると、リアルな交流の機会が少なくなり、友人関係は継続し難くなるというのが背景だそうです。我が身に当てはめてみると、確かにそのとおりだなと思います。
それを補えそうなのが、SNSなど、ゆるい繋がりが作れるツールだそうですが、確かにそれもあるなと感じます。旧来の、濃密な人間関係こそが、人と人との繋がりの基本だと考える方もまだまだ多いとい思いますが、一方で、そういった「ベタ」な関係を、面倒と考えるひとも多くなっているはずです。ソーシャルメディアを通じて、趣味や価値観の共有でき、年齢や性差を超えた交流が、新たな資産となる時代がやってきているかも知れません。社会的動物である人間は、社会資本(ソーシャルキャピタル)からしか幸福感は得られないとか。だとすると、社会から隔絶し、完全なソロで生きることは困難でしょう。私も含め、於かれている現実を見つめ、新たな交流を模索するひとが、これから増えてくるかも知れません。このお正月にいただいた賀状を眺めながら、こんなことを考えました。