四方山 Feed

2020年5月25日 (月)

#7日間ブックカバーチャレンジ 2

前回に続き、書物のご紹介です。

20歳代半ばに読んで大きな影響を受けました。こちらも、ノーベル経済学賞の学者。現代の格差社会の根本にある「新自由主義」的思想の象徴として、非難されることも多いようですが、「教育バウチャー」「負の所得税」など、福祉と効率を両立させる提言などは、素晴しいアイデア。一読の価値はあると思います。しかし、著者の炯眼を持っても、人間の経済活動を根本から揺るがす、世界的な疫病流行までは想定していませんね。

フリードマン 選択の自由

フリードマン夫妻 選択の自由

次から路線変更。スポーツグラフィックNumberの創刊号に掲載された、あの有名な作品「江夏の21球」が納められている1冊。スポーツノンフィクションというジャンルを切り開いたパイオニアである著者が、取引先オーナー社長の同級生ということもあり、何度かお目にかかったことがあります。取り上げられた素材や視点は勿論、クールな文体が大好きで、大ファンでした。今存命なら、昨年のラグビーW杯や、今の若き日本人アスリートの活躍にまつわるストーリーなどを、独特の切り口で描いてくれただろうなと思うと残念です。

山際淳司著 スローカーブをもう一球サインを頂戴した、山際淳司著 スローカーブをもう一球 

※次回に続きます。


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疫病退散アマビエせんべい
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2020年5月10日 (日)

「The Weight」MyFavourite

私が朝食を食べながら見るAM4時台のテレビコンテンツ、週末になると、どの局もテレビショッピング番組ばかりなので、仕方なくYoutube動画を見たりします。
過去閲覧履歴よりオススメを見せてくれるのは、ご存じのとおりですが、今朝は、これが登場し思わず見入ってしまいました。
音楽が世界を繋ぐ・・・みたいなコンセプトの動画は良くありますが、これは超気に入りました。「The Weight」生みの親、ロビー・ロバートソン本人が登場しているのがサイコー。そして、ネパールや中東の伝統楽器がこの曲にフィットするとは新しい発見です。Charも格好良く弾いてるし・・。冒頭に登場のリンゴが、何で?と思って、続けて他の動画見てたら、ザ・バンドの解散コンサート「ラスト・ワルツ」にも出てたのに気付きました。なるほど。
こういうの見ると、音楽を奏でられるひとは、素適だな~と思うのであります。メンバーほとんど故人となったバンドの名曲も現代に蘇る・・ですね。私が死んだら、棺桶に入れて欲しい曲のひとつです。
本編始まる前のCMが長いですが、よろしければ・・。


YouTube: The Weight | Featuring Robbie Robertson and Ringo Starr| Playing For Change | Song Around The World


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2020年5月 1日 (金)

緊急事態宣言延長への心配

セルフコントロール(自制・自己管理)に必要な「意思力」という言葉は、日常でよく使われますが、脳科学的な根拠を持つ実態のある能力であることが、科学的に証明されているそうです。生活上の節制は勿論、仕事や勉強、人間関係、約束や法律の遵守など、セルフコントロールが必要なシーンには枚挙にいとまがありません。このように、意思力は日常生活や仕事上不可欠な要素でありますが、使うとすぐに消耗してしまう、希少資源としての性格を持つことも解っているそうです。そのため、精神的負荷の大きい仕事に関わったり、トラブルに遭遇して心にダメージを受けたりすると大きく消耗してしまいます。また、そのことによって、ネガティブな行動に陥りやすくなるという面もあるそうです。喜怒哀楽の幅が普段より大きくなったり、大きな仕事の間、部屋が散らかったりというのも、これにあたります。ですから、自己管理には、消耗というコストを上手に配分し、意思力という限られた希少資源をを効率的に使うことが必要となるそうです。目標を達成するには、このことを自覚することは重要で、無自覚のままで課題に取り組むと、自制の配分に無駄が生じ、意思力を無駄に枯渇させ、失敗することが多くなるそうです。

