2015年4月16日 (木)

(続)母校からのオファー

お正月に、出身大学の購買会から、オリジナルおせんべいの製作打診があった旨記事にしましたが、その後順調に商談が進み、3月半ばに製品化することができました。この間の経緯を少しだけ書き残したいと思います。

当初は、Eメールと電話での打ち合わせでしたが、長い取引きになる可能性が高い案件なので、販売の現場を見たり、ご担当者とお会いしておくほうが良いだろういう判断に当然なります。こうして、ほぼ30年ぶりに母校の門をくぐることになりました。

20150210_1435

2月の上旬に、商品の試作品を持参し、川崎市多摩区生田の小高い山の上にある、専修大学生田キャンパスへ向かいました。自動車のナビは、広くて通りやすい道を示しましたが、敢えて、在学当時に通学した道を選んでみました。最寄り駅からは、徒歩で約20分くらいかかる道のりも、自動車ならほんの数分。しかし、もともと交通量の少ない道なので、わざとゆっくり走って、当時の記憶を辿るのも、楽しい時間でした。

 受付で、商談に来た旨伝え、購買会の場所を尋ねると、私の在学中には無かった、新しい施設の中にあるとのこと。時の流れを実感しました。次回に続く


 

手焼きせんべい風林堂のオフィシャルホームページ
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2015年4月13日 (月)

小規模企業の弱点

3月~4月は年度替わりの需要で、例年とても忙しいのですが、今年はそれに加え、製造現場の従業員が疾病で一人長期離脱、その後もう一人も10日以上お休みという状況になりました。必然的に、私がずっと現場に張り付くことになり、PCに向かって出来ることが、非常に限られてしまい、ブログの更新も長期に渡り滞ってしまいました。

どこの企業でも同じと思いますが、人件費の高い日本で、余剰な従業員を確保しているケースはほとんど無いでしょうから、予想をこえた急激な需要拡大、あるいは供給能力の低下は、製造業の経営者にとって頭の痛い問題です。

こういった事態に対応するには、計画的にある程度の在庫を積むことしかできませんが、繁忙期にはそれも難しく、同族経営の会社であれば、家族従業員が休日返上や、夜間残業で対処というのがパターンだと思います。しかしながら、こういった緊急待避的な対応は、心身への負担が大きく長続きしませんので、やはり悩ましいところです。

先週半ばより、やっとスタッフの頭数が揃ってきて、何とか少し状況改善となってきましたが、ちょっとした危機管理が必須ということも、これからの課題と再認識した1ヵ月でした。


 

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手焼き煎餅(有)風林堂製菓
〒252-0335 神奈川県相模原市南区下溝536-24
TEL 042-777-4501
FAX 042-777-4502

2015年2月28日 (土)

電話応対

インターネットから集客をしているので、日々様々な問い合わせを頂戴します。
多くは、オーダーメード「ぷりんたぶるせんべい」について、細かい内容や、お客様のご意向がどのように反映されるかといったものなので、自ずと詳しい説明を差し上げるやり取りになります。

先日も、とある都内の企業の若い女性から問い合わせを頂戴し、色々な説明を致しました。その際ちょっと気になったのが、その方のリアクションです。

お客様「●●はどのようになりますでしょうか?」
私「それは▲▲のような手順となります」
お客さま「かしこまりました」「納期はどれくらいになりますでしょうか」
私「2週間ほど頂戴いたします」
お客様「かしこまりました」
以下同様のやりとりが続く・・。

多分、この方は普段から、ご自分の顧客や、取引先との応対をなさることが多く、へりくだった応対が身についらっしゃるのだろう想像されます。しかし、発注先になるであろう私に対して「かしこまりました」という言葉を使われることに、若干の違和感を感じました。勿論悪い気はしないのですが、所謂敬語、謙譲語のTPOとしてはふさわしくないような感じもしましたが、いかがでしょうか?

ネット社会の昨今は、特殊な業界の符丁が流布されたり、一部接客業の間で使われる間違った言葉遣いが蔓延すると言った現象も多く見られるようです。今回は、明らかにおかしいという類ではありませんが、社会人の敬語が、上手に使われていないという状況に、もしかしたら含まれるのかもしれないですね。

2015年2月22日 (日)

迷子のEメール その2

前回の続きです。

メアドのタイプミスを防ぐための、一番簡単な方法は、お使いの日本語入力システムユーザー辞書に、登録してしまうことです。Windowsに標準搭載され、最も多くの方がお使いと思われる、MSーIMEの場合には、以下の手順で行えます。

①画面の下にある、タスクバーの中に、IMEツールバーというのがあります。

Ime_2見つからない場合は、こちらをご覧ください

②ここにある黄色い箱型のアイコンに、ポインタを乗せると、ツールというポップアップが出ますので、クリックします。現れたメニューの中から、「単語用例の登録」を選びます。

