2007年8月 6日 (月)

ITセミナー参加しました

7月16日のエントリーに書きましたが、去る7月18日、相模原商工会議所主催のセミナーに参加して参りました。講師は、中小企業診断士で経営コンサルタント竹内幸次氏です。今回のテーマは「デザインが会社を伸ばす!~ブランド・CI・WEBのデザイン活用術~」
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注目の講演内容はというと、前半は、広義の「デザイン」を主眼においた内容で 企業経営と「デザイン」の関係として、企業経営に占める、「デザイン」の守備範囲の考え方や、経営資源としての位置づけ、顧客との関係などを論理的に解説いただきました。続いて「デザイン」に対する費用の考え方と、対投資効果の測定。 最後にブランド・CI等の概念のとらえ方と顧客との関連、企業活動への反映。 ここまでで前半が終了。 
 竹内氏の講演は、具体例を揚げながら、わかりやすく、聴講者をぐいぐい引きつける語り口であっという間に、2時間経過。

今回も、濃厚な内容のレジュメ。↑

 後半は、全段の内容を踏まえた、Webショップ運営における、視覚的デザインを中心とした具体的な内容で、多分、私を含め今回の参加者は、後段の内容の方が身近なテーマとして興味を引かれたのではないかなという印象でした。 こちらも、白熱(?)したまま、約30分の時間オーバーで終了。 質疑応答を最後に、今日を締めくくりました。

 風林堂のように、製造販売を一貫して行う専門店の場合、今回のテーマ、グランドデザイン的な概念に根ざした、店のイメージアップが、成長に不可欠になることはそれなりにわかってはいたつもりでしたが、高所からの戦略や具体的な取り組み、効果判断の基準などについての考え方を、根本的な視点から考え直すきっかけになりました。

 会議所からの案内は、「IT講習会」と銘打ってのものでしたが、今回のテーマは、どちらかというと、経営のポリシーに注目する内容だったように思います。 Webショップを運営していると、とかくテクニカルなテーマに関心が行きがちですので、足下を見直すよい機会になったなと振り返っています。

2007年8月 4日 (土)

雑誌の取材がキタ━━(゜∀゜)━━ッ!!

 3日ほど前のことですが、仕事場に電話が入り、「雑誌の取材に伺いたいのでお願いします。」との申し入れがありました。 ソースは“町田・相模原Walker” 。 有名な「TokyoWalker」などの姉妹誌(娘誌?)でWalkerPlusという位置づけのMookです。

今回は、マチ・サガ(町田・相模原の略)の民話にスポットを当て特集するとのことで、風林堂のサイトで、継続掲載している「さがみっぱらの昔話」に、注目されたようです。

以前もちょっとした取材を受けたことは何度かありますが、その際はライターの方が一人でいらして、デジカメでちょこっと撮影されていかれましたので、そんなものかなと思っていましたら。今回は専門のカメラマンが同行され、本格的なライティング付きでの撮影でしたので、ちょっとびっくり。1

残念ながら、お店の紹介記事はあまり載らないようなので、PR効果はイマイチかもしれませんが、私の顔写真を撮っていかれたので、9月の発売日には、皆さんにお目見えするやもしれません。(赤面)

←職人タイプのカメラマンと、お洒落なイケメンライター池田氏。


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それでも、風林堂の商品で、相模原の民話を素材にしたおみやげ向け商品「相模原草紙」というものがあることを伝えると、池田氏が興味を持ってくださり、商品撮影もしてくださいましたので、誌面の余裕があり、掲載されればありがたいなと思います。

←商品撮影の様子はこんなです。

発売は、9月中旬とのことですので、暫く先ですが、その際にも紹介させていただきたいです。

2007年8月 1日 (水)

爽やか!抹茶せんべい

今日は、抹茶入り砂糖をまぶした、小粒おせんべいを作りましたので、その様子を掲載したいと思います。商品については、風林堂の袋入りおせんべいの紹介ページをご覧ください。


1)まず、おせんべいを用意します。(超当たり前ですが(笑))。 風林堂の砂糖掛けおせんべいは、下地にしょっぱい味付けをします。抹茶用は白醤油での味付けです

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2)銅製の、大きな「さわり」と呼ばれる容器に、お砂糖と少量の水を加えます。 この「さわり」ですが、和生菓子屋さんで、あんこを作るのに使われているものと同じです。 