自滅する選択

新型コロナウイルス禍で出された緊急事態宣言で、国民全員の行動が制限されています。「必要最低限以外の外出を自粛し、家で過ごしましょう」。当初、この宣言は、1ヵ月とされていましたが、報道によりますと、更に1ヵ月延長される可能性が高いようです。窮屈なのも大型連休明けには改善されるかもしれないと期待していた方もいらっしゃるでしょう。宣言発出から今までの、日本国民の行動の結果に由来しているのだとはいえ、予期されない自己管理ほど、消耗が大きいとされていますので、国民全体の意思力が、どれくらい減少するのか心配です。自制を続けるには、メリハリを付けてやることが大事で、例えば、普段の日常であれば、大きな仕事の前に英気を養うとか、仕事帰りやお休みの日に羽を伸ばすとかいう行動がこれにあたります。緊急事態宣言下での生活で、こういったメリハリがつけにくいのは、皆さん同じ感覚だと思われます。

政府の要請や説明には、感染拡大による危機を伝え、我慢という自制を促すだけで、意思力を上手に配分することが重要だという視点が足りないように見えます。自制が必要な期間は最大どれくらいなのか。頑張ったあかつきには、どのようなご褒美があるのか。上手に息抜きするには、どうすれば良いのかなど、もう少し易しく語ってもらえると、従う国民としても、もう少し上手にセルフコントロールできるのではないかと思うのであります。


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2020年4月27日 (月)

緊急手術

Photo_6この時期に、まさかの突然の病(っていっても大したことないけど)で、緊急手術(そんなに急を要したわけじゃないけど)から約1週間。下腹の傷跡が癒えてきたので、少しずつ日常業務に復帰です。忙しい時期だったらそのうちに~なんて放置したところですが、幸か不幸か、新型コロナ禍で仕事量が減っていたし、病院も空いているとのことだったので、えいや!と即決でした。今は、「フランケンシュタインの怪物」の顔みたいな、ややグロい縫い跡周辺(場所が場所だけに写真じゃお見せ出来ませんが)が、死にそうに痒くて参っております。明日の受診で、保護シートが取れて、晩酌も再開出来る予定。(括弧書きが多くてスミマセン)

今日の記事は、Facebookに投稿したものをコピーしての掲載でした。ややふざけた内容で、申し訳ございません。


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2020年4月 8日 (水)

感染拡大が止まらない理由

将来に備えて貯蓄しなくてはいけないのは解っていて、散在してしまう。健康に悪いと知っていながら、不健康な食生活を続けたり、喫煙をやめられない。今日片付ければ楽なのに、仕事を明日に延ばしてしまう。行動経済学で言うところの、『現在バイアス』。未来の大きな利益の可能性より、目先のことを過大評価してしまう心理のことを言うそうです。

若者の感染が増えて、クラスターとなっているとの報道が目に付くようになりました。若者は、このバイアスが働きやすい傾向にあると言われています。「ウイルスに感染したら大変だ」という合理的判断が、「長期の旅行で欧州に行けるのは、卒業時の今しかない」とか、「多額のキャンセル料を払うのが惜しい」とかいう心理に負けてしまう。感染リスクを熟知しているはずの若い医師達が、厳しい研修を終えて開放され、リスクを顧みず宴会で羽を伸ばし、感染者を多く出してしまうのも、これに近いでしょうか。大人に比べ、経験値が少ないことも、影響を及ぼしているとか。


私たちの内面では、目先しか考えないキリギリス的な自分と、将来を考えるアリ的な自分が、いつも葛藤しているそうです。アリ的な自分が計画を立て、いざ実行する段階になるとキリギリス的な自分に支配され、やめてしまう。「選考の逆転」という現象です。こういった心理を自覚して、逆転が起きないよう、セルフ・コントロール(自制)が必要になるわけです。「コロナ疲れ」などという理屈をつけて外出を正当化し、感染を広める行動をするのは、避けるべきでしょう。長い人生の、少しの期間の我慢で、遠くない将来に平穏な生活が戻るのです。