Popup_2次に現れる登録メニューから、「読み」に関連付ける簡単な「めーる」等を入力し、語句の部分にお使いのメアドを入れ、登録すれば完了です。テキストを扱えるソフト、ワードやメモ帳などを開いて、登録した語句をタイプしてみて、変換候補にアドレスが表示されれば成功です。

Photo_2
ここにはかなり長い文章でも登録できるので、よく使う定型文なども入れておくと便利ですね。是非お試しください。

2015年2月 5日 (木)

迷子のEメール

インターネットビジネスで不可欠なのが、Eメールでのやり取りですね。受発注や代金の決済、データの交換、コンプライアンスの伝達など多岐に渡ってのコミュニケーションが瞬時に行えるので、ネット社会においては、もはや欠かせないツールと申せましょう。

Eメールは、PCで扱うものと、携帯キャリア各社が独自の企画で運営しているものがあります。もともと別の仕組みのものなので、互換性が低かったらしいですが、携帯各社が手当をすることで、やり取りが可能になっていたということです。近年スマートフォンの普及と共に、その違いを意識することは少なくなったと思いますが、ユーザーサイドの運用面では、なかなか難しい部分がまだあります。

風林堂のオーダーメード「ぷりんたぶるせんべい」においては、受発注業務をほぼ100%インターネットメールで行っております。サイトから、フォームメールでお問い合せやご注文を頂戴し、その後様々なやりとりをさせていただくのですが、最初の段階で記載していただくメアドのスペルやドメインが間違っているとか、携帯電話のアドレスで、スパム対策としてPCドメインのEメールに、拒否設定されているケースが希にあります。

そのような状態で送信されると、風林堂が使っているサーバーから、下図のようなメッセージが届き、こちらからの返信が出来ないということが起きます。

Photo このケースは、単純なタイプミスで、使われていたのが大手ドメイン名で、明らかに間違っているだろうと推測されましたので事なきを得ましたが、私が存じ上げないドメインだったり、携帯メールで着信拒否されている場合には、お手上げとなります。このようなことを防ぐため、申し込みフォームには細かく注意を書き入れ、レスポンスメール送信時にも、その旨お伝えしていますが、万全とは参りませんね。

メアドのタイプミスといったケアレスミスで、大切なコミュニケーションが滞ることになると、必要なものが必要なときに届かないといった、消費者としても困ったことが起きないとも限りません。次回は、こういったミスを無くすための簡単な方法をご紹介します。

2015年1月29日 (木)

小さな旅=高幡不動のだるま市

年があらたまり、1ヵ月が過ぎようとしている1月の最終週、お正月の代休を頂戴しています。滅多にない連休なので、どうやって過ごそうか考えているときに、たまたま目にした行事暦で、東京都下、高幡不動のだるま市が開かれることを知りました。

毎年、1月の28日に開かれるそうで、今年は私たちのお休みに重なりました。幸いお天気にも恵まれそうなので、長い歴史のある有名な市に行ってみることにしました。

電車を約1時間乗り継ぎ、降り立った京王線「高幡不動駅」は、東京のベッドタウン然とした近代的な駅前の雰囲気と、お不動さんの門前町らしい賑わいが混ざった街でした。

3_2 ◆小さめのかわいいだるまさん達

2_2 ◆大きいだるまの後頭部w

4_2 ◆横顔のクローズアップ

1_2 ◆間もなく90歳だというおばあさんが、
お客の依頼の文字をだるまに書き入れていました。

小高い丘に点在する社。細い参道に立ち並ぶ大小沢山のだるま。よく見るとそれぞれの顔にも個性があります。冬晴れの空気に響く威勢の良い呼び込みの声と、お客さんとの掛け合いも楽しく、気持ちの良い時間が流れていました。我が家に飾る小さめのものを何個か買い求め、お土産のおまんじゅうと共に、休日の小さな旅を終えました。

2015年1月17日 (土)

大震災

今日1月17日は、20年前に阪神淡路大震災が起きた日です。朝から追悼や、防災意識を喚起する番組が多く放送されていますね。当時、テレビの生放送で伝えられる惨状を見ながら、言葉を失ったのを思い出します。4年前の東日本大震災は、津波の脅威を目の当たりにしましたが、関西の大都市直下で起きた大地震は、人が作り上げてきた頑丈な構造物が、一瞬で木っ端微塵に破壊されるという意味で、違った衝撃を受けたものでした。