 


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3)加熱し、砂糖水が沸騰し110℃くらいになるまで煮詰めます。夏場には結構辛い仕事です。
初めはさらさらの砂糖水が、だんだん粘度を帯びて、ガムシロップ状になってきたらOKです。



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4)静岡県、島田の茶商から取り寄せたる抹茶を投入。このとき立ち上る風雅な香りは、お茶のエッセンスそのものです。長生きできそう(笑)





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5)抹茶に火が通りすぎないよう素早くおせんべいを投入。火を止めて、間髪入れずに大きいへらでガシガシかき回します。少しずつ熱が抜けてくると、お砂糖が固まり始め、水飴状態になりますが、意に介さずさらに攪拌。すると、あーら不思議、一瞬の後ぱらぱらの、ばらばらになります。


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6)見事完成。5)の状態と比べると一目瞭然ですね。 この後完全に水分を抜くために、温風 乾燥し完成です。




いかがでしょうか? ちょっとしたこつをつかめば、ご家庭でも簡単にできますので、お試しください。 容器は、銅でなくても大きめの鍋、ボウルでも問題ありませんが、ステンレスは砂糖が焦げやすいのでお勧めできません。

純銅製の調理器具は、油断をするとすぐ緑青がつき、青黒くなってしまいますが、使う前に塩と酢を混ぜた溶液で磨くと、ぴかぴかになります。 よく、10円玉を梅干しでなでると、輝くというんちくがありますが、原理は同じです。 

おせんべいの代わりに、揚げた薩摩芋でつくると、おいしい芋菓子になりますね。


2007年7月30日 (月)

唯一せんべい その2

前々回に続き、女子美アートミュージアムさま関連です。

スタッフの皆様のご厚意で、林唯一画伯の展示を拝見する機会を得ましたので、早速入館、鑑賞させていただきました。 今回の展示作品は、全国土着の祭りをモチーフに、その装束をスケッチしたものだそうです。 鉛筆画のようなタッチで極細密に描かれ、且つ、多分原色をほぼ忠実に再現したのであろう彩色は、私のような絵画審美眼の無いような素人目をも感嘆させるものでした。 「祭りの装束」という展示のタイトルどおり、当時のハレの装束のもつ、歓喜や晴れがましさが伝わってくるのはもちろん、それを纏った人々の表情さえも活き活きととしていて、鑑賞しているほうも、なんだかうれしくなるような作品ばかりでした。


2 一通り鑑賞させていただいた後、ロビーに出てみると、こちらには現役学生の作品が展示されていましたが、こちらは私には難解で、ちょっと困ってしまいました。 なにやら自然と共生する建築のモデルらしいのですが、う~ん??
彼女たちのセンスは、私のような凡人には理解しがたいです。

←展示の様子


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その奥には大きな窓と、外には広々としたキャンパスの中庭。
もう、夏休みに入っていたようですので、学生の姿は見られませんでしたが、こんな環境で学んだアーティストの卵たちは、その才能をいつか大きく開花させるのでしょう。
次の展示のご案内が頂けるよう申し込んできたので、時間が許す限り美術にも触れてみる機会が多くなればと思っています。

2007年7月27日 (金)

唯一せんべい

 当店からおよそ直線で3Kmほど離れた相模原の丘陵地に、市立と県立の自然公園「麻溝公園」・「相模原公園」に隣接する芸術系の大学「女子美術大学」(通称じょしび)があります。
ほぼ1ヶ月ほど前に、「女子美」のキャンパス内にある施設「女子美アートミュージアム」さまより。「ぷりんたぶるせんべい」の製作依頼がありました。 その名も「唯一せんべい」。 はじめ、メールオーダーを拝見したときには、“ただいち”を“ゆいいつ”と読み、勝手に、「世界に一つだけのおせんべい」などと、どこかの歌のタイトルのような思いこみをしていましたら、「林唯一」という。大正~昭和初期に活躍された、画伯の名と後から知りました。
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        沢山できた「唯一せんべい」→