自滅する選択何年か前に読んだ本です。今日のテーマに沿った内容です。


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2019年7月15日 (月)

キャッシュレス決済についての記事

数日前の新聞記事からの引用です。非常に興味深く、且つ納得できる内容でした。事業者とて、同時に消費者でもあるわけですので、知っておくといろいろな場面で自制に繋げられるでしょう。最後の、日本人が現金を好む理由に、なるほどと思わされました。日本人には、神経伝達に関わるセロトニントランスポーター遺伝子のSS型を持つひとが多いというのに、関係あるかもしれないですね。最近話題になった、老後資金についての不安感なども、根っ子は同じかも。セロトニントランスポンダー遺伝子についての関連記事

ここから-------------------------------------------

「キャッシュレスより現金払いのほうが良くない?」

なかなか手に入らないバスケットボールの試合チケットのオークションで、クレジットカード払いの人は、現金払いの人に比べ、平均約2倍高い価格で入札していた――。マサチューセッツ工科大の研究者によるこんな実験結果があります。
なぜこうなるのでしょう。クレジットカード払いだと、銀行口座から引き落とされるのは通常1カ月以上先で、「支払いの痛み」を感じにくいからです。現金払いは、財布を取り出し、お金を数え、店員に渡すので、お金が減ることを実感します。様々な研究で「支払いの痛みは、支払時の作業量に比例して増す」ことが分かっています。

 クレジットカードは現金払いに比べ作業量は少ないし、目の前で現金が出ていかないため、支払いの実感が低くなります。通販大手のアマゾンが、基本的にカード払いなのは理にかなっています。電子マネーなら、取り出して端末の上に置くだけですから、最も作業量が少ないと言えます。

キャッシュレス決済の比率を上げるなら、まず、消費者が「使い過ぎるかもしれない」という心理的な特性を知っておく必要があります。もちろん、過度に使い過ぎを恐れて現金を過大評価するのも、過小評価するのと同じくらい考えものです。キャッシュレス決済は、ある程度の収入を得て、お金の管理ができたら使うべきでしょう。

 支払いの痛みはどの国の人でも同じはずですが、日本で現金払いが多いのは、無意識に無駄遣いを控えようとしているのかも知れず、将来の家計の収支に悲観的な見方をしがちなことと関係があるのかもしれません。

朝日新聞デジタルより 消費者行動論 名城大学 中川宏道准教授談

ここまで-------------------------------------------

実務面から見てみれば、金融機関、大手流通など、大量の資金を扱うところでは、現金の運搬管理、現金での決済処理などにかかる膨大なコストを削減できる等、キャッシュレス化で得られるメリットが大きいでしょう。また、私のような、商品・サービスを提供する側からすれば、支払いに対する心理的な障壁が低くなることで、より多く消費してもらえるのであれば、それは戦略として正しいと言えます。しかし、同時に、消費者としての側に立ってみれば、キャッシュレス決済のファクトと功罪を知っておくべきであり、それは、消費行動についての答えに繋げられそうですね。


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2019年6月 9日 (日)

老後資金が足りないって?

先日、金融庁が発表した、公的年金だけだと老後資金が2000万円不足するという試算について、野党はここぞとばかりに大批判、日和見マスコミも大々的に取り上げ、ネット掲示板などは大騒ぎになっているようですが、そのおおよその反応は、「100年安心のハズじゃなかったのか?」「今更何だよ!」「そんなに貯められるかボケ!」というものが多いと思います。