どちらの災害も、地震国日本で暮らしていれば、自分自身に何時起きても不思議では無い訳で、こうした機会がある毎に、今現在平和に過ごしていられるのは、単なる偶然なのではなかろうかという、無常観さえ抱いてしまいます。加えて、被災された皆さんの、復興に向けた苦闘を伝え聞くと、もしこれが自分だったらと、その困難さを想像し身震いしてしまいます。

小規模事業を営む身は、ある日その基礎である製造設備などの資産が失われたら、すぐに生きる糧を失います。あるいは、取引先の多くが被災してしまったら。福島原発が陥りかけた危機、首都を含む広大な地域が核で汚染されたら。そして何より、自分の身体が痛んで働けなくなったら・・。 人知を超える大災害で被災したとき、その後復活への意欲が持てるのかどうか、自信が持てません。

しかしながら、自由が保障された国に生きている以上、その対価として自分の生活は自分で守らねばならない義務がありますから、こういった機会に知恵を出し、リスクを少しでも軽減できるよう考えていく必要があります。  天災は忘れた頃に必ずやってくると肝に銘じて。

Photo

2015年1月 7日 (水)

母校からのオファー

お正月の風物詩といえば、「東京箱根間往復大学駅伝競争」いわゆる箱根駅伝ですね。毎年楽しみにしていらっしゃる方も多いと思います。今年は息子の通う大学が完全優勝を果たすという結果になり、我が家も大いに盛り上がりました。

本当は自分の母校の活躍を見たいところですが、かつては古豪と言われた歴史ある専大陸上部も、このところはイマイチ低迷していて、たまに本大会までこぎ着けても、上位に顔を出すことが滅多になくなり、やや寂しいお正月ではあります。大学スポーツで、メディアが大きく取り上げるのは、唯一この駅伝のみですから、ここで大学名を連呼されると、普段マイナーな我が母校も多少は名前を知ってもらえる機会になるのになぁ~などと、やや自虐的な期待などしてしまうのであります。

卒業から30年以上経っても、こういった機会に愛校心が蘇ってくるものですが、昨年末に、何と母校の購買部から、大学のオリジナルせんべい製作のオファーがあり、嬉しいオドロキと相成りました。詳細は今後打ち合わせるのですが、商談を兼ね卒業以来一度も足を踏み入れていないキャンパスに行ってみようかななど算段し、何となくワクワクして参ります。

専修大学のキャンパスは、川崎市多摩区の小高い山の上にあり、学生の頃には億劫だった坂登りも、今なら楽しく行けそうです。さて、どんなおせんべいが出来上がりますか・・。

Photo_2

写真は、創立100周年だった入学年時に貰った、校歌と応援歌が録音されたレコードです。
表に生田キャンパス、B面に神保町キャンパスが印刷されたEP盤。
レコードプレーヤーが無いので、もはや聴くことは容易ではありません。

2015年1月 1日 (木)

賀詞

Photo_2

2014年12月31日 (水)

年末に思うこと

2014年もあと一日を残すだけとなりました。個人的に振り返ってみると、仕事に没頭し、ある程度の結果が残せた一年だと思っております。特に、夏から初秋以降は、お休みをほとんど費やさねばならないくらいの仕事量となり、厳しいながらも充実していたと思います。その一方で、趣味や余暇を削らなくてはならない状況には、ややストレスもありますが、50代男としては喜ばしいことと、ポジティブに受け止めるべきでしょう。

この結果を、先日の総選挙で大勝した、与党政府の政策の恩恵と受け止めるべきか、あるいは自分と会社の努力の結果と受け止めるべきか、その両方なのか、確たる分析が出来るわけもありません。しかし、常々思っているのは、小規模事業者の場合、経営状況の優劣は、基本的に経営者の努力がすべてではないかということです。勿論、好不況がまともに反映される企業もあるとは思いますが、対象とする顧客や市場が限定される小企業の場合、世の中の大きな流れ、例えば全体の個人消費が数パーセント増えたというような状況が、自身の売り上げに即反映されるということは、考えにくいのではないでしょうか?(だからトリクルダウン説には否定的です) 効率的な市場においては、競争力に長けた企業が成長し、そうでない企業は退出を余儀なくされるというのが大原則であり、私たちもそれから逃れられる訳はありません。

一方、私たち小事業者にとって、インターネットの普及に伴い、市場が劇的に広がったことは大きな恩恵です。この無限のマーケットに向け、自社のサービスや商品への支持をいかに獲得し、売り上げに結びつけるか、経営者達は常に考え努力すれば、自ずと結果は付いてくるのではないでしょうか。 「伽藍を出てフリーなマーケットへ」が、これからの経営スタイルだと確信しております。

新年には新商品の投入と、新規の商談が決まっています。新しい年が着実なステップアップに繋がるよう、気持ちを引き締めて最後の一日を過ごそうと思います。

Photo●2014年最後の日の出

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