 製作依頼されたおせんべいの柄は、右の写真のような似顔絵入りのものです。 「さすが美大だなー」と感心していましたが、これも後で伺った話では、画伯ご本人の筆による自画像だそうです。
5月下旬から、7月下旬のほぼ2ヶ月間、同ミュージアムで、「祭りの装束・林唯一の眼」という企画展示があり、おせんべいは、ここでお使いいただいたようです。

 近くにあって遠いところ、私にとっての女子美はそんなイメージでした。 今回、ご縁があって商品の配達に出向き、ミュージアムやキャンパス内を訪れたのをきっかけに、前述の企画展示を見せていただく機会を得ましたので、久しぶりの美術鑑賞させていただきました。

2007年7月26日 (木)

春のかたみat中野サンプラザ2

※前回からの続き
指定された席は、2階右側。どうも、所謂業界関係者と見受けられるお客様に囲まれ、居心地悪く座っていましたが、ライブの本番が始まるとすっかり入り込んでしまい、時に華麗に、時にしなやかに、また時に激しく踊り唄う元さんのパフォーマンスを堪能させていただきました。私が座った席の右数席先には、同じ事務所のシンガーソングライター山崎まさよしさんが座っておられました。ライブの中盤あたりに中座されたので、お帰りになったのかなと思っていると、なんとステージ上手よりハンディビデオカメラを手に登場。 「山ちゃん!!」と答える元さんとのからみのしばらく後、席に戻ってこられました。 意外な演出に、お客様は大喜び。この日一番の盛り上がりの一瞬でした。注目のライブは、元さんの歌唱はもちろんのこと、視覚的な演出、サポートミュージシャンのクオリティも相当なもので、初めから終わりまで充実した内容でしたので、今回初めて生で元さんの歌声を聴いた私でさえ感動を覚えるほどでした。

Harunokatami_book_2


 ライブ終了後、件のゲストパス持参で一般のお客様が引けた2階ロビーに出向くと、たった今唄い終えたばかりの元さんが登場、ステージ上の華やかなドレスとは衣替えされ、ラフな出で立ちで、今日のゲスト客に目前でご挨拶されるという幸運に遭遇できました。レコード会社等、関係の深い方から順に直接お話されていましたので、私も気長に待っていれば握手くらいさせていただけたかもしれませんが、残念ながら帰りの電車の時刻が迫ってきて、今回は近くで拝見するだけに留まってしまいました。残念! しかし、そこには最近超売出し中のアンジェラ・アキさんもいらっしゃり、別の意味で儲けた気分になりましたが・・(笑)

こんな訳で、とても得がたい経験をさせていただき、思わぬ大収穫を得た1日でした。

ゲストの皆さんに配られたおみやげのブックレット。↑
普通は、グッズ販売のカウンターで求めなければならないようです。
「元せんべい」も一緒に売られていて、大盛況でした。

2007年7月23日 (月)

春のかたみat中野サンプラザ

もう、1年以上前になりますが、当店の企画商品、「ぷりんたぶるせんべい」の紹介ページに掲載している、元ちとせさんの「春のかたみ」せんべいの発注元事務所さまからのご厚意でご招待をいただき、中野サンプラザに元さんのライブを聴きにゆく機会を得ました。以前、「店長の相模原通信」というコーナーで書かせていただいた記事ですが、得難い体験でしたので、あらためて書かせてもらおうかなと思います。


 実は、このおせんべいのお話を頂くまで、元さんの曲は、FM放送から流れてくるのをなんとなく聴いていたくらいで、特段注目していたシンガーというわけではありませんでした、ただ、「とても個性的な、ほかには無いタイプのヒトが出てきたなー」という印象は持っていましたが・・。ご招待を頂いてから慌てて最新CDを購入し、数日間車移動中などの時間に聴き込み、この日に備えました(w)。大きい会場のライブは、クラシックを除くと、本当に10数年ぶりで、中野サンプラザも、学生の頃サードワールドというレゲエバンドのライブに行ったきりでしたので、こちらは20数年ぶりという有様です。ちょっとドキドキして、関係者受付という入り口から入らせてもらうと、受付スタッフの方に、「おせんべいご馳走様でした。」とのお言葉。実は前日、少し余計に出来てしまったおせんべいを、差し上げるためにお送りしていたのでした。(賄賂ではありません、決して!)そこで、ゲストパスというステッカーを頂きましたが、これが後ほど物を言うことになるのです。 