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しかしながら、ちょっと違った視点で眺めてみますと、日本人の個人金融資産総合計は、昨年末で1900兆円に迫る巨額であり、その多くが70歳以上の高齢者保有と言われていますよね。多くの高齢者が、お金持ちっていうことです。ということは、2000万円で老後が賄えるのであれば、それ以上の資産は余剰であると見ることも出来るわけです。つまり、金融庁は、お金持ちの高齢者に、そんなに沢山貯め込まなくても心配ありませんよ。欲しいものを沢山買って、美味しいものを沢山食べて、楽しい旅行もどんどんして、少しくらいムダ遣いしても、ぜ~んぜん大丈夫ですから~と言ってるのではなかろうかと。1900兆円の中から、数パーセントくらいでも消費に回してもらえば、景気刺激には十分すぎるボリュームであり、経済の好循環に大きく寄与するであろうことは必至。税収増、財政規律健全化早期達成を玉条とする財務省のお先棒を担いだのではなかろうかと。
ふ、ふ、ふ、その考えは甘いのだよ金融庁&財務省。お金持ちになるということは、どういうことか。滅多なことでは無駄遣いをせず、質素、倹約を旨とし、長き渡り 収入>支出 という家計財政状態を保っているからこそ達成できるものなのであります。お上が、ちょっとばかり甘いことを言ったところで、日本人の身に染みついた節約志向は、簡単に変わるもんじゃありませんぜ。
残念だったね、金融庁&財務省。


今回は、SNSに個人アカウントで投稿した、半分ふざけた内容のままを掲載しました。

2019年5月 2日 (木)

令和は、ひとの仕事がAIに取って換わられる時代

昨日、新天皇が即位され、「令和」と改元されました。日本中祝賀ムードに包まれ、新しい時代への希望が感じられましたね。しかし、元号が変わったからといって、今の日本が抱える諸問題がリセットされる訳ではありまません。そんな中、これから近い将来の社会を予想するのに、うってつけの記事を見つけました。前回の投稿に関連して、その新聞記事から引用します。

"野村総合研究所が4年前、英オックスフォード大と共同研究した試算によると、2030年(令和12年)ごろ、日本の労働人口の49%が人工知能(AI)やロボットに代替される可能性があるという。601種の職業ごとに、自動化される確率をはじき出した。独立行政法人の労働政策研究・研修機構が「職務構造に関する研究」(12年)で報告している職業を対象にした。(朝日新聞デジタル版より)”

記事のなかで一覧表示された、最上位と下位を載せてみます。あなたの仕事は、入っているでしょうか?

1

2

3

546

563

579

リストすべてをご覧になりたい方はこちら。AI.2xls.pdfをダウンロード

(Web記事をエクセルに取り込んで加工していますので、一部表記に不具合があるかもしれません。ご了承ください)

2019年3月20日 (水)

ラジオの時間

ラジオを買い換えました。平成も終ろうというのに、随分アナログじゃんという声も聞こえそうですが、確かに、スマホのラジオアプリ+bluetoothスピーカーという、最先端組み合わせもちょっと考えたのですが、災害の多い昨今、いざというとき役立つかもと思って選びました。
もともと、河岸段丘の下の地形に建っている風林堂は、東京のAM放送の受信状態が悪かったのと、製造機械のインバーターモーター類が動き出すとでノイズが入って使い物にならなかったのですが、ワイドFM周波数帯対応で、快適に聞こえるようになりました。

Radio

以前は、FM放送を聞いていることが多かったのですが、お気に入りのDJが、朝の時間帯放送から降りてしまったのを機に、AM局の情報番組に乗り換えました。毎朝、5時半の始業と共にスイッチオンです。

2018年11月 2日 (金)

恒例酉の市に

昨日は、今年11月最初の酉の日ということで、毎年恒例にしている、酉の市に行ってきました。

隣町、町田市の繁華街にあるお寺(神社ではないのですね)の境内に、数件の出店が立ちますが、もう20年以上同じ店で買い求めています。この間、お店の主は何回か変わってますが、何人かが顔なじみなので、毎年、「また来たよ~」というやり取りをして、少し大振りりの熊手を買い求めます。

昨年まで、友人が営む和菓子店の分も併せて、2個買っていたのですが、残念ながらその友人が、昨年春鬼籍に入ってしまい、残された奥さまが切り盛りしていたお店も、今年の春先に閉じてしましましたので、今年から1本だけ求めることになりました。

私たちも、あと何年お店を続けるか解りませんが、商売繁盛を願い、閉じるまでは買い求めたいと思っています。

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●熊手を買った後には、他のお店の皆さんも一緒に、三本締めで景気を付けてくれます。

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