※続きは次回
Pass ←ステッカーになっていたゲストパス。暗いロビーで撮ったのでブレブレでゴメンナサイm(_ _)m

2007年7月21日 (土)

おせんべいのモト

先ほど、サッカーのアジアカップで、日本代表がPK戦の末、オーストラリアに勝利!
いつもながらPK戦は、心臓に悪いですね。
私が贔屓にしている清水エスパルスの選手は、ここ暫く代表に選ばれておらず、(韓国代表にはいますが)ちょっと残念ですが、国際試合での真剣勝負は、応援のしがいがあります。


 さて、皆さんはおせんべいを焼く前の、モトである生地をご覧になったことありますか? 本場埼玉草加や、東京浅草の仲店など、手焼きせんべいの実演を見せながら販売しているお店を覗いたことがあれば、目にされているかもしれませんね。 おせんべいのできあがりの形や厚さなどは、生地の段階でほぼ決まりますので、そのお店のバリエーションの数だけ、生地の種類もあるということになります。 今でも、生地作りから、焼き、味付けまで一貫で行っているお店や工場も散見されますが、ほとんどのおせんべいやは生地作りを専門業者に委託しています。
 当店も、一部を除き、ほとんどを埼玉県川越市の専門業者に委託発注しています。 これは受け持ちを分業化することで、それぞれの得意分野に、研究と技術を集中し、よりよいものを作っていこうというのが、合理的と考えるからです。Kiji
 一貫生産のよさも、もちろんあると思いますので、どちらがよりよいかは、一概には申し上げられません。 できあがったおせんべいを召し上がってくださるお客さまのご支持がすべてということでしょうか。

←いろいろな形のおせんべい生地。
   中央の丸形が直径約8cm 

おせんべいの生地は、簡単に言えば、薄く伸ばして乾かしたお団子です。お団子は放っておくと堅くなり、あるいはカビたり、腐敗したりと、その寿命は1日限りですが、乾燥させ、水分をある程度抜いてしまうと、長期保存に耐えられるようになります。ですから、生地作りと、焼きが分業できるわけです。

 そのあたりの科学的(?)な、説明は、回をあらためて、書きたいと思います。

2007年7月19日 (木)

かつての地元で

 かつて、風林堂の店舗があった、小田急相模原駅北口のサウザンロード商店街。そこを離れて、早3年が過ぎましたが、今でも親しくさせてもらっている友人がいたり、行きつけのお店があったりと、10年以上暮らした街なので相変わらずの愛着があります。
 残念ながら、風林堂のあった場所は、現在空き地になってしまってNp_6いますが・・。

 そんな商店街を舞台に、少し前に映画のロケがあったとのこと。それも、風林堂の店舗があった場所の目の前のおもちゃや「あだちや」さん。 なんでも、個人営業の“おもちゃや”は、最近ほとんど無く、同店に白羽の矢が立ったそうです。
タイトルは「棚の隅」 。舞台となったおもちゃやの主として主演したのが大杉漣さん、その元妻が内田量子さん、現在上映中のようですので、ご興味のある方はご覧になってみては・・・。

    新聞記事より。
   主演の二人が市長を表敬訪問→ 

2007年7月17日 (火)

おせんべいにイラスト・文字をプリント「ぷりんたぶるせんべい」

風林堂の商品の中でネット受注一番人気。「ぷりんたぶるせんべい」です。

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一昨年導入した技術ですが、おかげさまでネット経由で全国各地より沢山のご注文を頂いております。
おせんべいに文字・イラスト・名入れなどが自由自在に印刷でき、企業・個人を問わず、個性あふれる使い方のアイデアを頂戴しています。
個人のお客様のご注文で一番多いものは、ご結婚披露宴で、ご招待のお客様を見送られる際の、プチギフトとして、お二人のお名前・メッセージ入りで作られるものです。
以前は、おせんべいは割れるので、ご結婚の引き物には向かないと、敬遠されることが多かったようですが、最近は、より個性的なものをというニーズのほうが勝っているのかもしれません。
 HPで紹介しきれないものなど、少しずつご覧いただければと思っています。

詳しくは風林堂HP「ぷりんたぶるせんべい」のページから・・・。

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手焼きせんべい処相模原風林堂のおせんべい日記

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